翔ぶ少女 の商品レビュー
「生きて、生きて、生きぬくんや!」 1995年、神戸市長田区。 震災で両親を失った小学一年生の丹華(ニケ)は、兄の逸騎(イッキ)、妹の燦空(サンク)とともに、医師のゼロ先生こと佐元良是朗に助けられた。 復興へと歩む町で、少しずつ絆を育んでいく四人を待ち受けていたのは、思いがけない...
「生きて、生きて、生きぬくんや!」 1995年、神戸市長田区。 震災で両親を失った小学一年生の丹華(ニケ)は、兄の逸騎(イッキ)、妹の燦空(サンク)とともに、医師のゼロ先生こと佐元良是朗に助けられた。 復興へと歩む町で、少しずつ絆を育んでいく四人を待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった―。
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1995.1.17 ここに描かれた子どもたちだけでなく 逝ってしまわれた人たちにも そして 遺された人たちにも 一人 一人 それぞれに この「翔ぶ少女」のような物語が あったことでしょう しっかり記憶しておくことは とてもつらいことでもある それでも 遺されたわたしたちは その...
1995.1.17 ここに描かれた子どもたちだけでなく 逝ってしまわれた人たちにも そして 遺された人たちにも 一人 一人 それぞれに この「翔ぶ少女」のような物語が あったことでしょう しっかり記憶しておくことは とてもつらいことでもある それでも 遺されたわたしたちは その心の作業を していかなければならない
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大震災で両親を亡くした兄妹の話。今日まで当たり前の日常だったのに、翌日は全く別の世界に変わってしまっている。明日が見えない状況の中、この兄妹がどのように前に進んでいくのか。その兄妹を引き取った医師。この医師には息子がおり、震災後親子関係がこじれてしまう・・・。飛ぶ=大きな一歩を踏...
大震災で両親を亡くした兄妹の話。今日まで当たり前の日常だったのに、翌日は全く別の世界に変わってしまっている。明日が見えない状況の中、この兄妹がどのように前に進んでいくのか。その兄妹を引き取った医師。この医師には息子がおり、震災後親子関係がこじれてしまう・・・。飛ぶ=大きな一歩を踏み出し前に進む、って事ではないでしょうか。また、助けられない一人の命と確実に助けられる大勢の命。どちらの命が大切なのか。考えさせられました。とても重たい内容です。そして、この震災の後もさまざまな災害がおき、同じような辛い経験をされている方が大勢いると思います。なので、この本の評価はしません。
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1995年、神戸。震災で両親を失った丹華(ニケ)は、兄、妹とともに医師のゼロ先生に助けられた。復興へと歩む町で、絆を育んでいく4人を待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった…。 結末が約束されたようなハートウォーミング系の作品だった。原田マハには勝手に期待しているだけに、本...
1995年、神戸。震災で両親を失った丹華(ニケ)は、兄、妹とともに医師のゼロ先生に助けられた。復興へと歩む町で、絆を育んでいく4人を待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった…。 結末が約束されたようなハートウォーミング系の作品だった。原田マハには勝手に期待しているだけに、本作にはちょっと裏切られた感じ。 (D)
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思っていた内容とは色合いが違ったんだけど、ファンタジー作品とはカテゴライズはしたくない作品だった。 災害に遭った時、人はこういう「誰かを守りたい」「誰かを救いたい」という強い気持ちを持つし、そんな強い思いがニケの体に起きたような奇跡を生むのかもしれないし、そういうことがあってもお...
思っていた内容とは色合いが違ったんだけど、ファンタジー作品とはカテゴライズはしたくない作品だった。 災害に遭った時、人はこういう「誰かを守りたい」「誰かを救いたい」という強い気持ちを持つし、そんな強い思いがニケの体に起きたような奇跡を生むのかもしれないし、そういうことがあってもおかしくないかなって思いたい。
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泣いた 鼻水すすった これは物語だけど ほんとの話でもある 大槌の地名があって驚いた 星空を見上げたあの家はもうないけれど
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何が起こったのか。 阪神淡路大震災だったのかぁ。 震源地から離れていても大きな揺れだった。あれを震源地近くで体験したらそれはもう生きた心地がしなかったに違いない。 目の前で両親を亡くし、見知らぬ男性とともに生活することになった3兄妹。 我慢することも多かっただろうに他人を思いやれ...
何が起こったのか。 阪神淡路大震災だったのかぁ。 震源地から離れていても大きな揺れだった。あれを震源地近くで体験したらそれはもう生きた心地がしなかったに違いない。 目の前で両親を亡くし、見知らぬ男性とともに生活することになった3兄妹。 我慢することも多かっただろうに他人を思いやれる人間に成長。人とのつながりって血のつながりだけではないんだよね。 ”生きている限り、私は希望を抱く”という冒頭の言葉いいな。
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阪神、淡路大震災を~扱っている。執筆が東日本大震災のあとで著者なりの描かずにいられない気持ちの表現であると思われる。 子供たちが悲しみを持ちつつ生きていく物語かと思いきやニキちゃんの背中から翼が生えてきてなんか中半端なファンタジーに。 ニキの思い込みならそれなりの表現があるそうだ...
阪神、淡路大震災を~扱っている。執筆が東日本大震災のあとで著者なりの描かずにいられない気持ちの表現であると思われる。 子供たちが悲しみを持ちつつ生きていく物語かと思いきやニキちゃんの背中から翼が生えてきてなんか中半端なファンタジーに。 ニキの思い込みならそれなりの表現があるそうだが、どうやらリアルに(?)生えてきたみたいで、無理矢理感が否めない。 私には理解不能でした、ジュニア小説ならありかもだけど。
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阪神大震災でも東日本大震災でも、こんな想いをされた方が、いっぱいいっぱいいらっしゃったのだろうと思います。辛い思いは、決して忘れることなどできないでしょうが、皆様が少しでも元気になり、前へずんずんと進んで行かれることを、心から願います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
阪神淡路大震災を生き残った子供たちと、その育ての親となる診療内科医の話。 途中までは、とても引き込まれて読んだのだけれど、 まさかこんな展開になっていくとは・・・。 リアルな震災復興に、このファンタジー感は、私には無理がありました。
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