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彼岸過迄 の商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2025/04/09

主人公敬太郎の周りにいる人物の物語を話を聴いて書いた形を取ったような物語だった。 時代背景が今とはかなり違うと思うが、どの物語も結末がないように思う。 でも実際の出来事は全てきちんと結末があることの方が少ないんだろうなぁ。

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2024/11/18
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2024.11.16読了。 須永の話長い。須永考えすぎ。 これがアニメだったら、敬太郎が須永に「ぐだぐだ言ってねえで千代子と一緒になれ!」と須永の心に響く何らかの説教をかまして須永納得、無事に千代子とハッピー!…って感じだろうけど、須永のモヤモヤはそう簡単にいくような軽いものではなかったのだった。 こういう心の中を細やかに描く漱石の手腕よ。というかこの須永が漱石の分身らしいけど、そうでないとあそこまで書けないよなとも思うので納得。 須永に持ってかれてしまったけど、森本の話と探偵の話も色が違ってあれはあれでまた面白かった。ちょっとした冒険モノを読むかのようなワクワク。でも占いやステッキのくだりなんかは伊坂幸太郎かと思った。

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2025/11/25

自分が大学受験した年の前年のセンター試験で彼岸過迄が出題されていたのです、たしか。 それで興味を持ったのがきっかけとなり読み始めたのですが、序盤がしばらく敬太郎の話で、こんな話だったっけ?となり…(センターの出題は須永の話の部分だったと思う) わりと何事も起こらない話なので「ペ...

自分が大学受験した年の前年のセンター試験で彼岸過迄が出題されていたのです、たしか。 それで興味を持ったのがきっかけとなり読み始めたのですが、序盤がしばらく敬太郎の話で、こんな話だったっけ?となり…(センターの出題は須永の話の部分だったと思う) わりと何事も起こらない話なので「ページを捲る手が止まらない」ような状態にはならないのと、情景や心情の描写が美しすぎて、いちいち立ち止まって味わうように繰り返し読んでしまうので、全て読み終えるまでにかなり時間がかかった。 ひたすら美しい作品です。

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2024/02/28

いやぁ、面白かった。須永、拗らせすぎでしょ。「貴方は卑怯だ」と千代子に言われて「何故」と聞くところがもう卑怯極まりないです。ですがそういうところ、嫌いじゃないです。もちろん友達にはなりたくはないですが。愛すべきくず人間という感じです。 敬太郎が占いをしてもらうくだりも、面白かっ...

いやぁ、面白かった。須永、拗らせすぎでしょ。「貴方は卑怯だ」と千代子に言われて「何故」と聞くところがもう卑怯極まりないです。ですがそういうところ、嫌いじゃないです。もちろん友達にはなりたくはないですが。愛すべきくず人間という感じです。 敬太郎が占いをしてもらうくだりも、面白かったなぁ。毒にも薬にもならないような内容を、話半分に聞いていたにもかかわらず、いざ判断に迷うことになったら、一生懸命にその占いを解釈して行動するところが笑えます。 「草枕」「虞美人草」とは読みやすさが段違い。あれはあれでよかったですが、やはり疲れます。「彼岸過迄」は、決して軽いタッチというわけではないですが、程よいユーモアが心地よく感じました。 結末も、手放しで「よかったね」とはいきませんが、程よく救いがあって読後感は良かったです。森本のその後も気になりますね。

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2015/09/17
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敬太郎が探偵する場面や、須永が千代子の心理を技巧?と分析するところなど、すごい文章力と思った。後者は迫ってくる迫力があった。 登場人物が親戚同志の3家族なので、一緒の行動が多く、場面が多彩に描けたと思う。敬太郎という外部者の存在も必要だったと思うけど。千代子も魅力的に書かれている。千代子が母を送ってきた夕べなど、はじめ3人でとてもよい感じ…。 須永市蔵、ひとおしがんばれ!ともどかしかったが、相反する感情に苦しみ、どうにも身動きとれない状況というのもあるものだと感じた。

Posted byブクログ

2014/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

須永のことは敬太郎(だっけ?)と須永視点の両方から語られていたが、なんだか人物像が違って、あれ?これって短編集だっけ?と読み返してしまった。 敬太郎も須永も、ああ、わかるわかる、という面を持っていて、共感しながら読んだ。 最後微妙だった我するけど、これはこれであり。

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