妖琦庵夜話 人魚を喰らう者 の商品レビュー
人魚をめぐる物語。 人魚というか、<血>か。 どうして、日本の人魚はえぐいというか、…えぐいよな。 って、本質が妖怪だからか。西洋のものは、妖精かなんかで、その辺の差なのかもしれない。 依頼されたからというだけでなく、どんどん巻き込まれていく伊織は危険な目にあうのだ...
人魚をめぐる物語。 人魚というか、<血>か。 どうして、日本の人魚はえぐいというか、…えぐいよな。 って、本質が妖怪だからか。西洋のものは、妖精かなんかで、その辺の差なのかもしれない。 依頼されたからというだけでなく、どんどん巻き込まれていく伊織は危険な目にあうのだが、それをどこか容認している雰囲気がある。 で、最後にその理由が明らかになるのだが、その出し方が上手い。 うむ。 ちょいちょいポエミーな表現が気になるときもあるのだが、ここでシメ、というか、暗転するというか、そういう一言を投げ込むのが上手い。 で、気が付くと、奈落にいるような感覚になる。 で、宿敵ともいえる青目のことが多少つまびらやかになってくるわけだが…。 いやなヤツなんだけど、恰好いいのよね。 困ったことに。 にしてもやっぱり愛は歪むと怖い。
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脇坂さんが刑事として大きく変化した感じがする 人魚だけど人魚じゃない じゃあ水希さんはいったいなんの妖人だったのだろうか。 結局最後まで明かされないまま。 伊織さんは青目に指を持って行かれたのか爪先を囓られただけなのか・・ どちらにせよ夷さんが黙っていない気がするんだけど。 ...
脇坂さんが刑事として大きく変化した感じがする 人魚だけど人魚じゃない じゃあ水希さんはいったいなんの妖人だったのだろうか。 結局最後まで明かされないまま。 伊織さんは青目に指を持って行かれたのか爪先を囓られただけなのか・・ どちらにせよ夷さんが黙っていない気がするんだけど。 最後に伊織さんと青目さんの事実に衝撃と激しい萌えを感じました。
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人魚をめぐる事件。 人魚を食べると不老不死。アンチエイジングは興味ありますが、だからといって食べたくないな。 脇坂と夷のお見合いパーティ潜入捜査。夷さん素敵。新キャラ甲籐はちょっと苦手やな。空気よめよ、おいってなる。 そして、脇坂、今回大活躍です。 最後は衝撃的な発言で終わって、きになるぅ。
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どんどん惹き込まれていく。 シリーズを通しての『女の醜さ』がいい感じ。 脇坂くんのキャラクターが濃くなってきた。ウロさんとのコンビの安定感、そして妖琦庵に新しい仲間(自称)がきて賑やかに。 シリーズ全体の展開が読めないのが面白い。あと伊織と青目の関係が耽美を掠っていてたまらない。最後の発言で、目からウロコ(人魚だけに)。 今後どうなっていくのか、気になります。
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文庫本できたー!!! 過去二冊は(単行本が)図書館の蔵書にあって、新刊の蔵書がないからリクエストをしたのも前述の通り。 単行本は表紙が若干・・・借りにくい・・・ので、リクエストするのも若干勇気がいったのだけど、文庫できた。 なんで、文庫? と、思ったけど、巻末を見ると「書き下...
