一匹羊 の商品レビュー

山本幸久(著者)

2015/01/12

ほのぼのした短編集。
オチがないから、ふーんって感じやけど、テディベアの恩返しや、踊り場で踊るは、暖かくてよかったかな。

2015/03/12

短編集。

職場や現状に対する鬱屈とした主人公の苛立ちと、
その中で起きる事件によるちょっとした心情の変化
について書かれる構図が多い。
（そして個人的には好みの構図である。）

「どきどき団」、「テディベアの恩返し」
あたりが面白かった。

著者はお水の人となんかあったのか、
と思うくらいお水関係の人が良く登場する。

あとがきの解説がたまたま最近読んだ本の
著者だったので、あわせて応援したくなる。

2016/05/29

「狼なんてこわくない」「夜中に柴葉漬」「野和田さん家のツグヲさん」「感じてサンバ」「どきどき団」「テディベアの恩返し」「踊り場で踊る」「一匹羊」「ビニールハウスの下の泥鰌」
ちょっと私のイメージにある山本さんと雰囲気が違います。お仕事ものでないのも含まれてますし、元気/痛快というより少し苦みを感じるような作品が多く。
何かそんな戸惑いを感じながら読んできたせいでしょうか、読了後は☆3個かなと思っていたのですが、短編タイトルをもう一度眺めたら結構味わいがありますね。
ちなみに最後の「ビニールハウスの下の泥鰌」は文庫本書き下ろし作品。凹組の醐宮さんが主要登場人物として出てきます。