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ここは退屈迎えに来て の商品レビュー

3.8

158件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    63

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2022/03/15

同郷の作家が、都会から見た田舎について描いていると知り読んでみた。 田舎の閉塞感のリアリティがよかった印象。 同作者の他の作品も読んでみたい。

Posted byブクログ

2022/03/04

登場する女性たちと同じような経験をしたわけでは無いが、彼女たちの退屈が身近なものに感じられた。山内マリコさんの他の本もとても読みたくなった。

Posted byブクログ

2022/02/11

タイトルはどこかで聞いたことあるけど、そういえば読んだことないと思って購入。 せまい田舎の描写がリアルで就職前に読みたかった作品。もう少し人生の選択が拡がったかもしれない。

Posted byブクログ

2022/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京から田舎に出戻ったり、上京したり、田舎で退屈していたり、、、 田舎の女性の「退屈」が描かれた短編集。 時系列では逆になっていることが途中で分かったので読み終わったら遡りたくなった。 椎名くんというモテ男が出てくるけど 彼もまた田舎の退屈の中に埋没していく感じが 実際にありそうでリアル 実写の椎名くんが成田凌とのことで 映画もみたくなった

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2022/01/29

表紙に惹かれて。 大阪に生まれた私は大阪から出たいと思ったことはない。なので東京に憧れる気持ちはわからないけど、一度や二度、ここではないどこかへ、なんて願ったことはもちろんある。そんな私を癒してくれる一冊でした。 椎名みたいな学生時代イケイケで大人になってからパッとしないのはあ...

表紙に惹かれて。 大阪に生まれた私は大阪から出たいと思ったことはない。なので東京に憧れる気持ちはわからないけど、一度や二度、ここではないどこかへ、なんて願ったことはもちろんある。そんな私を癒してくれる一冊でした。 椎名みたいな学生時代イケイケで大人になってからパッとしないのはあるあるだなーと懐かしいお顔が浮かんだり。 短編なのでさらっと読めて楽しめました。

Posted byブクログ

2022/01/24

ある田舎町とそこに暮らす「椎名」を中心にした連続短編集。 田舎町から出ていくことや東京や大阪に憧れたあの頃が刹那的にかつ、少し尖った目線で描かれていることが心地よい。 一気に読んでしまった。

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2021/10/05

女の子達のどこか満たされない心境がリアルに伝わってくる。彼女たちが感じているフラストレーションに共感して暗い気持ちになった。 「アメリカ人とリセエンヌ」がクスッと笑えて好き。

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2021/08/02

前の彼女に勧められた作品。もうタイトルこのままな作品。地方出身で、ひねくれて根暗な自分にめちゃくちゃ刺さった。大好きな作品になりました。

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2021/08/12

夕方のバイパス、ロードサイドに立ち並ぶチェーン店の看板たち。こういう景色を「ファスト風土」と呼ぶらしい。 廃れた地方の街で、いつか自分も何者かになれると漠然と思っている女の子たち。 地元のモテ男、椎名を巡って繋がる短編集。 田舎の息の詰まるような空気の描写がリアル。 「君がど...

夕方のバイパス、ロードサイドに立ち並ぶチェーン店の看板たち。こういう景色を「ファスト風土」と呼ぶらしい。 廃れた地方の街で、いつか自分も何者かになれると漠然と思っている女の子たち。 地元のモテ男、椎名を巡って繋がる短編集。 田舎の息の詰まるような空気の描写がリアル。 「君がどこにも行けないのは車持ってないから」のファミレスの描写が秀逸だったな。 “フロアの通路を歩くときは毎回、品定めするような尖った視線を浴びる。知ってる奴じゃないかチェックしてるのだ。みんな誰かに会いたくて、何かが起こるのを期待してるんだと思う。あたしだってそう。” あと「東京、二十歳。」の、上京して渋谷のミニシアターに映画を観に行くシーン。 自分だけが特別なアンテナを持っていると思って観にいった映画は満員御礼で、次の回のチケットしか取れなかった。 各話に共通して登場する、地元のモテ男、椎名。一番初めのお話で、椎名の現在が描かれていたのが逆によかったな。 あの時あんなにキラキラしていた椎名は、ちゃんとお父さんになっていて、なんにもこじらせてない普通のひとだった。

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2023/01/09

山内マリコさん作品記録6 椎名くんと女子たちの8つの話。 一言でまとめるとこうなのに、 なんでこんなにも センチメンタルな気持ちになるのだろうか…。 登場する女子と 同じような経験をした訳でもないし、 椎名くんみたいな男子もいたような気もするし いなかったような気もするのに ...

山内マリコさん作品記録6 椎名くんと女子たちの8つの話。 一言でまとめるとこうなのに、 なんでこんなにも センチメンタルな気持ちになるのだろうか…。 登場する女子と 同じような経験をした訳でもないし、 椎名くんみたいな男子もいたような気もするし いなかったような気もするのに どうしてか分からないけれど 自分の日記を読み返しているような どこか切ない気持ちになる。 やはり山内マリコさんは無敵。

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