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探偵が腕貫を外すとき の商品レビュー

3.3

31件のお客様レビュー

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2019/09/13

【内容】お役所の「市民サーヴィス課」の職員が市民を悩ませる謎を相談を受けたその場で解き明かす。たまに殺人事件もあるよ。 【感想】この探偵さんはたぶん、その解答が本当かどうかよりも相談者が納得できるかどうかに主眼を置いている。状況証拠だけで辻褄を合わせているのでそのままでは刑事事件...

【内容】お役所の「市民サーヴィス課」の職員が市民を悩ませる謎を相談を受けたその場で解き明かす。たまに殺人事件もあるよ。 【感想】この探偵さんはたぶん、その解答が本当かどうかよりも相談者が納得できるかどうかに主眼を置いている。状況証拠だけで辻褄を合わせているのでそのままでは刑事事件の場合逮捕は難しそう。でもそこが面白さとは言える。なんかヘンやでって状況を今回はどうまとめてくれるのかってとこ。

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2019/06/14

シリーズ4作目。一作目は短編で絶妙に相談者自身に回答を見つけ出させ、二作目では腕抜を外したあとの彼を少しずつ見せながらどの話も少しほろ苦く。三作目では長編だけれどプロデュースなので出番は少なめ。と少しずつ色が違います。今作は短編。通常通り苦情係としてお仕事をしていたり、お昼休みだ...

シリーズ4作目。一作目は短編で絶妙に相談者自身に回答を見つけ出させ、二作目では腕抜を外したあとの彼を少しずつ見せながらどの話も少しほろ苦く。三作目では長編だけれどプロデュースなので出番は少なめ。と少しずつ色が違います。今作は短編。通常通り苦情係としてお仕事をしていたり、お昼休みだったり事件後にユリエちゃんの話を聞いていたりしますが相変わらず推理は見事です。好みは珍しく(?)読後感の良い「どこまでも停められて」。そしてラストの「いきちがい」…その塩むすびセットまでの話は?すごく気になるんですけど。

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2019/04/29

櫃洗市の至る所に現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」を名乗る腕貫をした地味な男は,何やら悩み・疑問を抱えている市民の相談を受けただけで,すべての真相を見破ってしまう超人的な安楽椅子探偵だった。シリーズ3作目の短篇集。例えば2作目,40年前,愛人関係にあった人妻を殺してしまったが,...

櫃洗市の至る所に現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」を名乗る腕貫をした地味な男は,何やら悩み・疑問を抱えている市民の相談を受けただけで,すべての真相を見破ってしまう超人的な安楽椅子探偵だった。シリーズ3作目の短篇集。例えば2作目,40年前,愛人関係にあった人妻を殺してしまったが,身代わりになって自首してくれたのは人妻の夫だった---という謎。真相の意外さという点では,本作はやや陰りが見える気がするが。

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2018/01/23

地方都市で、こんなに事件の起きる櫃洗市っていったい…ユリエちゃんが心配。でも彼女の出発を腕貫氏が止めなかったのは、彼女への信頼、後自分がフォローできるという自信があったからか。櫃洗の女は怖い。

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2017/10/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久々に腕貫探偵シリーズを見つけたので借りてみた。しかし、何なのこのポップな想定は!前の渋い絵と全然違うんですけど。4話だけで読み切りやすいし。なぜだーりんと呼ばれるようになったのか分からんけど。前作から読み返そうと思うほど面白くはないんだよなー。どうもこの作家さん、はまらないんだよなー。

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2016/12/03

久々に腕貫探偵シリーズ読んだけど、面白かった。 事件の構図から妄想のような真実あるいは真実のようなものが明かされる。 やっぱり面白いし、西澤さんらしい登場人物たちの若干歪んだ物語。

Posted byブクログ

2016/05/03

4つの短編を通して誰にでも秘密はあって一面からしか見えていないことが多いんだなぁと思ってしまいます。 変わらずそこにいてくれるとわかっている腕貫さんの存在は、櫃洗市の皆さんにとっても、もちろんユリエにとっても貴重です。

Posted byブクログ

2016/05/10

腕貫探偵シリーズの短編集。 捻りの効いたミステリと、それを無駄遣いしない意外な真相は、この著者の魅力。 今作は特に、起承転結の前二つが冴えていた。四話それぞれ違った形で始まり、違った展開で安楽椅子探偵の推理に至るわけだが、元々凝った、つかみどころない謎を、更に語りの上手さで摩可不...

腕貫探偵シリーズの短編集。 捻りの効いたミステリと、それを無駄遣いしない意外な真相は、この著者の魅力。 今作は特に、起承転結の前二つが冴えていた。四話それぞれ違った形で始まり、違った展開で安楽椅子探偵の推理に至るわけだが、元々凝った、つかみどころない謎を、更に語りの上手さで摩可不思議なものにしていく展開が、一定ののめり込みを生む。 強いていえば謎解きの過程がさっぱりしていのが残念だが、それは作風上致し方ないか。 真ん中の二作がお気に入り。 3+

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2015/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかった。 相変わらず隙のないおもしろさ。 にしても、あの2人いつのまに付き合うようになってたんだ? うーん、そこらへんの話は呼んでないかも。 ラストのはなしがイマイチ乗り切れなかったが、 ほかは一気に読めた。 そしていつの間にか表紙がいい感じに。 いつからこの手のイラスト表紙になったのかしら?

Posted byブクログ

2015/09/10

腕貫探偵シリーズ! 連作。 犯人がさっぱりわかる、という感じでもないので、「あくまで仮説」。でもすごい。 探偵の登場の仕方が毎度うまいな~とおもう。メインでもなく、完璧にサブでもなく。

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