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カササギたちの四季 の商品レビュー

3.3

103件のお客様レビュー

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2014/06/26

よくある、日常の謎を題材にしたミステリー。 登場人物、話の内容がちょっとラノベっぽいけど、そこは作者の実力か、面白い。

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2014/06/21

道尾秀介さんの本を初めて読んでみました。 本人の雰囲気からして難しい小説書くのかなと思ってたけど、結構取っ付きやすい、読みやすい本でした。 心あったまるストーリーです。

Posted byブクログ

2014/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

丹下桜さんが薦めていたので。「今週読んで、おお、これおもしろいなぁと思った本」「怖くない謎解きモノ、ライトミステリ」 以前米澤穂信や加納朋子も薦められていたが、同様に人が死なないミステリであった。うまいと思った。住職や親方、菜美の父などオヤジ達が良い味を出している。

Posted byブクログ

2014/06/06

安定感のある……まるで、馴染みの定食屋で生姜焼き定食を頼んだ時のような、「冒険はないけど失敗もない」感。 たくあんが必ず2枚ついてきて、味噌汁はいつだってわかめと油揚げ。お金を払うと、おばちゃんがおつりと一緒にあめ玉くれた、みたいな。 なんとなくそんな気持ちになった連作短編集。 ...

安定感のある……まるで、馴染みの定食屋で生姜焼き定食を頼んだ時のような、「冒険はないけど失敗もない」感。 たくあんが必ず2枚ついてきて、味噌汁はいつだってわかめと油揚げ。お金を払うと、おばちゃんがおつりと一緒にあめ玉くれた、みたいな。 なんとなくそんな気持ちになった連作短編集。 理屈っぽい「名探偵」カササギと、友人でありワトソン役でもあるヒグラシのコンビに、名探偵を盛り上げる係の女子中学生を加えた3人で事件を「解決」していくお話。 こういうのを読むと、新しいミステリというのはもうあまり出てこないのかもしれないという、軽い絶望感に襲われる。いや、こういう、ちょっとひねった感じのライトなミステリは嫌いではない(だからそんなのばかり買って読む)けれど、犯人探しやトリックに頭をひねって、ラストを読んで「あー!そっか!」となる新鮮さは最近味わってない。 本作もそうだ。ミステリとしての新鮮さ、複雑さは無い。ただ、真相に辿り着くためのおもしろさを楽しむものになっている。本作では「四季」に沿って4編の連作となっているので、様式美も楽しむことができる。 なので、他人から「どうだった?」と読後感を聞かれれば、「うん、まぁまぁ面白かったよ」と答える。 けれどそれは、馴染みの定食屋で鯖の味噌煮定食を食べた後と同じなのだ。「うん、美味しかったよ。いつもの味」。 がっかりしたくない時にオススメの本。

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2014/05/27

ひねりの効いた連作短編集。 ユーモアにとみながら、目頭を熱くさせる、 家族への愛や思いの詰まった一冊。

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2014/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文庫本かで再読。前の単行本化で書いていたのであろうとおもうが、短編である以上、話としては謎も含めて軽い設定となっており、あっという間に読み終わる。前にも思ったのだが、主人公が陰で少女を傷つけない様にするための動機が弱いが、結末で、その優しによる動機が少女に見抜かれているという落ちは必然かもしれない。

Posted byブクログ

2014/05/22

道尾秀介の連作短編。 リサイクルショップの店長華沙々木の迷探偵ぶりと、副店長日暮の影の名探偵ぶりを描いた春夏秋冬4つの事件。 事件といっても怨念うずまく殺人事件からは程遠い人間味溢れるものばかり。だからこそ当事者たちや「彼女」を傷つけないよう探偵たちは必死に頭を巡らせるのだった。...

道尾秀介の連作短編。 リサイクルショップの店長華沙々木の迷探偵ぶりと、副店長日暮の影の名探偵ぶりを描いた春夏秋冬4つの事件。 事件といっても怨念うずまく殺人事件からは程遠い人間味溢れるものばかり。だからこそ当事者たちや「彼女」を傷つけないよう探偵たちは必死に頭を巡らせるのだった。 秋の事件、母親の変貌ぶりに違和感やイライラ感をおぼえずにはいられなかったけれど…それだけ彼女も傷付いていたということでしょうか。早くうまいこと収まってほしいものです。 米澤穂信の解説にあるように、道尾秀介は人を騙すのが優しいなぁと!ただ今まで読んだ道尾作品のような異世界っぽさは殆どありません笑 サクッと読めるちょっぴりミステリーでした。

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2014/05/16

連作ミステリー 4編収録 なんかね、優しい話です。 『うれないリサイクルショップを舞台に、名探偵華沙々木が事件を解決していく。』 という話なんですが、普通のミステリーとは一味違います。探偵の守りたいものは、彼女の笑顔。その為に謎を解くのです。少し切なくてもどかしい、けれど優しさに...

連作ミステリー 4編収録 なんかね、優しい話です。 『うれないリサイクルショップを舞台に、名探偵華沙々木が事件を解決していく。』 という話なんですが、普通のミステリーとは一味違います。探偵の守りたいものは、彼女の笑顔。その為に謎を解くのです。少し切なくてもどかしい、けれど優しさにあふれた話です。 「女性のためにこっそり役に立とうとするのはいつも男性に決まってる」 なるほどね。そして、 「男性のために知らないふりをするのはいつも女性に決まってる」…、なんてね。

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2014/05/13

やっかいごとに巻き込まれる主人公の人情話。 ほっこりするが、面白いかと言ったら微妙。さらりと読めるので箸休め的には良いかも。

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2014/05/08

久々発見、道尾秀介ミステリー。 従業員2名のリサイクルショップで副店長を務める日影は、理屈屋の店長華沙々木の好奇心に巻き込まれ、様々な事件に直面する。 「彼女を落胆させるわけにはいかない。」 とある出来事をきっかけに知り合った女子中学生 南見菜美が同行する中、華沙々木が得意げに...

久々発見、道尾秀介ミステリー。 従業員2名のリサイクルショップで副店長を務める日影は、理屈屋の店長華沙々木の好奇心に巻き込まれ、様々な事件に直面する。 「彼女を落胆させるわけにはいかない。」 とある出来事をきっかけに知り合った女子中学生 南見菜美が同行する中、華沙々木が得意げに披露する推理に振り回され、日影はくたくたである。 でも、彼女がしあわせならそれでいいのだ。 どんでん返しのあっと驚くトリックが!というタイプのミステリーではありません。 しかしながら、新しい形態の推理小説であることは一読してすぐ分かるでしょう。 身近な人々の心の機微に沿った優しい文章表現と真相の意外性を穏やかに両立した、あたたかみのある話が4編収録されています。

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