あつあつを召し上がれ の商品レビュー
食事にまつわる短編集。 薄いこともあり、あっという間に読み切ります ■バーバのかき氷 認知症の祖母にかき氷を食べさせる孫娘の物語。 ■親父のぶたばら飯 中華街の一番汚い店でプロポーズするカップル。 出てくる中華料理がとても美味しそう! ■さよなら松茸 能登でお別れ旅行をする...
食事にまつわる短編集。 薄いこともあり、あっという間に読み切ります ■バーバのかき氷 認知症の祖母にかき氷を食べさせる孫娘の物語。 ■親父のぶたばら飯 中華街の一番汚い店でプロポーズするカップル。 出てくる中華料理がとても美味しそう! ■さよなら松茸 能登でお別れ旅行をするカップル。 晩御飯と朝食とこれまた美味しそう ■こーちゃんのおみそ汁 結婚当日の朝、娘が作る亡き母親のみそ汁。 ジーンときます。 ■いとしのハートコロリット 記念日に思い出のパーラーで食事する老夫婦 しかし、その真相はちょっと哀しい。 ■ポルクの晩餐 これ、よくわからない(笑) 豚の愛人?を持つ男がパリで豚と心中しようとする話? 豚なの?男なの? なんだかさっぱり理解できませんでした。 ■季節はずれのきりたんぽ 父親の四十九日に自宅で父親の好きだったきりたんぽ鍋を作る話。しかしできたきりたんぽの味は? これは、なんともほっこりする物語。 こーちゃんのみそ汁がやはり一番好きですね。
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美味しい物好きにはたまらない短編集だと思う。一つ一つが短くある時は切なくある時はホロリとさせられました。一風変わった設定の短編もあり、糸さんはこのような短編も書けるんだと驚きました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ご飯にまつわる短編小説集。 さよなら松茸とこーちゃんのおみそ汁が好きだなぁ、と思っていたらポルクの晩餐で頭をガツンと殴られました… これ、豚…っていう愛称の太った男の人を愛人にしてるってことですかね…? でもところどころ、本当の豚みたいな描写あるし、ガチの豚を囲ってるってこと…? いやでも飛行機とかタクシーに豚は乗れなくないか、それともそれが許される世界なのか、それともそもそも主人公も豚…? などと混乱しながら読み進め、結局最後まで豚なのか豚じゃないのか訳の分からないまま終わりました。 不思議な読後感を味わえました…
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料理の表現の多様性がすてきだなと感じた。 そして、食事と人とのつながり。大切な人と食べると料理がさらに美味しく、ときに切なく。短編集ということもあり、すーっと読めた。ただ、、ん?んん??んんん???と話に入れなかった作品もあったので星3つ。
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食に関する7つの思い出。 「バーバのかき氷」 「親父のぶたばら飯」 「さよなら松茸」 「こーちゃんのおみそ汁」 「いとしのハートコロリット」 「ポルクの晩餐」 「季節はずれのきりたんぽ」 食に関する思い出って 悲しかったり、嬉しかったり、 色んな思い出がある。 笑っていても泣...
食に関する7つの思い出。 「バーバのかき氷」 「親父のぶたばら飯」 「さよなら松茸」 「こーちゃんのおみそ汁」 「いとしのハートコロリット」 「ポルクの晩餐」 「季節はずれのきりたんぽ」 食に関する思い出って 悲しかったり、嬉しかったり、 色んな思い出がある。 笑っていても泣いていても どんな時でも食べている。 この本はみんなが確かに味わっていた あの時の風景を切り取って お話にしてくれている。 お腹がすくし、 切なくもなるし懐かしくもなる。
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親を大切にしたいなと思った。 あと何回一緒に食事できるんだろう。 食べたいものを食べておくことも、しておこう。 食って人生の大きい部分を占めるよなぁ。 食と幸せをもっともっと結び付けよう。 1口をちゃんと味わおう。
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料理を題材にした短編集。様々な人生の岐路に経った人が、大切な思い出の料理を口にしながら新しい道を進んでいく。料理の描写はディテールは細かくないものの、どれも口の中に味が浮かび上がるような絶妙な表現。亡くなった親の思い出を語る、味噌汁の話ときりたんぽの話が直球な分印象に残った。
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小川糸さん、初めて読みました。 読みながらヨダレ出てきたのは初めてでした笑 どの話のどの料理も美味しそうで匂いまでかげちゃいそう! 特に最後のきりたんぽは自分と重なるとこがあって号泣しながら、でも笑いながら、読みました。 毎日何気なく食卓を囲んで食べてますが、あ〜食卓って尊いもの...
小川糸さん、初めて読みました。 読みながらヨダレ出てきたのは初めてでした笑 どの話のどの料理も美味しそうで匂いまでかげちゃいそう! 特に最後のきりたんぽは自分と重なるとこがあって号泣しながら、でも笑いながら、読みました。 毎日何気なく食卓を囲んで食べてますが、あ〜食卓って尊いものなんだな、大事な時間なんだなとあらためて感じました。 短編集だけど1話1話に色々な場面の食事があって食べ物があって、色んな人の人生があって、1冊で何度も楽しめる大満足な1冊でした!!
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7話のストーリーから成る一冊です。 オムライスだったりカレーだったり、思い出の食べ物はありますか? 幸せな思い出と共にありませんか? そんな7話です。 介護や認知症といったテーマもあり、認知症の方の視点で描かれている「愛しのハートコロリット」は、胸を突くストーリーでした。 「親父...
7話のストーリーから成る一冊です。 オムライスだったりカレーだったり、思い出の食べ物はありますか? 幸せな思い出と共にありませんか? そんな7話です。 介護や認知症といったテーマもあり、認知症の方の視点で描かれている「愛しのハートコロリット」は、胸を突くストーリーでした。 「親父のぶたばら飯」は、結婚に必要な条件と言うのが納得できました。 「さよなら松茸」は、美味しそうに食べる描写が絶妙ですが、別れ話とのギャップに複雑な気持ちでした。 以上が、中でも印象に残ったストーリーです。 元気を貰って読了でした。
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普段小川さんのエッセイに食べ物の話が多いように、筆者自信も本当に料理が好きじゃないとこれほど生き生きとした食べ物の描写は出来ないと思う。
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