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昭和元禄落語心中(5) の商品レビュー

4.3

43件のお客様レビュー

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2014/02/08

待ちに待った新刊! 八雲と助六編が完結し、与太郎にようやく話が戻ってくる。あれから10年経っていて、現代はめまぐるしく変わっている。落語は以前の巻より明らかに廃れてる感があるけれど、地元から愛され続けている。このまま落語と心中するのか、それとも光を見出すのか――次巻ではようやく本...

待ちに待った新刊! 八雲と助六編が完結し、与太郎にようやく話が戻ってくる。あれから10年経っていて、現代はめまぐるしく変わっている。落語は以前の巻より明らかに廃れてる感があるけれど、地元から愛され続けている。このまま落語と心中するのか、それとも光を見出すのか――次巻ではようやく本題が動き出しそう。

Posted byブクログ

2014/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

待ちきれなくて電車の中で読み始めたら泣きそうになって焦った。この作品の中では落語家が本当に生きて演じている。あえて、このストーリーの鍵となる助六と妻の死亡事故には触れまい。菊さんの『明烏』、助六さんの『芝浜』、本当に寄席で見聞きしているようだ。伝統を次の世代に継ぐことの難しさ、庶民の生活に根付く大衆芸はどうやって生き残れるのかという課題、血がつながった家族のややこしさと血のつながってない疑似家族のあったかさ。八雲師匠は先代文楽のスタイリッシュさと先代圓生のレパートリーの広さを足して、雲田せんせい的な「美おっさん」に仕上げた感じでしたが、「美じじい」も見られて眼福です。

Posted byブクログ

2014/02/07

朝の連ドラ『ちりとてちん』がBSで再放送されているせいなのかなんなのか…妙に朝ドラ風なストーリーに感ずるのは気のせいだとしても、これまでの1~4巻の総まとめに落とし込んだこの巻は圧巻。 八雲と助六の因縁話も完結して、もうこの巻で終わっちゃってもいいなぁと思うけど、与太郎をめぐる...

朝の連ドラ『ちりとてちん』がBSで再放送されているせいなのかなんなのか…妙に朝ドラ風なストーリーに感ずるのは気のせいだとしても、これまでの1~4巻の総まとめに落とし込んだこの巻は圧巻。 八雲と助六の因縁話も完結して、もうこの巻で終わっちゃってもいいなぁと思うけど、与太郎をめぐるお話はこれから。盛り下がらないといいなぁ…期待してます。

Posted byブクログ