あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。 の商品レビュー
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著者自身が述べていることは、決して突飛なことでもなければ我侭でもない。不満に思うか疑問として生じることを真正面から述べているのであって、職場・組織において、そのように考える人々の声に耳を傾け、ギャップの解消に真摯に取り組んで行かなければならないという気持ちにさせる本。
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要約: 日本人は「仕事」というより「修行」 社畜 = 自分と会社を切り離して考えられない人 効率よりも姿勢で評価されることが多い 会社はあくまで「取引先」と考える 「仕事の能力」よりも「空気を読む能力」が重要視されるという、不毛な努力 「みんなに合わせる」ことは組織維持のため「最低限必要」な部分はある しかし、日本のそれは「もはや害悪」と呼べるレベルに発展している
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内容が薄い。 30分ほどで読めてしまった。 主に、やりがいや、同調圧力などによる日本の労働環境についての問題提起の本である。 欄外に現代の労働環境に戸惑う人々の声が載せられていて、それがなんとなく筆者の主張を裏付けているような感じになっている。 個々人に事情があるのだからこ...
内容が薄い。 30分ほどで読めてしまった。 主に、やりがいや、同調圧力などによる日本の労働環境についての問題提起の本である。 欄外に現代の労働環境に戸惑う人々の声が載せられていて、それがなんとなく筆者の主張を裏付けているような感じになっている。 個々人に事情があるのだからこそ労働契約を結んで働くわけだから、それ以上に(対価もないのに)労力や気遣いを要求されるのはおかしいという事であろう。 それは正しいし支持するが、自分がそういう疑問を感じる立場に立たされたら、自分の力で解決しなくてはならないという点でハードルが高い。 それは結局、焼け石に水ではなかろうか。 社会問題は社会のレベルで解決しなくてはならない。個人では防衛しかできないし、防衛する事がリスクになる事もある。 現在の日本の政治状況では難しい面もあるだろうが、個人解決ではなく社会的な解決を目指す方向に主軸を置いてほしかった。 が、本書が書かれた当時と2016年現在ではだいぶ状況も異なる。 当時は必死に個人で防衛し、声さえあげられなかったが、今は社会がブラック企業に向ける目は厳しくなってきていると感じる。 なので、書かれた当時の状況としては、人々の認識に対して問題提起するという本書の立ち位置は精一杯だったのかもしれない。
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日本の就労環境に対して、警鐘を鳴らしている本。 会社とプライベートを切り離すことができない社畜にならないようにしましょう。
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いまどきの若者問題発言かとおもいきや、今までの日本の労働環境の異常さについての本でした。 筆者の言うこともわかるんだけど、でもたいして仕事もしない奴が、平気で納期過ぎてんのに、有休取りまーすっていうのはさすがに腹立ったよね。 それとか「そんなの聞いてないし」とか、「それ僕がしなき...
いまどきの若者問題発言かとおもいきや、今までの日本の労働環境の異常さについての本でした。 筆者の言うこともわかるんだけど、でもたいして仕事もしない奴が、平気で納期過ぎてんのに、有休取りまーすっていうのはさすがに腹立ったよね。 それとか「そんなの聞いてないし」とか、「それ僕がしなきゃいけないんですか」とか平気で言う子も大丈夫か?!って思うけど。 ブラック企業とか、過労死とか、無駄な責任感とか確かに問題だけど、 一生懸命働いて、連帯感持ってがむしゃらに働くのも日本人のいいとこだと思うんだけどな。。。
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間違ってもないし、言ってることは当たり前のことだけど、誤解されやすいだろうなあ。 めあたらしさはないけど、そう表現したらいいんだというヒントはもらった。
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会社と自分を切り離して考える事ができない=社畜 自分の職場が恵まれてることを改めて実感。 企業勤めが嫌で就活しなかった作者の背景を知り、そういう人が書いた本なんだなと納得。 確かに仕事=やりがい=善という図式は世の中にあるし、自然と植えつけられてたんだと痛感した。だけど、そう...
会社と自分を切り離して考える事ができない=社畜 自分の職場が恵まれてることを改めて実感。 企業勤めが嫌で就活しなかった作者の背景を知り、そういう人が書いた本なんだなと納得。 確かに仕事=やりがい=善という図式は世の中にあるし、自然と植えつけられてたんだと痛感した。だけど、そうじゃなくていいよと。 一方、作者のいう通り会社に依存せずどこへでも飛び出せる人材でないと職を失いかねない。だから、そのためにどのように努力するか。 ただ、会社を利用して成長もできるから、別の本のタイトルであったが、起業家のように企業勤めすることが大事だと思う。 一番好きだったのは、就活で不採用通知の嵐で心が折れないほうが稀。って言葉。なんか救われた。
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多様な価値観を持って、社畜にならずにおこうという前著と同じ主張。 内容は共感できるが、新鮮味にかける。
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ちょっと前に流行ったね。 仕事を辞めるかどうかってときにがーっと読んだ。 すかっと! そうそう! の連続です。 そんなに甘えたことじゃなくて、人間として当然の主張が書かれていると思うけどどうか? 仕事について、何がしたいか って考えがなくても、お給料もらって目の前に人がいる...
ちょっと前に流行ったね。 仕事を辞めるかどうかってときにがーっと読んだ。 すかっと! そうそう! の連続です。 そんなに甘えたことじゃなくて、人間として当然の主張が書かれていると思うけどどうか? 仕事について、何がしたいか って考えがなくても、お給料もらって目の前に人がいるんだから自然と一生懸命仕事はしてるよ?それだけじゃだめなのかなぁ。
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日本人の働き方の「異常」さを告発し、「脱社畜」への道を説いている。さくさく読める。 残業は「当たり前」ではなく「例外的」なことであるとの指摘や、受けられるサービスはお金を払った分だけであり、「お客様は神様」というのは過剰要求であるとの指摘、日本では労働者が自分の身を守るための知識...
日本人の働き方の「異常」さを告発し、「脱社畜」への道を説いている。さくさく読める。 残業は「当たり前」ではなく「例外的」なことであるとの指摘や、受けられるサービスはお金を払った分だけであり、「お客様は神様」というのは過剰要求であるとの指摘、日本では労働者が自分の身を守るための知識についての教育が不足しているとの指摘など、著者の言ってることに共感することも少なくなかったが、仕事に対するドライすぎる考え方にはちょっとついていけない部分もあった。 著者が言うように、「やりがい」にとらわれて、経営者に都合の良い存在に成り果てることには注意が必要だが、仕事は一度しかない人生の大きな部分を占めており、そこに「やりがい」を追求することにはやはり意味があると思う。 ただ、労働を重視する価値観を他者に押し付けてしまうことは慎まなければいけないだろう。著者が強調するように、「多様な価値観を認める」ことが、日本の多くの職場で必要なことは間違いない。
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