あつあつを召し上がれ の商品レビュー
食べ物の描写がとても丁寧で、想像を掻き立てる。 特に「親父のぶたばら飯」は、読んでいて中華料理が食べたくなっただけでなく、一緒に美味しい食事ができる相手と結婚したいというささやかな幸せに共感できて、良かった。 自分にとっての忘れられない味は、その料理にまつわるエピソードとセットで...
食べ物の描写がとても丁寧で、想像を掻き立てる。 特に「親父のぶたばら飯」は、読んでいて中華料理が食べたくなっただけでなく、一緒に美味しい食事ができる相手と結婚したいというささやかな幸せに共感できて、良かった。 自分にとっての忘れられない味は、その料理にまつわるエピソードとセットで思い出されるものだとつくづく感じた。
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食べることは、生きること。 一緒に食べることは、一緒に生きること。 別れとは、もう一緒に食べられないこと。 食と別れに関する小話集。 サラッと読めるが、美しくも哀しいお話たちだった。 今日、大切な人と、食卓を一緒にできる喜びを噛み締めたくなる一冊。
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ひとつひとつが短くて読みやすい。特に好きだったのは「こーちゃんの味噌汁」「季節はずれのきりたんぽ」。切なかったのは「さよなら松茸」 表紙のイラストから、洋食モノだと想像していたけど、題材となったのは和食がほとんど。馴染みのあるごはんも多い分、話が入りやすかった。 「季節はずれ...
ひとつひとつが短くて読みやすい。特に好きだったのは「こーちゃんの味噌汁」「季節はずれのきりたんぽ」。切なかったのは「さよなら松茸」 表紙のイラストから、洋食モノだと想像していたけど、題材となったのは和食がほとんど。馴染みのあるごはんも多い分、話が入りやすかった。 「季節はずれのきりたんぽ」は自分の家族と少し似ていて、「インスタントのだしを使っていても、そこには母の味が行きわたっていた」が、本当にそうなんだよな…とグッときた。
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食事にまつわる短編集。 薄いこともあり、あっという間に読み切ります ■バーバのかき氷 認知症の祖母にかき氷を食べさせる孫娘の物語。 ■親父のぶたばら飯 中華街の一番汚い店でプロポーズするカップル。 出てくる中華料理がとても美味しそう! ■さよなら松茸 能登でお別れ旅行をする...
食事にまつわる短編集。 薄いこともあり、あっという間に読み切ります ■バーバのかき氷 認知症の祖母にかき氷を食べさせる孫娘の物語。 ■親父のぶたばら飯 中華街の一番汚い店でプロポーズするカップル。 出てくる中華料理がとても美味しそう! ■さよなら松茸 能登でお別れ旅行をするカップル。 晩御飯と朝食とこれまた美味しそう ■こーちゃんのおみそ汁 結婚当日の朝、娘が作る亡き母親のみそ汁。 ジーンときます。 ■いとしのハートコロリット 記念日に思い出のパーラーで食事する老夫婦 しかし、その真相はちょっと哀しい。 ■ポルクの晩餐 これ、よくわからない(笑) 豚の愛人?を持つ男がパリで豚と心中しようとする話? 豚なの?男なの? なんだかさっぱり理解できませんでした。 ■季節はずれのきりたんぽ 父親の四十九日に自宅で父親の好きだったきりたんぽ鍋を作る話。しかしできたきりたんぽの味は? これは、なんともほっこりする物語。 こーちゃんのみそ汁がやはり一番好きですね。
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美味しい物好きにはたまらない短編集だと思う。一つ一つが短くある時は切なくある時はホロリとさせられました。一風変わった設定の短編もあり、糸さんはこのような短編も書けるんだと驚きました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ご飯にまつわる短編小説集。 さよなら松茸とこーちゃんのおみそ汁が好きだなぁ、と思っていたらポルクの晩餐で頭をガツンと殴られました… これ、豚…っていう愛称の太った男の人を愛人にしてるってことですかね…? でもところどころ、本当の豚みたいな描写あるし、ガチの豚を囲ってるってこと…? いやでも飛行機とかタクシーに豚は乗れなくないか、それともそれが許される世界なのか、それともそもそも主人公も豚…? などと混乱しながら読み進め、結局最後まで豚なのか豚じゃないのか訳の分からないまま終わりました。 不思議な読後感を味わえました…
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料理の表現の多様性がすてきだなと感じた。 そして、食事と人とのつながり。大切な人と食べると料理がさらに美味しく、ときに切なく。短編集ということもあり、すーっと読めた。ただ、、ん?んん??んんん???と話に入れなかった作品もあったので星3つ。
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食に関する7つの思い出。 「バーバのかき氷」 「親父のぶたばら飯」 「さよなら松茸」 「こーちゃんのおみそ汁」 「いとしのハートコロリット」 「ポルクの晩餐」 「季節はずれのきりたんぽ」 食に関する思い出って 悲しかったり、嬉しかったり、 色んな思い出がある。 笑っていても泣...
食に関する7つの思い出。 「バーバのかき氷」 「親父のぶたばら飯」 「さよなら松茸」 「こーちゃんのおみそ汁」 「いとしのハートコロリット」 「ポルクの晩餐」 「季節はずれのきりたんぽ」 食に関する思い出って 悲しかったり、嬉しかったり、 色んな思い出がある。 笑っていても泣いていても どんな時でも食べている。 この本はみんなが確かに味わっていた あの時の風景を切り取って お話にしてくれている。 お腹がすくし、 切なくもなるし懐かしくもなる。
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親を大切にしたいなと思った。 あと何回一緒に食事できるんだろう。 食べたいものを食べておくことも、しておこう。 食って人生の大きい部分を占めるよなぁ。 食と幸せをもっともっと結び付けよう。 1口をちゃんと味わおう。
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料理を題材にした短編集。様々な人生の岐路に経った人が、大切な思い出の料理を口にしながら新しい道を進んでいく。料理の描写はディテールは細かくないものの、どれも口の中に味が浮かび上がるような絶妙な表現。亡くなった親の思い出を語る、味噌汁の話ときりたんぽの話が直球な分印象に残った。
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