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すかたん の商品レビュー

4.2

67件のお客様レビュー

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2024/07/09

知里、小万、志乃、おかね、女性陣が魅力的だ。 芯があって、仕事をしている姿がかっこいい。 最初の頃の知里に対する志乃の説教は私にも刺さりました… ちゃんと仕事します… 武家と商人と農家、それぞれの立場や暮らしがあって、江戸時代らへんの日本史を学び直したくなりました。 難波葱や...

知里、小万、志乃、おかね、女性陣が魅力的だ。 芯があって、仕事をしている姿がかっこいい。 最初の頃の知里に対する志乃の説教は私にも刺さりました… ちゃんと仕事します… 武家と商人と農家、それぞれの立場や暮らしがあって、江戸時代らへんの日本史を学び直したくなりました。 難波葱や勝間南瓜、そして田辺村の丸大根 食べたことのないなにわの伝統野菜たち 大阪旅行の際は、551の豚まんとりくろーおじさんのチーズケーキだけでなく野菜も買って帰ろうと思います^^

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2023/12/04

うんうん、楽しい。 時代小説ってのは痛快小説が多いのか(時代小説ビギナーです)、わかりやすくって読後スッとする。 大阪の商いの様子がよくわかって、季節や行事事を大切に過ごしていたことを羨ましく思う。あと、なんとなく大阪ってケチ臭い(値切ってなんぼが浅ましい)イメージがあるんだ...

うんうん、楽しい。 時代小説ってのは痛快小説が多いのか(時代小説ビギナーです)、わかりやすくって読後スッとする。 大阪の商いの様子がよくわかって、季節や行事事を大切に過ごしていたことを羨ましく思う。あと、なんとなく大阪ってケチ臭い(値切ってなんぼが浅ましい)イメージがあるんだけど、払拭されるような小気味の良さある。 恋ばなありで今村翔吾さん言うように朝井まかてさんの女の時代小説いいわ。好き。

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2023/04/09

武士の後家が生きていくために大坂の青物問屋に女中奉公に上がり、慣れない風習と仕事に戸惑いつつも市場構造の改革を目指す若旦那を支える話。 一言で言えばこんな感じですが、若旦那は信念と人柄だけで暴走するタイプだし、主人公の知里も最初の頃は単なる使えない女子衆だし、お決まりの敵役もなか...

武士の後家が生きていくために大坂の青物問屋に女中奉公に上がり、慣れない風習と仕事に戸惑いつつも市場構造の改革を目指す若旦那を支える話。 一言で言えばこんな感じですが、若旦那は信念と人柄だけで暴走するタイプだし、主人公の知里も最初の頃は単なる使えない女子衆だし、お決まりの敵役もなかなか巧みで一筋縄ではいかないところに加え、御家さんや志乃さんといった格好いい女性達の存在が物語を引き締めている。 当時の大坂の様子が窺えるところも良し。

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2023/01/02

主人公・知里は江戸っ子。藩主の大坂城代赴任に伴い、藩士の夫と共に大坂で暮らすようになるが、一年ほどで夫は病で亡くなる。ひょんなことから青物問屋「河内屋」の上女中となる。そこで遊び人で問題児の若旦那が起こす色んな問題に巻き込まれながらも、若旦那に惹かれていく。憎めない人柄の若旦那と...

主人公・知里は江戸っ子。藩主の大坂城代赴任に伴い、藩士の夫と共に大坂で暮らすようになるが、一年ほどで夫は病で亡くなる。ひょんなことから青物問屋「河内屋」の上女中となる。そこで遊び人で問題児の若旦那が起こす色んな問題に巻き込まれながらも、若旦那に惹かれていく。憎めない人柄の若旦那と知里がどうなっていくのかと終盤は一気読みでした。知った地名が沢山出てくるし、上方の言葉が心地良い。とても面白かったです。

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2022/02/03

高田郁の「みをつくし料理帖」や「あきない世伝金と銀」の様な味わいを感じる小説でした。 商いに対する思い、周りの人に対する思い、何かに取り憑くように事に勤しむ思い、楽しんで読ましていただきました。少し出来すぎた結末に軽さを感じるも、御寮人志乃の最初からの思いも最後に明らかになり、納...

高田郁の「みをつくし料理帖」や「あきない世伝金と銀」の様な味わいを感じる小説でした。 商いに対する思い、周りの人に対する思い、何かに取り憑くように事に勤しむ思い、楽しんで読ましていただきました。少し出来すぎた結末に軽さを感じるも、御寮人志乃の最初からの思いも最後に明らかになり、納得。次は、「恋歌」のページを括りたいと思います。

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2022/01/28

最初のとっつきは 悪かったです。 寺子屋を首になった頃は やたら江戸うまれを押し通す やな女です。 青物屋の女子衆として 働き始めてから やっと心根がシャンとしたような。 食べることが好きなことが 人生をいい方に向かわせます。 美味しそうに食べる っていいことなんですね。...

最初のとっつきは 悪かったです。 寺子屋を首になった頃は やたら江戸うまれを押し通す やな女です。 青物屋の女子衆として 働き始めてから やっと心根がシャンとしたような。 食べることが好きなことが 人生をいい方に向かわせます。 美味しそうに食べる っていいことなんですね。 ご飯作った人も 食べるの見ているひとも気持ちがいい この美味しいものいっぱい食べる ということが気持ちも素直にさせ いろんな人が目をかけてくれる。 難しく気難しい御寮さん 何故か 裏の畑の世話を知里に任せる。 ここでいろんな野菜を人に聞きながら育てる。 これが 心を耕したのかな? たぶん 若くして死んだ亭主の方が 若旦那の清太郎より いいおとこだったんだろうなあ! 清太郎のいい所をわかりながら 主人夫婦の心も解きほぐしていく。 ハッピーエンドが大好きな私好みの ハッピーエンドに向かうお話しです。

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2021/09/27

202108/知里のキャラが好きになれない所がちょっとあったけど、舞台や展開も面白くテンポ良く一気に楽しめた。

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2021/08/29

数々の問題に真剣に、しかも大胆に取り組んでいく2人の行動力に目を見張ります。そして清太郎と知里の心の揺れ具合にこれまた、どうなるんや⁉️と言う期待と不安が交差する。読後の清々しい気持ちと、ああ良かったと言う満足感が残る一冊です。

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2021/07/25

しばらくぶりに読む、朝井まかてさんの作品。 筋立の確かさとリズムの良い文章は常のごとく、そこに商売を巡る騒動といくつかの恋が重なり、気がつけば物語の世界にすっかり入り込んでいた。登場人物がみな魅力的で生き生きとしているからか、誰の気持ちもよく分かる気がして、時代物なのに、同じ時間...

しばらくぶりに読む、朝井まかてさんの作品。 筋立の確かさとリズムの良い文章は常のごとく、そこに商売を巡る騒動といくつかの恋が重なり、気がつけば物語の世界にすっかり入り込んでいた。登場人物がみな魅力的で生き生きとしているからか、誰の気持ちもよく分かる気がして、時代物なのに、同じ時間・空間にいるような隔てのなさがある。 重さと軽さのバランスが絶妙。

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2021/05/25

すかたん(講談社文庫) 著作者:朝井まかて 発行者:講談社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 天下の台所で繰り広げられる美味しい物と恋のお話し

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