探偵が腕貫を外すとき の商品レビュー
2014.6.14読了 これって四作目なんですよね。最初の『腕貫探偵』のイメージがすきでしたが、ちょっと変わっていて微妙に思いました。
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安楽椅子探偵ものだが、ダーリンとユリエの絡みは面白い。 意味深なエンディングが次作を匂わせる。 4編が収録。「どこまでも停められて」が一番よい。
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+++ 安楽椅子探偵の新ヒーローは、正体不明な公務員! 腕貫着用、神出鬼没な謎の公務員探偵が、市民の悩みや事件を鮮やかに解明! そしてついに女子大生ユリエと……!? お馴染み刑事コンビも登場、今日も櫃洗市は大騒ぎ! 絶好調「腕貫探偵」シリーズ待望の新作短編集! 【あらすじ】 ...
+++ 安楽椅子探偵の新ヒーローは、正体不明な公務員! 腕貫着用、神出鬼没な謎の公務員探偵が、市民の悩みや事件を鮮やかに解明! そしてついに女子大生ユリエと……!? お馴染み刑事コンビも登場、今日も櫃洗市は大騒ぎ! 絶好調「腕貫探偵」シリーズ待望の新作短編集! 【あらすじ】 ■贖いの顔 三年連続、四月四日の午後四時に鳩の死骸と人の死に直面した配送員。 これは偶然なのか、必然なのか。そして今年もまた、四月四日がやってくる……。 ■秘密 四十年前に不倫相手の女性を殺してしまった。 なぜ、彼女の夫はその罪を被ってくれたのか? 夫の葬儀の日、長年の謎が明かされる。 ■どこまでも停められて 妻子と別れ、一人マンションに暮らす男。彼が契約した住人専用駐車場に、 決まって月曜の朝に不特定多数のドライバーに無断駐車されてしまう。その理由は? ■いきちがい 女子大生・ユリエが企画した幼稚園の同窓会の最中に、参加者が殺害された。 不可解な遺留品の謎、犯人は? そして動機は? +++ 腕貫探偵には短編の方が向いているように思う。今回も、絶妙な観察力と推理力で相談者をスッキリさせてくれる腕貫さんであった。そして、ユリエとの今後が期待できるような終わり方なのも、ちょっぴりうれしい。櫃洗市から目が離せないシリーズである。
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どこかで人の相談を受け付けている、腕貫を身に付けた公務員。 そしてまた、今日もお客様のお悩み解決中。 4つ分のお悩み相談室。 しかも最初の話は、どこかで読んだ事があるような…と思いきや 勘違いではなく、このシリーズで読んだ事がある話。 公務員という職業柄、活動場所が地域限定なの...
どこかで人の相談を受け付けている、腕貫を身に付けた公務員。 そしてまた、今日もお客様のお悩み解決中。 4つ分のお悩み相談室。 しかも最初の話は、どこかで読んだ事があるような…と思いきや 勘違いではなく、このシリーズで読んだ事がある話。 公務員という職業柄、活動場所が地域限定なので どこかで聞いたような地名か事件と思っていると やっぱり、になる事が多々。 これは思いっきり事件そのものが、でしたが。 女って…と思ったのは、当然2話目。 まさかの落ち。 というよりも、まさかの怒り。 相手の立場が違うだけで、自分もそうなのでは…。 しかしこういう場合、身勝手に生きているのが女。 いやむしろ、ここまで計画するのがすごい? 話自体はごく普通(?)ですが、相手の特色(!)を よくここまで…と思わずにいられないのが3話目。 ちなみにこれ、自分だと最初の『駐車場』を 手に入れるか否かで躓いてるかと。 買わないなら、もうそのままで。 むしろ売り飛ばす時、かけた駐車場代を回収できるか、が 気になっているかと思われます。 そして4話目、料理が美味しそうです。 漢字だけみても、一体どう読めばいいのか、な名字だらけ。 いつもの事、と思って読み進めていくと うっかりな状態に陥ります。 殺人などというものは、うっかり勘違い、も含みますが やましい、と思っていたのか、言葉が巧みすぎたのか。 全話通して出てきた彼女は、とりあえずレギュラーと 化しているのでしょうか? そして最後には…もうちょっと次進展するのか。 それとも今回実はこの二人を掘り下げてみただけなのか。 気になる部分であります。
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どう読んでも「西澤さん」ですね。 面白かったです。続きが読みたい。 …しかし、いつから表紙がこうなったんでしょう? 最初は違いましたよね? あまり、自分の本棚に置いておきたくない…。
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腕貫探偵シリーズ短編集。今回もさまざまな事件に乗り出す腕貫探偵。日常の謎あり、殺人事件ありで読みごたえはばっちりです。 お気に入りは「どこまでも停められて」。謎は些細だけれど、その理由に至る数々の伏線が見事でした。ほっとさせられる読後感もいいし。だけど「ブラッド」も「蜂工場」も「...
