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フランスの子どもは夜泣きをしない の商品レビュー

4.1

67件のお客様レビュー

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2024/07/17

夜泣きだけでなく、育児全般についてフランスの考え方が把握できる。 育児の仕方は学校では習わないし、正解がない。そんな中で日本語で触れられる情報だけをインプットすると日本の常識に塗れることになるので足りない気がしていた。だからと言って英文を読み解くのは産後の余裕のない生活の中では難...

夜泣きだけでなく、育児全般についてフランスの考え方が把握できる。 育児の仕方は学校では習わないし、正解がない。そんな中で日本語で触れられる情報だけをインプットすると日本の常識に塗れることになるので足りない気がしていた。だからと言って英文を読み解くのは産後の余裕のない生活の中では難しい。 この本は、比較対象として登場するアメリカの考え方(日本に似てる)とフランスの考え方をエッセイ形式で日本語で読めるので、育児中の息抜きにぴったりだった。 日米ともに「子供のために自分を犠牲にする」のが母親の美徳とする潜在意識があるが、フランスは「母である前に1人の女性・人間」であることを大事にしていて、この価値観も忘れたくないと思った。 ねんトレのテクニックなど無くても「子が理解・学習できると信じる」という基本姿勢だけで、多くがよく寝る子に育つというのも自信になった。

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2024/01/09

自分なりに子育てをしてきた私にとって 衝撃の1冊! 特に生まれてから3か月ぐらいまでは 目を離すと何が起こるか分からない そんな恐怖との闘いで、夜も2時間おきの授乳。 「睡眠」という概念が人生からなくなってしまったような 状態で毎日を過ごしていましたが・・・ なんとフランスで...

自分なりに子育てをしてきた私にとって 衝撃の1冊! 特に生まれてから3か月ぐらいまでは 目を離すと何が起こるか分からない そんな恐怖との闘いで、夜も2時間おきの授乳。 「睡眠」という概念が人生からなくなってしまったような 状態で毎日を過ごしていましたが・・・ なんとフランスでは同時期の「小さな大人」たちが こんな毎日を送っているなんて・・・! 日本における子育ての常識を根本から覆す1冊です。

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2023/12/28

フランス人の子供が夜泣きしないで、日本人の子が夜泣きを避けられないわけがない、赤ちゃんに眠り方を教えてあげるということに自信を持てた本

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2023/12/02

アメリカ人の著者によるフランスの子育てに関するエッセイ本 まさしく私が知りたかった育児論だった 「ちょっと待つ」 ・夜ぐずっていても5-10分は様子を見て、睡眠サイクルによる一時的な寝ぼけ、要求鳴き、寂しさかを見分ける ・三か月を過ぎたあたりから食事は8、12、4、8時の1日4回

Posted byブクログ

2023/09/25

やめなさい ではなく 待ちなさい 待つ力=忍耐力が大切 待つのが上手な子=気を紛らわせることが1人でできるこ 叱り方 私は賛成しない あなたには権利がない

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2023/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フランスの子育ての文化は、フランス革命の影響が色濃く反映されているような印象を受け、とても読んでいて面白かった。 フランスの子育てをそのまま日本での子育てで実践すると破綻するだろうが、参考にしたいエッセンスはいくつもあった。 個人的には以下の点が印象的であった。 ・人間は矛盾した存在であるということを大人も子供も理解して関わること ・子供は対等な存在であり他人であること ・従わない自由を得るには従うことを知る必要があること(枠組みの話) ・子供のことは子供自身が1番知っていること(リズムの話) ・フランスの食育について これがきっかけでいずれ子供とコース料理をゆっくり食べられる家庭になるとよい。

Posted byブクログ

2023/05/11

この本に書いてあることが全部本当ならフランス人猛烈に尊敬する。 全てを実践するには、フランスで生まれて、フランス人の親に育てられて、自分もフランスに住まないと無理だ! 自分の子育てと照らし合わせて悲しくなるけど、「フランスマインド」を知っておくだけでも良いかも。

Posted byブクログ

2023/03/10

アメリカ人著者がパリに移住し、3人の子供を育てながら、アメリカとフランスの子育ての違いを研究した一冊。 フランスに「しつけ」という言葉はなく、「教える」という言葉が1番近いそう。 しつけという言葉には懲罰的な意味が含まれる。 アメリカでは現在、様々な子育て論が溢れているが、子育...

