一匹羊 の商品レビュー
山本幸久の何を最初に読んだのだったか。『ある日、アヒルバス』だったか『男は敵、女はもっと敵』のどちらかだったように思います。どハマりして大人買いしたけれど、読み切れず積んだままになっていたものが多数。 久しぶりに読んでみたら、ハマったときほどの面白さは感じない。だけどやっぱり落...
山本幸久の何を最初に読んだのだったか。『ある日、アヒルバス』だったか『男は敵、女はもっと敵』のどちらかだったように思います。どハマりして大人買いしたけれど、読み切れず積んだままになっていたものが多数。 久しぶりに読んでみたら、ハマったときほどの面白さは感じない。だけどやっぱり落ち着ける。突飛なことは何もない、私を含めてその辺に居そうな人たちの、日々の些細な不満。そしてそれをほんの少しだけ向こうに吹き飛ばしてくれるささやかな幸せ。 読み終わった後に頭の中に流れるのは、第一章のタイトルのせいで本文とはあまり合わない石野真子(笑)。
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ホッコリする話の詰まった短編集。 何が言いたいのかわからない話から、元気をもらえる話と、ムラがありながらもすんなり読める。 得るものはないが、のんびりしたい時にはよい本だと思います。 私は最後の町おこしの話が良かったです。
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山本幸久の短編集、どの作品の主人公も、どこにでもいそうな、人間臭い人たちばかり。そしてどこにでもありそうな話で、とんでもない不幸があったりとか、ゴールデンラッキーがあったりということは一切ない。街中にあふれている普通の話ばかりである。 が、そういうのを書かせると上手いのが、この作者。どの作品も余韻がいいねんなぁ。「この後、この人はもう人頑張りするんやろな」とか「ちょっと一息入れるんかな」ってな終わり方。 こういうのを読むとじゃ俺も、今抱えているちょっとした(でも俺にとっては少々やっかいな)問題に手を付けてみよっかな…みたいな勇気が湧く。 山本作品の常連キャラもちょいちょい出ていて、そういうお楽しみもある。
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読後、「明日、今までやらなかったことを1つやってみようかな。」と思う。「現実的な前向き」とのレビューに同感! 無理はしてないけど、誠実な登場人物達にキュンとしました。
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短編集。 モヤモヤした気分がスッキリするような話が多かったような気がする。 私の気分に合っていたのかも。 山本さんの作品は別の作品の登場人物が出てくるのが、密かな楽しみ。 2018.2.11
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一歩前へ踏み出せば、新しい景色や違う自分が発見できるかもしれない。流されるまま日々を過ごしかねない私たちに、ビタミン補給してくれる短編集。 大きな出来事が起きる訳ではないけど、「ああ、いいなあ」としみじみさせる物語ばかり。山本さんの真骨頂的展開を九つも楽しめる。文庫版のお楽しみで...
一歩前へ踏み出せば、新しい景色や違う自分が発見できるかもしれない。流されるまま日々を過ごしかねない私たちに、ビタミン補給してくれる短編集。 大きな出来事が起きる訳ではないけど、「ああ、いいなあ」としみじみさせる物語ばかり。山本さんの真骨頂的展開を九つも楽しめる。文庫版のお楽しみである書き下ろし短編も付いて、とてもお得。
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短編集。どれも読後感がよくて、疲れた時に少しずつ読むといいかも。 表題作である「一匹羊」が、私は好きだ。山本幸久の、お仕事の話が好きなんだと思う。半径3メートルくらいの出来事をきちんと自分事としてまっすぐとらえ、自分の意思で歩いていくような人たちを見て、少し元気になって本を閉じる...
短編集。どれも読後感がよくて、疲れた時に少しずつ読むといいかも。 表題作である「一匹羊」が、私は好きだ。山本幸久の、お仕事の話が好きなんだと思う。半径3メートルくらいの出来事をきちんと自分事としてまっすぐとらえ、自分の意思で歩いていくような人たちを見て、少し元気になって本を閉じる。
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2016/2/17 この人の本はいい。 現実的に前向きなお話だ。 私もちょっとだけがんばろうって気になる。 短編で、そのどれもがそうだった。 この人たちがちょっとがんばってその後どうなったのかまた教えて欲しい。 ちょっとがんばれる人になろう。
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山本幸久さんとの出会いの本。 一匹狼じゃなくて羊だって! おもしろ〜い! …と、ただそれだけで手に取った。 短編集だが、日常も、非日常も たんたんとした語り口。 読みだすと止まらない。 人物が魅力的であと味がいい。 この本の後、山本さんの本を イチから順に図書館から 借り、とても...
山本幸久さんとの出会いの本。 一匹狼じゃなくて羊だって! おもしろ〜い! …と、ただそれだけで手に取った。 短編集だが、日常も、非日常も たんたんとした語り口。 読みだすと止まらない。 人物が魅力的であと味がいい。 この本の後、山本さんの本を イチから順に図書館から 借り、とてもおもしろかった。 とっても好きな作家さんになったのに 全部図書館で借りてしまい 申し訳なく思い、 少しずつ文庫本で買いながら 読み返すことにした。
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夜中に紫葉漬と一匹羊がよかった。 「失礼だがあなたは自由に見えません。」 自由って、なんなんだろう。
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