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その手をにぎりたい の商品レビュー

3.6

172件のお客様レビュー

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2024/06/02

ワンレン、ボディコン、お立ち台…私のバブルのイメージだ。 一見キラキラしている様に見えるけれど、実はちょっと下品にギラギラ、私の中でのバブルのイメージだ。 そんな時代を背景に物語は進む・・・ 1年ごとに成長し、考え方に変化が生まれ… 20代から30代って女性にとっては、恋愛・結...

ワンレン、ボディコン、お立ち台…私のバブルのイメージだ。 一見キラキラしている様に見えるけれど、実はちょっと下品にギラギラ、私の中でのバブルのイメージだ。 そんな時代を背景に物語は進む・・・ 1年ごとに成長し、考え方に変化が生まれ… 20代から30代って女性にとっては、恋愛・結婚・出産、仕事と天秤にかけざるをえなかったり、悩んだりという時期だ。 そんな時期の女性の10年が切りとられた物語。 その頃何をしてたっけ…なんて思いつつ読んだ。 素敵な恋愛小説だった。 最終章でホロッとさせられた。 その手をにぎりたい…なるほど。 高級鮨、たまらなく美味しそう…

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2024/02/04

カウンターを挟んだ恋。 あの時代を生きていたからこそ、今では贅沢と言われることを次々とすることができたのだろうな。 夢のような生活から抜け出すことが出来たからこそ、住処を手放し帰る気になれたのかもしれないな。

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2024/01/22

柚木麻子の『その手をにぎりたい』 東京で働く青子は実家が干瓢農家でそろそろ実家へ帰る予定じゃったが、送別会を兼ねて社長に連れて行って貰った高級鮨屋で出会った若い職人。 その職人の握る鮨と手渡しで鮨を渡されるその手に何故か魅了され、東京に残る決意をする青子。 鮨ネタ事による青...

柚木麻子の『その手をにぎりたい』 東京で働く青子は実家が干瓢農家でそろそろ実家へ帰る予定じゃったが、送別会を兼ねて社長に連れて行って貰った高級鮨屋で出会った若い職人。 その職人の握る鮨と手渡しで鮨を渡されるその手に何故か魅了され、東京に残る決意をする青子。 鮨ネタ事による青子と職人の二人の成長話。 . バブル真っ只中を突き進む二人の関係が儚く切ないw 2017年19冊目

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2023/11/30

高級店の寿司にハマる女性がバブルの時代を生き抜いていく様子を描いた10年間の物語。 とにかく美味しいお寿司が食べたくなる!こんな高級店には縁がなく、行ったらキョロキョロしてしまいそうだけれど。 青子もそんな状態だったのに、この店に通いたいがために、実家に戻るのをやめ、東京でバ...

高級店の寿司にハマる女性がバブルの時代を生き抜いていく様子を描いた10年間の物語。 とにかく美味しいお寿司が食べたくなる!こんな高級店には縁がなく、行ったらキョロキョロしてしまいそうだけれど。 青子もそんな状態だったのに、この店に通いたいがために、実家に戻るのをやめ、東京でバリバリ稼ぐ。「女の子はクリスマスケーキ」なんて、なんのその。忙しさからか、恋愛も刹那的で、ちょっと切ない。 バブル期の描写がとても面白かった。 当時幼かったのでよくは知らないのだけれど、「とらばーゆ」とか「24時間働けますか」とか、懐かしいフレーズがちらほら出てきて楽しかった。

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2023/11/05

面白かった。バブルの時代を駆け抜け、寿司と寿司職人に魅せられた青子の生き様はせつなかった。最後は本のタイトルを思い出しました。

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2023/09/23

昭和から平成へ。 バブルの香り漂う小説。ページを開くたびにタイムスリップできました。 小説の中身は自分の生活とはまったく交わりのない内容でしたが、なぜか「あの頃」が懐かしくフラッシュバック。 何か違う。何かがおかしい。と思いつつも時代に流されて居心地はそんなに悪いもんじゃなかった...

昭和から平成へ。 バブルの香り漂う小説。ページを開くたびにタイムスリップできました。 小説の中身は自分の生活とはまったく交わりのない内容でしたが、なぜか「あの頃」が懐かしくフラッシュバック。 何か違う。何かがおかしい。と思いつつも時代に流されて居心地はそんなに悪いもんじゃなかった。あの頃があったからいまキチンと生活できている。そんなことを考えさせてくれるような雰囲気のある小説でした。 お寿司食べたい。

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2023/06/22

感想 おいしそうなお寿司。そこに向かっていける目標。社会からの逆風はあるかもしれない。だけど自分の人生には関係ない。その手に辿り着くまで。

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2023/06/15

1981年生まれの著者が1983年からバブル期のことを描いている バブルワードを入れ込みすぎている感じが否めない 青子の、板前さん本人よりもその寿司を握る手に想いが募っていて、その気持ちだけで仕事を頑張ってきている

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2023/06/09

ジャケ買いならぬジャケ借りしたこちら、タイトル「その手をにぎりたい」で、寿司屋舞台の物語とはなかなか良い。 時は昭和バブル期。座るだけで3万円の高級寿司屋に通うために働くOL青子。ワープロ、とらばーゆ、お茶汲み、ソバージュ…古臭いワード炸裂。景気は良いけど女性の社会進出に苦労の多...

ジャケ買いならぬジャケ借りしたこちら、タイトル「その手をにぎりたい」で、寿司屋舞台の物語とはなかなか良い。 時は昭和バブル期。座るだけで3万円の高級寿司屋に通うために働くOL青子。ワープロ、とらばーゆ、お茶汲み、ソバージュ…古臭いワード炸裂。景気は良いけど女性の社会進出に苦労の多い時代だったんだなぁとお仕事女性の苦悩も描かれる。 一ノ瀬さんが握る魂のこもったお寿司が美しい。ものすごく美味しそうで日本酒が飲みたくなる。先日読んだBUTTERもそうだったし、食の描写がたまらなく上手。 序盤はすごく好きだったけど後半やや失速した。

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2023/04/17

Audibleにて。 とにかく美味しいお寿司が食べたくなる。板前さんから手渡しで渡されてそのまま口に運ぶって、、どんな感じなんだろう。なんだか板前さんに惚れてしまう人多数いそう。笑 主人公の女性は何となく好きになれないまま終わった。

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