腕貫探偵シリーズ短編集。今回もさまざまな事件に乗り出す腕貫探偵。日常の謎あり、殺人事件ありで読みごたえはばっちりです。 お気に入りは「どこまでも停められて」。謎は些細だけれど、その理由に至る数々の伏線が見事でした。ほっとさせられる読後感もいいし。だけど「ブラッド」も「蜂工場」も「殺人鬼」もいいと思うんだけどなあ。大好きですよ私(笑)。
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配送会社で働く兄が、思い詰めた顔で打ち明けたのは、辞意。そのきっかけとなったのは、毎年四月四日に、窓に激突死する鳩と、死人がでる事件に遭遇してしまうことだった……。(「贖いの顔」)他三編。 腕抜き探偵シリーズ4冊目。 様々な不可解な事件を腕抜きさんがさらっと解決するシリーズ。 ...
配送会社で働く兄が、思い詰めた顔で打ち明けたのは、辞意。そのきっかけとなったのは、毎年四月四日に、窓に激突死する鳩と、死人がでる事件に遭遇してしまうことだった……。(「贖いの顔」)他三編。 腕抜き探偵シリーズ4冊目。 様々な不可解な事件を腕抜きさんがさらっと解決するシリーズ。 そもそも事件が不可思議で、そこから推測されるトリックとか謎も不可解で、でもそのとんでもさ加減を楽しむシリーズ。
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腕貫探偵シリーズの最新作。4話からなる短編集。相変わらずのクールな市役所員の名探偵ぶりには、脱帽します。しかし、西澤保彦の小説の設定など、ややこしさが面白い。あっと言う間に読めてしまいました。最後の「いきちがい」を読むと、このシリーズはまだまだ、続くらしく、次がとても楽しみです。...
腕貫探偵シリーズの最新作。4話からなる短編集。相変わらずのクールな市役所員の名探偵ぶりには、脱帽します。しかし、西澤保彦の小説の設定など、ややこしさが面白い。あっと言う間に読めてしまいました。最後の「いきちがい」を読むと、このシリーズはまだまだ、続くらしく、次がとても楽しみです。ユリエさんと腕貫さんの恋愛の行方も楽しみです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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古今東西、ミステリーにシリーズ作品は数多い。出版サイドから見れば、固定ファンがつけば一定の売り上げが見込めるシリーズ作品のメリットは大きいだろう。一方、作家サイドから見れば、マンネリ化との戦いを強いられることになる。 腕貫探偵シリーズは、僕が読んでいる数少ない西澤保彦作品で...
古今東西、ミステリーにシリーズ作品は数多い。出版サイドから見れば、固定ファンがつけば一定の売り上げが見込めるシリーズ作品のメリットは大きいだろう。一方、作家サイドから見れば、マンネリ化との戦いを強いられることになる。 腕貫探偵シリーズは、僕が読んでいる数少ない西澤保彦作品であり、本作はその最新刊である。読後感が常に微妙なこのシリーズ、今回もやはり微妙であった。それなのに、不思議と次も読みたくなってしまう。熱心なファンというわけでもないのに。 『腕貫探偵、残業中』の文庫版解説で、関口苑生氏は、西澤さんがそれぞれの登場人物の物語を丁寧に紡いでいると指摘している。逆に言えば、凝らなくてもいいところに凝っているわけで…というのは、僕が某所に書いた感想からの引用だが、ある意味真相以上にディテールに凝っていて、微妙なのは当然なのである。 「贖いの顔」。真相がどうあれ、納得させる説をひねり出すイマジネーションがすごい。よくそんな「秘密」をずっと抱えて生きてきたな。うーむ、そこまでするかなあ…。「どこまでも停められて」。本作中唯一、いやシリーズ唯一と言っていいきれいな結末。何だよそりゃ。これだけ奇妙なシチュエーションの数々を思いつくのは感心する。 最後の「いきちがい」。幼稚園の同窓会を企画するというのも珍しいが…あんな設定やこんな設定は必須なんですか西澤先生??? こういう実例を知らないので、コメントできません。真相よりこっちの方が印象に残ってしまったではないか…。 それにしても、探偵役がここまで地味で目立たないシリーズ作品も珍しい。キャラクターの熱心なファンを抱えるシリーズは多いが、腕貫氏のファンってどのくらいいるのだろう。『探偵が腕貫を外すとき』なんてタイトルがついている割に、いつもと同じだし。 最後に、僕が某所で主張している説を繰り返させていただきます。このシリーズの空気感は、蒼井上鷹作品そのものだ。蒼井上鷹さんもメジャーとは言えないだけに、同意してくれる方が何人いるのかわからないが…。
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腕貫探偵シリーズの最新刊。いつものように短編ですらすら読めました。腕貫さんのたくましい想像力に惚れ惚れしました。最後のお話はまさかの伏線が貼ってあり、次回のお話がとても楽しみになりました。はやく次が読みたいです。
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