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逆境経営 の商品レビュー

3.5

43件のお客様レビュー

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2024/06/07

(2014/11/30) 1984年、酒蔵が4つしかない山口県にあって四番手の旭酒造。要するにダメ会社。 先代の急逝で勘当から戻ってきた三代目。 失うものは何もないと、杜氏ではなく自分たちでマニュアル通りに酒を作り始めて 生まれたのが、いまやどこに行っても品切れの獺祭! カンブ...

(2014/11/30) 1984年、酒蔵が4つしかない山口県にあって四番手の旭酒造。要するにダメ会社。 先代の急逝で勘当から戻ってきた三代目。 失うものは何もないと、杜氏ではなく自分たちでマニュアル通りに酒を作り始めて 生まれたのが、いまやどこに行っても品切れの獺祭! カンブリア宮殿で見た内容とそんなに変わってないけど、 自分自身が日本酒にのめりこんできただけに、 なんだか新鮮。 ほとんどの経営者が失敗する中、うまく行ったからこういう本が書ける。 成功した人の話は楽しいが、同じことをやってもうまくいくとは限らない。 ただ言えるのは、座して死を待つ寄りは自分で考えて挑戦するものにしか成功は訪れないということか。 著者もいろいろな挑戦をした。 一番の挑戦は年に一度しか酒は仕込まないという常識を、エアコンを工夫することで四半期ごとにしこんでいることか。 そのため、秋口だけ作れる「ひやおろし」など目玉商品がなくなるという嬉しい?悲鳴。 面白い! 純米大吟醸の獺祭。 またとりかく八重洲通り店で呑めるかな!

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2024/02/16

桜井博志 『逆境経営』 山口県の日本酒と言えば「獺祭 だっさい」とすぐ出る今日この頃じゃが、昔は経営困難で潰れる寸前までの酒蔵を改革して立て直してく話。 世界に羽ばたく日本酒迄に成長させた経営力は凄いw あ~、獺祭呑みたいっ! 2014年読破

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2023/09/18

獺祭社長の経営の苦悩 どこの蔵も抱える苦悩は同じだなと思った。 獺祭は東京にバーを出店し、海外にも出店するという日本酒ブームを巻き起こすパワーのある会社なのでぜひ頑張ってほしい。

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2023/07/31

いろいろと良いことが書いてあった。 直前に読んだ、おなじ山口県の柳井さんの本と被るところがあり、さすが経営者。

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2023/04/22

他の有名経営者さんの話にも共通することとして、自社のことだけでなく業界全体、地域全体、日本全体のことを考えて使命感を持って行動していることが印象的であった。パーパス経営と繋がってくる。

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2023/01/07

有名な日本酒『獺祭』がどのようにして今の地位になったのか、よく分かる本でした。 ビジネス書としても、一企業の成長物語としてもとても読み応えがあります。 マニュアルはあれど「わからない領域がある、ということが理解できないと、本質はわからない」のもまた真実。 「人も企業も『味方』が...

有名な日本酒『獺祭』がどのようにして今の地位になったのか、よく分かる本でした。 ビジネス書としても、一企業の成長物語としてもとても読み応えがあります。 マニュアルはあれど「わからない領域がある、ということが理解できないと、本質はわからない」のもまた真実。 「人も企業も『味方』がいて『調子のよいとき』というのは成長しない。『敵』にかこまれ『ピンチのとき』こそ、成長させてくれる」 等、心に残る言葉が多いです。 何より読了後、獺祭が飲みたくなります笑

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2019/03/01

獺祭がどのようにして日本を代表する日本酒になったかの回顧録。 品質にこだわりを持ち、そこを譲らないこと。 人と違うことをやる事。 それ以外はなんでもオッケー 下二つが他の酒蔵にない事なんでしょうね。

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2018/03/05

獺祭が好きで読んでみた。カンブリア宮殿で観た時に概要は知っていたが、どん底ぶりは大変だったんだなとしみじみ思う。そこからの立ち上がりは少し面白味に欠けるかもしれない。本当はあるだろうドキドキさがあまり感じられなかったので残念。

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2017/10/01

資源を見極め、純米大吟醸のみをターゲットとする。 杜氏を廃止して、自ら各種工程を可視化・定量化して、とことん品質の向上に努める。 徹底した酒米の磨きにこだわる。 地元ではなく、東京もしくは世界への販路拡大を目指す。 まさにニッチャーの経営戦略。

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2017/06/28

会社の中で特定の仕事は 多かれ少なかれ特定の社員個人に依存するもの。 その人にしか出来ないという仕事が増えれば増えるほど 会社は融通が利かなくなり、仕事の幅も広がりません。 本日ご紹介する本は、 酒造りという伝統産業にあって 型破りな経営改革により 逆境状態からグローバル展開...

会社の中で特定の仕事は 多かれ少なかれ特定の社員個人に依存するもの。 その人にしか出来ないという仕事が増えれば増えるほど 会社は融通が利かなくなり、仕事の幅も広がりません。 本日ご紹介する本は、 酒造りという伝統産業にあって 型破りな経営改革により 逆境状態からグローバル展開を果たした 旭酒造さんについてまとめた1冊。 ポイントは 「決まった仕事をこなす」 日本酒作りには、 杜氏(とうじ)という、 日本酒の醸造工程を行う職人が必要です。 しかし、この職人の数が少なかったり、 職人の頑固さで融通が利かず 酒作りにはどうしても、限界があるそうです。 そこで、旭酒造さんは、杜氏を雇うのをやめ、 社員だけで酒造りを行います。 そのために、成分分析を行い 数値管理を徹底し、遠心分離機などの設備投資を行い 素人の社員でも、きめられた通りに作業を行えば すばらしい日本酒が季節を問わず、たくさんできるようになりました。 「獺祭」(だっさい)という海外でも人気のある 有名な日本酒です。 本書中には、さまざまなエピソードや工夫が たくさん記載されていますが、 根底には”お酒作りが好き”で、 もっと多くの人に日本酒を広めたい という意思が強く感じられました。 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 徹底的においしい酒を造ろう、と言う挑戦 価格に見合った満足を提供できなければ、お客様はおいしいと感じない 酒造の一番の問題は杜氏たちの高齢化と蔵人確保の難しさ すべての商品を素人の手によってでも、厳密に管理したいという目標から出発 設備投資がない酒蔵は成り立たない。将来性がありません。 精神力でがんばるのはよくない 若い人を育てるために肝心なのは、会社を大きくすること 酒蔵が永続するためには、常に変化することが大事 美味しかったから次も買っていただくかたちで酒を売っていく ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 第1章「負け組」の悲哀を忘れない 第2章 大失敗から学ぶ 第3章 捨てる勇気を持つ 第4章 「できること」と「やるべきこと」をはき違えない 第5章 常識や慣習にとらわれない 第6章 伝統が持つ奥深さを侮らない 第7章 発信しなければ伝わらない 第8章 打席に立ったからには、思い切りバットを振る ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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