公立VS私立 の商品レビュー
公立と私立に関するそれぞれのデータや分析などを期待して読んだけれど、それにはあまり応えてくれなかった。けっきょくのところ、公立に行かせるべきか、私立に行かせるべきかというのは、その時々の事情と状況によって適宜判断するしかないが、その判断材料にするとしても、物足りない。 材料とし...
公立と私立に関するそれぞれのデータや分析などを期待して読んだけれど、それにはあまり応えてくれなかった。けっきょくのところ、公立に行かせるべきか、私立に行かせるべきかというのは、その時々の事情と状況によって適宜判断するしかないが、その判断材料にするとしても、物足りない。 材料として物足りない理由はいくつかある。この著書自体が10年以上前に書かれたものということを差し引いても、書かれている話題が古い。ふつうに戦後まもない頃からの話や、70〜80年代の事情が頻出する。これは著者が当時で70代に入っているせいもあるのだろうが、縁側で聞く年寄りの昔話にしか聞こえない。 また、著者の意見、意向も強い。本書で特に持ち上げられるのは慶應である。著者の略歴を読んでも、関西圏の大学を渡っており、慶應を賞賛する理由はよくわからないが、とにかく慶應である。ただし、幼稚舎はダメだそうである。 ほかにも無駄話が多い(アイドルにハマるのは男女別学が多いとか、みのもんたの息子が捕まった事件に対するコメントとか)。本書は200ページにも満たない新書であり、これらの無駄話は終盤に出てくるので、無理やりページ数を増したのではないかと思う。
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公立、私立の良い点、良くない点を学力、コスト、人間関係の視点からまとめた本。 それぞれ予想通りという感じ。 私立の方が、いじめは少ないが、深刻化しやすいというのは驚いた。
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データに基づいた、様々な観点での公立と私立の比較がされています。 筆者の所感による意見もありますが、ほとんどがデータに基づいているので説得力があります。 小学校から大学まで幅広い考察がされているため、子育て中の方には大いに参考になると思います。
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作者ご本人はいまその状況のお子さんがいたらどうするか?という問に、 「小学校、中学校までは公立で高校生くらいから私立もいいのかも」 というご意見でした。 BS日テレの久米書店リターンズという番組で紹介されていたものです。 ご本人ゲストでその本について語るのですが、 ゆとりは中学2002年から2011年、高校は2014年くらいまでっていう。 その世代についてと、いじめ問題について。 都内、大都市の偏差値の高い私立のいじめと、 郊外、偏差値の低い私立のいじめの質。 公立のいじめより私立のほうが多い理由は国が関与しているかどうからしい。 偏差値の高いところはいじめが少ない。 とか。 色々なるほどがありました。
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大学卒業までの学費シミュレーション オール公立・・・949万円 (公立小学校:180万円、公立中学校:138万円、公立高校:117万円、国公立大学:514万円) 中学から私立・・・1624万円 オール私立・・・2344万円 (私立小学校:882万円、私立中学校:384万円、私立高校:276万円、私立大学文系:687万円、私立大学理系:802万円)
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2015年1冊目「公立VS私立」読了。 バス待ちの啓文堂で何となく買ってしまった一冊。 ・特に真新しい話はない ・データの読み取り方も著者の意向が強い? ・そもそもその物差しでいいのか? ・学力中位、下位については? ・もうちょっと取材をしてほしい などなど、いろいろ疑問や突っ込みはあるのだけれど、誰かに話すにはこういうデータもあるのだなと参考にはなった。 気になった部分は、 -----(以下抜粋)----- …企業の人事部は大卒者に面接をするとき、必ず「どこの高校出身ですか?(大学への)入学の方法は?」と聞くらしいのです。人気の慶應大学でも、「附属高校から」とか「AO入試で」というと、マイナスイメージになることもあるということです。あまり勉強していないなとか、受験を経験していないから人生の苦しみもわかていないと、みられてしまう可能性があります… ---------------------- なんて部分。学歴フィルターだけでなく、入試方法までフィルターか…と思ったり。大企業への就職=幸せではないが、こういう要素もあるのだと参考になった。
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公立と私立はどちらがいいのか? さまざまなデータから見ているのが、おもしろかった。 けれども、だいたい知っている(わかっている)ような内容だった。
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著者は慶応が大好き。全般的に私学が過大評価されている感じがする。読むのに時間はかからない(読みやすい)。中立を心がけてはいるようだが全体的に旧い価値観が浸透している。今後の社会や学校に対する見通しが含まれていたらもっとワクワクして読めたかもしれない。
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私立と公立の比較を、データで分かりやすく説明されていた。データ結果は予想どおりで、驚きは全くなかった。
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そのタイトルの通り、公立と私立を比べて、論じている本。 私自身過去におおたとしまささんの 〜という選択 シリーズを全て読んだのだが、それを簡単にしたような感じの本。 だが、こちらの本は、データとしては学費とか、入試結果とか、さらには公立と私立出身学生の異性との交際人数ま...
そのタイトルの通り、公立と私立を比べて、論じている本。 私自身過去におおたとしまささんの 〜という選択 シリーズを全て読んだのだが、それを簡単にしたような感じの本。 だが、こちらの本は、データとしては学費とか、入試結果とか、さらには公立と私立出身学生の異性との交際人数まで、様々なデータはあるが、実際に取材などをしてはいない。 たしか僕の記憶では、おおたとしまささんの本では、データあり取材あり だったような気がする。 ま、この本は薄く読みやすいので、この本を読んでからおおたとしまささんの 〜という選択シリーズ を読むのがいいかなぁと思った。
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