アメリカ人著者がパリに移住し、3人の子供を育てながら、アメリカとフランスの子育ての違いを研究した一冊。 フランスに「しつけ」という言葉はなく、「教える」という言葉が1番近いそう。 しつけという言葉には懲罰的な意味が含まれる。 アメリカでは現在、様々な子育て論が溢れているが、子育てに行き詰まった親に必要なのは、新たな子育て論ではなく、子供という存在を今までと全く違う視点で見直すことである。 新生児の親は、子供が2歳になるまでに、6ヶ月分の睡眠を逃すと言われている。 赤ちゃんに夜をうまく過ごさせるコツは、赤ちゃんが泣き出してもすぐに応じず観察する。赤ちゃんが自力で落ち着くチャンスを与える。ごく初期からそうすることで、その後の眠りに大きな違いが出る。遅くとも生後4か月までに、赤ちゃんが自分で眠りにつくサイクルを身に付けないとその後苦労することになる。 これは放置するということではなく、赤ちゃんに睡眠を覚えてもらうための訓練である。 睡眠は赤ちゃんの自立の最初の一歩。 この「少し待つ」ということは、睡眠に限らない。子供が少し成長すると、食事や遊びなど、子供のタイミングで要求してきても少し待たせることで忍耐力を養う。欲しいものをすぐに手に入れる子供は癇癪を起こしやすい。 子供に枠組み・限度を作り、その中では自由にさせる。枠組みをはみ出した時は勇気を持ってノーと言うべき。 子供に適度なフラストレーションを与えることが大切。 フランス人の育児ルール ①生後2か月ころから毎日同じ時間に食事をさせる ②少量をちょこちょこ与えるのではなく、一回の量を多くして回数を少なくする ③赤ちゃんは家族のリズムに合わせるべき また、子供が1人で機嫌良く遊んでいる時は、放っておいて1人遊びをさせておく。 子供にとって最悪なのは、親を必要としているのに側にいないことと、必要としていないのに構ってくること。必要以上に構うことは子供の自立の邪魔をしてしまう。 アメリカでは、個別丁寧に面倒をみてくれるベビーシッターが主流で、保育所に預けることは可愛そうと言われる。しかし、フランスでは保育所はむしろ積極的に入れるもの。なぜなら他の子供との交流、保育士とのやりとりなど、そこで学べることは数知れず、まさに「社会生活の入り口」と言える場だから。 そして、フランスの保育士はかなりの倍率を勝ち抜いた人しかなれなく、かなりの学業と専門的な訓練を積んでいることが求められる。フランスでの保育士は立派なキャリア。 フランス人は、母乳育児に拘らない。むしろ、生後3か月で卒乳することが理想とされている。それでも、フランス人の子供が健康に問題があるという報告はないから問題はないらしい。 フランス人の母親が一番気にするのは完璧な母親でいることよりも、女性であることを忘れないこと。 そのため、産後3か月には妊娠前の体型に戻ることが普通とされている。 「親であることは大切だけど他の役割まで吸い取られてはいけない」というのがフランスにおける社会的なメッセージ。 フランス人は、「こんにちは」と「さようなら」の挨拶を厳しく教える。フランス人では「ボンジュール」を言えない子供は育ちが悪いとみなされる。 その他、言えたらよりいいのは「ありがとうとごめんなさい」しかし、これら魔法の言葉を子供に教えるためには、親が率先して言うこと(外や夫婦間でも)。 フランス人は子供のために夫婦関係を犠牲にするという価値観はない。むしろ夫婦あっての子供と捉えている。 そして、驚いたことにフランスでの男女平等格差はアメリカイギリスより格段に低いという。 政治家、管理職の女性割合も少ないし、家事労働時間も女性の方が圧倒的に長い。 それでも、フランス人女性は夫の悪口を滅多に言わないという。 諦めというか、家事育児は男性が苦手なものと割り切っているから、ガミガミ言わず、してもらったことに素直に感謝しているという。 フランスのレストランではキッズメニューがない。ある程度の年齢になったら大人と同じものを食べさせる。 食べ物に関しては子供に選択権を与えないのが吉。出されたものを食べさせる。 フランス人は、子供に権利を分け与えることはしない。あくまでもボスは私だという態度で子供に接する。自信と確信をもって粘り強く「ノー」と言い続ければ子供は言うことを聞くようになる。 会津家家訓「ならぬものはならぬ」という態度と似ているかも。 フランス人は子供をあまり褒めないそう。褒めて育てるが一時期ブームになったが、これは子供が完璧主義になってしまうという弊害も指摘されている。

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2022/11/21

・子どもが2歳になるまでに親は6カ月分の睡眠を逃すというデータがある ・夜子どもが泣いたときは、すぐに抱き上げずに観察すること 子どもはサイクルを確立している最中なので、抱き上げることでそれを邪魔しない ・泣く=サイクルの谷間or要求(おむつ、空腹)or単なる不安 ・大事なのは親...

・子どもが2歳になるまでに親は6カ月分の睡眠を逃すというデータがある ・夜子どもが泣いたときは、すぐに抱き上げずに観察すること 子どもはサイクルを確立している最中なので、抱き上げることでそれを邪魔しない ・泣く=サイクルの谷間or要求(おむつ、空腹)or単なる不安 ・大事なのは親が子どもの力を信じること、必ずできると信じること

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2022/10/23

よくあるフランス賞賛の本ね。と思っていたけれど、ちゃんとフランスの本や中流階級以上の人たちに聞いた話をまとめたとのことで、ただフランスって素敵!と称賛している本では無いことを強調したいと思う。 この本をまとめると、ようは子供を一人の人間として対等に扱うということ。 夜泣きに関し...

よくあるフランス賞賛の本ね。と思っていたけれど、ちゃんとフランスの本や中流階級以上の人たちに聞いた話をまとめたとのことで、ただフランスって素敵!と称賛している本では無いことを強調したいと思う。 この本をまとめると、ようは子供を一人の人間として対等に扱うということ。 夜泣きに関しても、彼らの学習ペースを邪魔しないこと。 時には主導権を握って導いてあげるし、時には意見をしっかりきいて尊重してあげる。 めちゃくちゃ学びが多かった良本だった! ただいらないエピソードも多いので、ハウツーとしてではなく、私小説として読むといいかも。

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