文庫本できたー!!! 過去二冊は(単行本が)図書館の蔵書にあって、新刊の蔵書がないからリクエストをしたのも前述の通り。 単行本は表紙が若干・・・借りにくい・・・ので、リクエストするのも若干勇気がいったのだけど、文庫できた。 なんで、文庫? と、思ったけど、巻末を見ると「書き下ろし」と、書いてあるので、ついに文庫のみになったのか! どっちでもいいけど、文庫のほうが刊行ペースが早いイメージがあるので、ぜひお願いしたい。 しかも角川ホラー文庫やった。そっか、ホラーか、と、思うと、すべてに納得。笑 ぜひ続きをお願いしたい・・・! そのくらい、面白かった。 世界観も散々説明したし、出る主要キャラも(バックグラウンド含め)大概揃って、いよいよ本題に入っていく感じ。 今回はラストシーンの、脇坂くんと伊織さんの茶室がすごかった!! そこで語られた伊織と青目の関係とか 「ここで、終わるかー!!」 ちゅう感じ。 でも、ここで終わるってことはこの先もまだ話が続くってことなので、逆にほくほく。 だよね、これからだよね、さあ早く続きをくれ! ちゅう具合。 まだ刊行されてもいないので、しょうがないから著者の別シリーズをどんどん読んでいこう。 妖怪としての人魚の話は違うところでも読んだ気がする。 河童といい、人魚といい、水に関係する妖怪の話は苦手やなー。(^^ゞ まだ山のほうがいいや。 登場人物も多いし、相関図もややこしいのにするする読めるのがいい。 相変わらず妖琦庵での家族会話は面白いし、今回は芳彦さんの出番が多かったのも、よかったな! 伊織さんとの絡みとか、なんかこんな関係なの!? と、ニヤニヤしたわ。 あと、脇坂くんもすごい活躍してたし。 そのぶん、ウロさんとマメくんがサポート役に徹してたけど、要所要所で語られる彼らの心境が篤かったり意味深だったりするので、この人たちも平坦な道を来たわけじゃないよね、と、思える。 だから、言動がたしょうクールでも許せるのよ・・・。 そうなの・・・。こういうところが、ちょっと足りないのよ・・・(と、いうか、読みとれないのよ・・・)@「キノの旅」 今回、グサリと刺さったのは、脇坂姉の「女友達をやたら褒める女は信用できない」ちゅう言でした。 嫉妬を隠すために他人を褒めるとか、やるわ。 やる・・・。やってる・・・。 褒めることが必ずしも嫉妬ではないけど、嫉妬を隠すために褒めることは、ある。 褒めて、この人はもう私にはかなわないのだと自分に言い聞かせようとするみたいな。 でも、そういう負の感情と「正面から向き合う」ことと、負の感情を他人にぶつけることはイコールでもないと思う。 自分自身は向き合う必要もあるけど、それをどう表現するかは、やっぱり器によるよね。 向き合うためには、吐き出なあかんし。 あっちこっちで吐き出すわけにはいかないから、信用のおける友だちに吐露するっていうのが一番いい発散方法かもしれないね! おバカキャラといわれ続けてる脇坂くんが、ほんまの意味の馬鹿ではないことはみんな知ってる。 ほんで、馬鹿だ馬鹿だというのはあたしなんだから、お前は自分で自分を馬鹿と言わなくていいと伊織さんが言った。 ああー、なるほどなー、と、思った。 私にも、私を馬鹿だ馬鹿だという人がいるよ(いい意味で)。 だから私も、自分で自分を馬鹿っていわなくていいのかもしれない。 なんとなく、そう思った。 ■■■■ ■インバネスコート インバネス(Inverness)▼スコットランド、ハイランドの州都で、ネス川河口に位置する港市としてハイランド地方の交通の要衝でもある。「インバネスコート」は、一八五〇年代にこの地で考案されたとされる、主として一八六〇年から第一次世界大戦期まで製造されていた男性用コート。袖がなく、取り外しができる長くゆったりしたケープが付いている。このコートを着こなしている最も有名な人物は、探偵小説の主人公シャーロック・ホームズ。 ■ぬるまってきた 温まる 読み方:ぬるまる 「温む」に同じ。湯水の温度が下がって、あるいは上がって、温い状態になるさま。 >ぬるくなる、とかならともかく、「ぬるまる」なんて動詞があるとは、知らなかった・・・。(;^ω^)
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シリーズ3作目。今回は「人魚」で…。脇坂君成長してんな…ウロさんも今回出番多くて嬉しい。新たな登場人物が増え、明かされる洗足先生と青目の関係…続きが気になる。
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妖キ庵シリーズ3作目。 今回は『人魚』でした。 所謂、伝説や昔話に出てくる「人魚」と、 妖人「人魚」は違うという件がちょっとややこしかったです。 そしてやっぱり、ちょっと切ない。 このシリーズは、同じ妖怪物を扱っていても、 ライトノベルと違ってワントーン暗めなのがいいで...
