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ワンナイト の商品レビュー

3.7

47件のお客様レビュー

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2014/04/25

『たかが合コン、されど合コン」という言葉そのままに、ある一夜、ステーキハウスで開かれた合コンに参加した6人の男女のその後の顛末が、おもしろおかしく、しみじみと描かれていて一気に読めた。4人でシェアする形態は、新鮮で、また老後のあり方としてもありではないかと感じた。

Posted byブクログ

2014/04/24

何も考えずにただ楽しめた。気楽に観れる2時間スペシャルドラマ的な感じ。 舞台は夫婦が営むステーキ屋。そこで開催された合コンで顔を合わせた6人の連作短編。わりと爽快。出てくる人物は皆30を超え、40手前の独身アラサーたち。あるある。わかるわかる。とくにわたしは女なので女子あるあるを...

何も考えずにただ楽しめた。気楽に観れる2時間スペシャルドラマ的な感じ。 舞台は夫婦が営むステーキ屋。そこで開催された合コンで顔を合わせた6人の連作短編。わりと爽快。出てくる人物は皆30を超え、40手前の独身アラサーたち。あるある。わかるわかる。とくにわたしは女なので女子あるあるをたくさん感じた。結婚したくてたまらないさなえの猫かぶりとか腹黒さとか奔放さが痛くて、一番近いものを感じたり、バツイチ瀬利の元夫との関係とかわかるなーとか、その他諸々ハッとしたりね。恋はときに性別さえも超える。 第三章の戸倉のシーンで急激に面白くなりました。 なんにも残らないけど、なにかが残っているような気もする。よく考えちゃったら非リアルな箇所やあり得ないとか盲目的とか目についてしまうところもあるけれど、これは頭空っぽにして淡々と読み進めるからこそ楽しめる本だったなー。 どっかで読んだことあるような話でもあるし新しさもないけど、それはきっと自分自身どこかしらで経験したことのある物語がここに描かれていたからだと思う。この6人の中に自分自身がどこか見え隠れするのが実に面白い。

Posted byブクログ

2014/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『真剣に結婚相手を探すための真面目な合コン』というものが男女6人で行われ、そこからいろいろと発展をしていく。やはり、年齢を重ねると男女共に結婚というものに対して焦りを覚えるようだ。恋愛観・思考・職業・趣味などが異なる大人6人が集まり、合コンする事で恋愛に発展したり、いろいろな計算で動いたりとすごくリアル。この真面目な合コンがきっかけで人生が180度変わるという事もあり、人と人の出会いというのは本当にどうなるかわからないものだ。結局、恋愛というのは『縁』なんだなと思う。縁が無ければ、発展のしようがない。

Posted byブクログ

2014/04/15

三十路独身の娘行く末を案じる姑のために 夫婦で営むステーキハウスで合コンを催した女からスタートし その合コンに関わった人々をリレー形式で描く。 出てくる誰もに共感できる部分があり面白かった。 【図書館・初読・4/15読了】

Posted byブクログ

2014/04/14

30才~男女6人の合コン。一見なんにもなく終わったようだが…その後がそれぞれの視点で進んでいく。楽しめた♪ 2014.4.11

Posted byブクログ

2014/03/23

合コン。ある一夜の出会いがその人の人生を変えていく。30代半ばの個性豊かな男女6人の合コンのその後を描いた連作短編集。登場人物の視点が変わるにつれて、時系列も進んでいき、面白かった。結婚へ前向きじゃない人、結婚に必死な人、既婚、バツイチ、などいろいろなタイプがいて、なるほどねと思...

合コン。ある一夜の出会いがその人の人生を変えていく。30代半ばの個性豊かな男女6人の合コンのその後を描いた連作短編集。登場人物の視点が変わるにつれて、時系列も進んでいき、面白かった。結婚へ前向きじゃない人、結婚に必死な人、既婚、バツイチ、などいろいろなタイプがいて、なるほどねと思わされました。考え方は瀬利が一番好きでした。真面目な合コンなら出てみてもいいかなと思わされたし、合コン、ある意味怖いかもとも思いました。玲子さんすごすぎます。

Posted byブクログ

2014/03/21

今までの小説の中に少しずつかもされている、ほのかでかすかだけど絶妙な匙加減でそこに存在した「可笑しさ」がたっぷりとたんまりとあふれんばかりに描かれていて、もう、ホント、たまりませんでした。 オトナになってからの合コンって、シリアスになりがちだと思うのだけど、そのシチュエーションを...

今までの小説の中に少しずつかもされている、ほのかでかすかだけど絶妙な匙加減でそこに存在した「可笑しさ」がたっぷりとたんまりとあふれんばかりに描かれていて、もう、ホント、たまりませんでした。 オトナになってからの合コンって、シリアスになりがちだと思うのだけど、そのシチュエーションをここまで明るくからりと、だけどくだけ過ぎず前向きに描き出すなんて、やっぱり大島さんはすごいです。 三十路半ばで未婚、今では全然珍しくもないけど、やはり「結婚」という言葉にどうしても敏感にならざるを得ない、そんな男女の悲喜こもごも(あ、悲、はほとんどないか)が登場人物の語りで少しずつ重なり少しずつ時が流れて行く、この展開もすごくいい。知らないうちに自分もその輪に入り込んでる気になる。一緒にあの夜の合コンに参加してたような気になる。そして、恋愛にしろ結婚にしろ「人」とつながることの「楽しみ」を再確認させてくれる一冊でした。 読み終わった後、きっと思うはず。「恋より結婚より合コンしたい!」

Posted byブクログ