百姓貴族(3) の商品レビュー
「肉体労働の良いところは仕事中に(漫画作成に)脳みそ使えるとこ」俺も自営業だったから残業は苦にならなかった。漫画家は労働効率が良い(ヒット作あれば)/紙幣はカリソメ、食を自領で自給できるのが貴族の必要条件。農業が貧富の差の源、貴族とは良田を先取した者、所有を確定する権限が主上。/...
「肉体労働の良いところは仕事中に(漫画作成に)脳みそ使えるとこ」俺も自営業だったから残業は苦にならなかった。漫画家は労働効率が良い(ヒット作あれば)/紙幣はカリソメ、食を自領で自給できるのが貴族の必要条件。農業が貧富の差の源、貴族とは良田を先取した者、所有を確定する権限が主上。/明治の北海道開拓は、梅雨のない地で米作り、本州に居ない野獣など苦難の連続であった。その子孫も試行錯誤の日常。戦後にはトラクターなど機械化/ アニメの動物ファンタジーに違和感ありまくり。ただしイヌやウシが人語を解していないとは思えない。仏教では牛馬などの畜類に転生することもあると説く、昆虫を殺すのも罪業というから圧倒的多数の昆虫や海棲物に転生もあるだろう。農家は害獣はもちろん家畜でも必要があれば殺して食べる、鎌倉仏教出現の必然/別の人種ではないかと思うぐらいよく食べるし、働く(本当に美味いものは生産者だけが知っている)。生乳を飲むのは生産者だけ。その上に彼女は漫画家志望で睡眠時間を削って応募原稿を仕上げていた/漫画家になってから、出産の時も、農家らしく軽く済んだそう。 農業は手をかければきりがなく小児労働必然/大規模機械化の北海道でも採算は苦しい
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/この著者の骨太さの元は農業にあったかと。あいかわらず、おおらかで豪快な「農脳」な人びとの、笑えるけど笑われへん数々のエピソード。読んでると自分らのみみっちさに気づかされてまいます。久しぶりにこのシリーズ読んだんやけど(一巻目は十年近く前、二巻目は五年ほど前)続いて読んでいってみ...
/この著者の骨太さの元は農業にあったかと。あいかわらず、おおらかで豪快な「農脳」な人びとの、笑えるけど笑われへん数々のエピソード。読んでると自分らのみみっちさに気づかされてまいます。久しぶりにこのシリーズ読んだんやけど(一巻目は十年近く前、二巻目は五年ほど前)続いて読んでいってみたいです(怖いもの見たさ?)。 /荒川家家訓その2:俺にできる事はおまえにもできる《なんでもできるんじゃないのよ…/なんでもやらされるのよ!!》(p.6)。その1は「働かざるもの食うべからず」だったようです。 /生き物の分類のしかたが「食えるか」「食えないか」な畜産農家の人々。(p.41)
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農作物の情報量が多かった印象。著者の上京とマンガ家生活にも触れている。「寝なきゃいいじゃん!!」を冗談じゃなく本気で言って、それを実現しているところが恐ろしい。
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あー、会社で勤めてた時に段ボール箱作るやつ使ってたー かうすれば面白くなった― あとカラーで白黒って贅沢だー お父上様大暴走― 面白い―
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農家の仕事の過酷さが、よく分かる本でした。おばあさんが亡くなった時の話も、農家の方はすごいなと感じさせる話でした。 セスナを飛ばした農家さんの話など、本当に「百姓貴族」っているんだ…と感じ、面白かったです。 4巻以降も、どんどん読みたくなっていきます‼
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百姓が一概に貴族という訳ではないようだ。 気候などに左右されやすい。 機械などの投資に大金が必要。 つまり、苦労の方が勝っている。 そんなイメージをそのまま伝えてくれて面白い。
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北海道らしい 自然の知識。野生動物や 家畜 飼い犬との付き合い方荒川先生のお父様のやんちゃなエピソードも盛りだくさんです。 頻繁に登場するギャグも全然嫌みがない。 セクシィー野菜に笑ってしまいます。 でも 野菜に対する愛があればこそなんですね これは セクハラじゃないのよね~
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荒川 弘の力で、農業高校への進学希望が増えているそうです。 それはそれで素晴らしいことだと思いますが、実はあの年代は、どこにいったって、楽しい青春や、素晴らしいな出会いがあって、1番大事なことは、自分の隣にあるその素敵なものに気づけるか。 泣いても笑っても、同じ時間が過ぎていく...
荒川 弘の力で、農業高校への進学希望が増えているそうです。 それはそれで素晴らしいことだと思いますが、実はあの年代は、どこにいったって、楽しい青春や、素晴らしいな出会いがあって、1番大事なことは、自分の隣にあるその素敵なものに気づけるか。 泣いても笑っても、同じ時間が過ぎていくのなら、楽しい時間を過ごせた方がいいよね。 いや、寝るのは大事だと思いますけどね。
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自然と農業との関係は?とか、 農業機械の知識とか、 現代社会のお仕事事情とか、 なるほど~と思ったり、考えさせられたりする 話題が広く~浅く書かれていましたが、 今回は作者のタフぶりが最高の話でしょう(+o+)
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北海道の酪農って、まだまだ語り尽くせなかったんだね。自身の体験を漫画にしたらミリオンセラーって凄い! 川に魚が少なくなったことと牛糞を含めた汚水の管理の相関関係が印象的だった。自然の自浄作用が及ぶギリギリのせめぎ合い(笑)荒川さんの基礎体力はものすごいな。
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