クマにあったらどうするか の商品レビュー
クマは思ったよりも人間を畏れている。 雑食だから、人間を好んで食べることはほぼない。 クマと人間は昔から遠い距離を保ちながら、お互いに畏怖の念を抱きながら共生してした。 人間が行う活動が、自然の生態系に影響することがある。 星野道夫「クマの存在を意識することは、人間が忘れてい...
クマは思ったよりも人間を畏れている。 雑食だから、人間を好んで食べることはほぼない。 クマと人間は昔から遠い距離を保ちながら、お互いに畏怖の念を抱きながら共生してした。 人間が行う活動が、自然の生態系に影響することがある。 星野道夫「クマの存在を意識することは、人間が忘れている生物としての緊張感を呼び起こしてくれる。人間の傲慢さを制御してくれる」 複雑な生態系にはそれぞれに意味があり、無駄はない。
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アイヌと和人、ハーフだった姉崎さんだからこそ知り得た世界。 独りで山に入り、クマを師匠とし、クマを獲った。 昔から猟師の話が大好き。特に北の山に入る猟師の中には、現実主義者で冷静、けれども自然への畏怖を併せ持つ人がいる。そういうエッセイやインタビューを読むのが好き。 このイン...
アイヌと和人、ハーフだった姉崎さんだからこそ知り得た世界。 独りで山に入り、クマを師匠とし、クマを獲った。 昔から猟師の話が大好き。特に北の山に入る猟師の中には、現実主義者で冷静、けれども自然への畏怖を併せ持つ人がいる。そういうエッセイやインタビューを読むのが好き。 このインタビューは2000年、今から25年前か。その時はまだアイヌの文化を色濃く受け継ぐ(女性の刺青やクマ送りの儀式)人たちがいたんだな。 瓶ビールやテレビがある空間で、クマ送りの儀式がされているのが、まだ遠くない過去として強烈なインパクトだった。 ヒグマも人が怖いから、ヒグマに出会ってしまった時は目を見て威嚇する、絶対逃げない。逃げるげらいなら腰を抜かせ、らしい。 クマはヘビが嫌い、というのも本当らしい。 あと、ペットボトルをベコベコやると、違和感のある音だからクマが避けてくれる、らしい。 ヒグマに出会うシチュエーションになる可能性は限りなく低いけど、いざという時のために覚えておこ。
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ゆるてつ送別会で。グリズリーに襲われたら♡みたいな軽さではなく、姉崎さんの動物としての洞察力の鋭さに圧倒される。弱いと思われたら負けで、動かずに睨むのがいいらしい。
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熊の気持ちになって、どうすれば良いか、向き合って冷静に考える。一見、そんな超人めいた事⋯と思いますが、流石熊と長年付き合ってきた方。経験を軸に具体的に教えてくれます。それでも熊は怖い。
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失われていく、人々の貴重な経験と記憶 電気が無かった頃 石油加工製品が無かった頃 人はどうやって生きてきたのか、生き延びて来たのか 昔なら伝承出来た事も 今は本当に難しい、出来ていないだろう この本が面々と語り継がれることを祈る 実際にクマに対した時の正解は 1つじゃないのだろ...
失われていく、人々の貴重な経験と記憶 電気が無かった頃 石油加工製品が無かった頃 人はどうやって生きてきたのか、生き延びて来たのか 昔なら伝承出来た事も 今は本当に難しい、出来ていないだろう この本が面々と語り継がれることを祈る 実際にクマに対した時の正解は 1つじゃないのだろう でも、生き残った人からどうだったか聞くのは 何より貴重だ 「ルールは、クマは守れても人間が守れない」 これはキツイ。その通りに違いないから。 人間の欲の深さを思い知った気がした
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姉崎さんというアイヌ民族最後のクマ撃ち猟師の体験等に基づくクマの習性や対策が書いてある本。クマが世間を騒がせているから読んでみた。雑学が増えた感じというのが素直な感想。経験がある分、説得力があった。
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2026.1st 最近何かと世間を騒がせているクマさんについて、アイヌ民族最後の狩人姉崎等さんのヒアリングをまとめた書籍ですʕ•ᴥ•ʔ 姉崎さんの60年にも及ぶハンター生活から得られた知見は単にクマに出会った場合の対処法といったハウツー本的な側面ばかりではなく、人間と他の生命の共...
2026.1st 最近何かと世間を騒がせているクマさんについて、アイヌ民族最後の狩人姉崎等さんのヒアリングをまとめた書籍ですʕ•ᴥ•ʔ 姉崎さんの60年にも及ぶハンター生活から得られた知見は単にクマに出会った場合の対処法といったハウツー本的な側面ばかりではなく、人間と他の生命の共存共生というより深く根元的なテーマにも及んでいます。 とても読みやすく、また勉強になる1冊でした!姉崎さんは実証的思考に基づいて思考される方だったようで、随所に姉崎さんの頭のキレを感じました! 残念ながら、姉崎さんも本書をまとめられた片山龍峯さんも既にお亡くなりになられているようです。 合掌。
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面白かった。冷静に観察していても、考え方の根底で自然を神の賜物と捉えているから傲慢になりようがなくて優しい。著者の考えたとおりにクマが進化している昨今、どうしたらいいんだろうと思う。昔はドングリがそんなにいっぱいあったんだね、と切なくなりました。
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熊の話題が尽きなかった2025年、他人事ではないと思い購入。 動かないこと、目を逸らさないこと、声を出すこと、ベルトなど長いものがあれば蛇を嫌がる熊には有効などなど、役に立ちそうな知識を熊狩猟の経験がある姉崎さんから教えてもらえるのは貴重だと思う。
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2025年はクマが多く出没した年だった。その前に読んだのが、この本、アイヌの狩猟者がヒグマに対応するときの話。プロならではの胆力のいる対応。 予防するには、 ・ペットボトルをペコペコ鳴らしながら歩く。 ・木をたたきながら音を立てる。 出会ってしまったら、 ・背中を見せて走って逃...
2025年はクマが多く出没した年だった。その前に読んだのが、この本、アイヌの狩猟者がヒグマに対応するときの話。プロならではの胆力のいる対応。 予防するには、 ・ペットボトルをペコペコ鳴らしながら歩く。 ・木をたたきながら音を立てる。 出会ってしまったら、 ・背中を見せて走って逃げない。 ・大声を出す。 ・腰を抜かしてもよいから動かない。 ・にらめっこで根比べ ・子連れに出会ったら子グマを見ないで親だけを見ながら静かに後ずさり ・ベルトをヘビのように揺らしたり、釣竿をヒューヒュー音を立てるようにしたり、柴を振り回す。 ・柴を引きずって静かに離れる。
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