その手をにぎりたい の商品レビュー
青子の一ノ瀬さんを見る目がとてもいやらしくて、でも美しくて良い。 廻らないお寿司食べたことないから分からないけど、大枚はたいてする贅沢は1人ではしたくないし、たまの贅沢だからこそ幸せを感じられる私は青子が鮮やかに泳いでいたまさにその時に生まれた人間なんだろう。 トレンディドラマ...
青子の一ノ瀬さんを見る目がとてもいやらしくて、でも美しくて良い。 廻らないお寿司食べたことないから分からないけど、大枚はたいてする贅沢は1人ではしたくないし、たまの贅沢だからこそ幸せを感じられる私は青子が鮮やかに泳いでいたまさにその時に生まれた人間なんだろう。 トレンディドラマを見てるようで楽しかったけど、あんまり青子に感情移入できなかったな~ いつか美味しいお寿司食べてみたいなあ。
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寿司職人と青子を通して、バブルの時代の日本の移り変わりがよくわかって面白かった。確かに、そういう時代だった。 2015年5月27日
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そんなに惹かれないあらすじだったけど、柚木さんのだし読んどこ~と思って読み始めた。予想外に面白かった♪
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高級寿司店に通い寿司を味わいながら成長していく女性。 仕事や恋に振り回されながらも、この寿司店に通う事が誇りでもあったのだろう。 経済が豊かと見えた80年代からバブルがはじけた90年代前半を最前線で生きてきた姿が清々しくもあった。 手をにぎりたいのタイトルが艶めかしい。
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初めて北新地のお鮨屋さんのカウンターに座ったドキドキを思い出しました。 ・・・・・・・。 お寿司が食べたくなる本。 読み終わってなんだかとっても切なくなりました。
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なんていうか、「バブルって元気でいいな…」と思いました。バブルが良いとは言わないけど、こういう空気を体験したことのない私たち以降の世代って、やっぱりなんとなくかわいそうかもとか思っちゃった。
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高級寿司屋の板前と通い詰める女性の近づきそうで近づかない絆を、バブル時代の景気の浮き沈みとともに描いた物語でした。作者ならではのリーダビリティの良さは変わらず、いつものハイテンションなノリは控えめに、シンプルに時代の移り変わりと寿司の薀蓄、そして二人の関係を描いていきます。 時代...
高級寿司屋の板前と通い詰める女性の近づきそうで近づかない絆を、バブル時代の景気の浮き沈みとともに描いた物語でした。作者ならではのリーダビリティの良さは変わらず、いつものハイテンションなノリは控えめに、シンプルに時代の移り変わりと寿司の薀蓄、そして二人の関係を描いていきます。 時代の高揚と降下がそのまま二人の様子を表しているのは分かりやすいですが、同時にちょっとダイジェストっぽい流れに思えて、もう少し細やかなやり取りが見たいなかなと感じもしました。 ただラストの切なさは良かったです。こちらも体温が伝わってくるようで、艶が感じられました。物語全体から食べるシーンには温度のある色っぽさが漂っているのも素敵だなあと思いました。
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価値観とはいかに時代とともに変遷していくものかということを しみじみ感じた。 スマホもSNSもない時代の、人間関係のもどかしさが恋しくなる。 銀座の高級寿司店を舞台に、バブル全盛の80年代を生きる人々の悲喜こもごも。 トレンディドラマ仕立て。 青子の、ある意味純愛を貫く様、こ...
価値観とはいかに時代とともに変遷していくものかということを しみじみ感じた。 スマホもSNSもない時代の、人間関係のもどかしさが恋しくなる。 銀座の高級寿司店を舞台に、バブル全盛の80年代を生きる人々の悲喜こもごも。 トレンディドラマ仕立て。 青子の、ある意味純愛を貫く様、こういうの好き。 純粋でも綺麗でもないけど、人の心って、こうだよなと思った。 ただずっと必死で、失敗も、結局はちゃんと受け入れて自分のものにして。 ラストも余韻があっていい。 そして、回らない、美味しいお寿司食べたくなるのは 当然避けられない。
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なんてバブルな内容か、と読みながらちょっと呆れてしまいました。出会ってしまった最高のお寿司を自分の稼ぎで食べたい、カウンターに背筋を伸ばして格好良く・・・この発想が私でさえ恩恵に預かれなかったバブルを象徴する考え方なんだろうなぁ。最後カウンターに二人並ぶのはいいと思うんだけど、そ...
なんてバブルな内容か、と読みながらちょっと呆れてしまいました。出会ってしまった最高のお寿司を自分の稼ぎで食べたい、カウンターに背筋を伸ばして格好良く・・・この発想が私でさえ恩恵に預かれなかったバブルを象徴する考え方なんだろうなぁ。最後カウンターに二人並ぶのはいいと思うんだけど、その手を握る以上の行為はちょっと引いちゃったり。食べ物のシーンはとても素敵だったけど、この作品をパワフルだった古き良き時代として楽しむには色々知りすぎたかなって感じです。その後を身をもって体感した者としては虚構の時代のお話でした。
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バブルの頃ってもう時代小説のよう。出てくるアイテムや考え方に馴染みがなく、未知に触れる楽しさを味わえた。 タイトルの意味がラスト二章でやっと飲み込めた。 とても読みやすい。
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