妖キ庵シリーズ3作目。 今回は『人魚』でした。 所謂、伝説や昔話に出てくる「人魚」と、 妖人「人魚」は違うという件がちょっとややこしかったです。 そしてやっぱり、ちょっと切ない。 このシリーズは、同じ妖怪物を扱っていても、 ライトノベルと違ってワントーン暗めなのがいいです。 伊織さんの周囲もそうですし、 事件の関係者たちにしても、 垣間見える生活(人生)に思わず同情します。 最後の最後に伊織さんが爆弾発言をかましてくれました。 事件の顛末の余韻を吹き飛ばすインパクトでした。 妖人DNAも奥が深い・・・。 本編冒頭のお雑煮論争とか、 特典付録コミックペーパーのお汁粉論争とか、 ほっこり、ちょっと笑えます。 でも、夷さんのビジュアルは私のイメージと違ってたなぁ。
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今回も面白かった。妖奇庵第3弾。 安心して「今回も面白い」と読めてうれしい限り。甲藤がうっとしいけど、新たなキャラとして定着するんだろうな。うーむ。
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『人魚』として登録されていた女性の誘拐事件。妖人『人魚』と、とある島に伝わる人魚伝説を巡る、過去と現在の事件。それらが交錯したとき… 今回は脇坂が少し活躍していて嬉しかったです。なんだかんだ伊織にも認められているようでよかった(笑) 脇坂君、甲藤に負けるなー! 青目の伊織への...
『人魚』として登録されていた女性の誘拐事件。妖人『人魚』と、とある島に伝わる人魚伝説を巡る、過去と現在の事件。それらが交錯したとき… 今回は脇坂が少し活躍していて嬉しかったです。なんだかんだ伊織にも認められているようでよかった(笑) 脇坂君、甲藤に負けるなー! 青目の伊織への執着が恐ろしいです…。 青目の手引きがなければこんなに悲しい、やるせない事件は起こらなかったのに…と怒りがふつふつと沸いてきます。 青目と伊織との関係が明かされ、これからどう展開していくのでしょうか。 強く見えて、もろく危うい伊織…不安です。
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シリーズ3作目。 人魚をめぐる事件ですが、根底には悲しくやるせない思いが潜んでいました。 不老不死、アンチエイジングは錬金術同様魔物です。 シリーズ通して、誰の視点で語られているのか謎のモノローグが織り交ぜられていて、推理心をそそられます。 本筋意外での今回の私的見どころは、...
シリーズ3作目。 人魚をめぐる事件ですが、根底には悲しくやるせない思いが潜んでいました。 不老不死、アンチエイジングは錬金術同様魔物です。 シリーズ通して、誰の視点で語られているのか謎のモノローグが織り交ぜられていて、推理心をそそられます。 本筋意外での今回の私的見どころは、やっぱり脇坂と夷のお見合いパーティ潜入捜査でしょうか。脇坂の女子力の高さと夷の読みの甘さに受けました…! ここで新たに登場した甲籐にも注目です。最初はあまりの図々しさに何こいつ?と思っちゃったんですが、無神経で空気読まなくて図太いところはスゴイの一言ですw でも、さすがに伊織さまにはかないません。彼は新たなメンバーになるんですね。 そして、脇坂が伊織にバカと言われながらも今回の事件を通して確実に刑事として成長していました。今後も楽しみです。伊織が脇坂にキツイのも彼を見込んでのことですよね…? そして今回衝撃の事実が判明!…驚きました。 お雑煮とおでんの大人げない戦いも面白かったです。描き下ろしコミックペーパーではぜんざい抗争勃発www ツボでした。
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