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刑事の約束 の商品レビュー

3.8

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

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2015/01/25

長編好きの私ですが、このシリーズは短編のほうが合っている気がします。 夏目≒加賀の印象は強いですが、どんどん重荷を背負っていく夏目と逆に重荷を降ろしていく加賀と、とりまく状況だけは対照的な二人かもしれません。 志藤さんや田中カウンセラー、前田親子など勢揃いなので前二作を読んでから...

長編好きの私ですが、このシリーズは短編のほうが合っている気がします。 夏目≒加賀の印象は強いですが、どんどん重荷を背負っていく夏目と逆に重荷を降ろしていく加賀と、とりまく状況だけは対照的な二人かもしれません。 志藤さんや田中カウンセラー、前田親子など勢揃いなので前二作を読んでからの方が楽しめます。 今回は切なすぎる作品ばかりでしたが、今後の夏目一家の行く末が気になるエンディング。

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2015/01/19

短編なのでさくさく読めます。 あの事件のその後の結末は切ない。 薬丸さんは贖罪について、真剣に向き合っているのだなぁと考えさせられる。

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2014/12/05

刑事のまなざしの続編。前作の内容を全く覚えておらず、?になる場面もあったが、無事に読了。主人公がそんなに魅力ある人物に思えず、微妙…

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2014/10/23

夏目シリーズ第3弾。 淡々としている夏目が良いのだろうけど 感情表現が少ないので、いまいちのめり込めない。

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2014/10/16

2014/10/14 読了 《メモ》 夏目シリーズ第三弾。 第一弾 : 刑事のまなざし 第二弾 : その鏡は嘘をつく

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2014/10/11

やるせない結末。加害者はともかく被害者も浮かばれない、、助かった被害者の心がずっと閉ざされ救われないままなのか。気分が滅入ってしまった。

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2014/10/11

薬丸さんは、 とても真摯に制作に取り組んでらっしゃる感じ が、していたんだけど、 なんとなく掘り下げ方が足りないな、 と思うこのごろ…。 今作では、 今問題になっている、戸籍のない子供のことなど 社会問題を取り上げ、 また、 いつも通り、身勝手な『ろくでなし』たちに 人生を狂わ...

薬丸さんは、 とても真摯に制作に取り組んでらっしゃる感じ が、していたんだけど、 なんとなく掘り下げ方が足りないな、 と思うこのごろ…。 今作では、 今問題になっている、戸籍のない子供のことなど 社会問題を取り上げ、 また、 いつも通り、身勝手な『ろくでなし』たちに 人生を狂わされる人たちのことが 描かれているんだけど・・・ 着眼点はいい…感じなのに、 この「残念な感じ」 …は、なんだろう。 詳しくは、⇒ http://noinu.blog.fc2.com/blog-entry-52.html

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2014/09/21

短編集。夏目さんシリーズとしては、ひとつの大きな区切りなのかな、と思わせる表題作でした。 ドラマ「刑事のまなざし」で見た役者さんのイメージで読むと、夏目さんと長峰さんのやりとりがしっくりくる。 小説も映像も続きがあるとよいな。

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2014/09/21

落ち着いた刑事、夏目。 娘さんのことがあるから達観しているのか。 人のことを細かく観察すると色々なことが見えてくる。

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2017/09/20

夏目刑事シリーズの短編、最初の「無縁」は テレビドラマで見た内容でした。 小学生の男の子がDVDを万引きし催眠スプレーを吹きかけ逃走 その後、捕まった少年は血の繋がりのない女性に育てられ 戸籍もなく学校にも行っていない。 6〜7年の間、狭い部屋の中だけで 生きてきた少年に...

夏目刑事シリーズの短編、最初の「無縁」は テレビドラマで見た内容でした。 小学生の男の子がDVDを万引きし催眠スプレーを吹きかけ逃走 その後、捕まった少年は血の繋がりのない女性に育てられ 戸籍もなく学校にも行っていない。 6〜7年の間、狭い部屋の中だけで 生きてきた少年に対し、夏目が見つける幸せのかたちは 夏目の人間としての奥深さを改めて知ることとなりました。 「不惑」は乱歩賞作家のアンソロジー「デッド・オア・アライヴ」に 掲載されたお話です。復讐を果たそうとしている同級生へ 夏目が語る言葉は多くはないけど、じんわり胸に染みます。 「被疑者死亡」・・同級生を殺害してしまった男が警察に捕まる直前 交通事故で死亡してしまう。捕まるまでの被疑者の意味不明な行動と 殺害動機が腑に落ちない夏目達は被疑者の行動を調べ直す。 検察調書に記されることはなかった事実は切ないけど ちゃんと相手に届いて良かったと思う。 「終の住処・・認知症を発症している老女がケースワーカーの 男性を階段から突き落としてしまう。 事件発生時、老女の「そうはさせるか・・」という怒号と老女の部屋には 不釣り合いなりっぱな桐のタンスを見て夏目は老女の隠された心底に 迫っていく。老女の気持ちを思うと居たたまれなくなります。 「刑事の約束」は刑事のまなざしの「オムライス」の少年が 出てきますが、やるせなさと同時に、少年に与えた傷の 深さと悲しみ、悲痛の声は胸に突き刺さりました。 夏目に私生活でサプライズがありましたが、少年の事件と 対照的で夏目にさらに試練を与えたように思えます。 彼と交わした約束は夏目の心を絶望へと突き落とすことに 真実から目をそらすことなく、どんなに苦しくとも 前を向いて歩いていく、そんな夏目に今回も強く惹かれました 夏目が新たに交わした約束、それは一生かかるかも知れない しかし夏目ならきっと守ってくれる、彼を救ってくれると信じたい。

Posted byブクログ