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翔ぶ少女 の商品レビュー

3.6

141件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2015/07/29

子ども目線の阪神大震災。 大好きって気持ちになったときに羽が生えるという設定は、SFじみていて少々興ざめだったが、希望のある終わり方でよかった。 2015/07

Posted byブクログ

2015/07/28

阪神淡路大震災。平穏な日々が一変、唐突な災害の訪れは、はだしのゲンの原爆投下のシーンを思い起こさせた。足に怪我を負った少女の飛びたいという願い。人を想うと疼く背中。寓意を求めてはいけない。少年少女の心の機微。大人の背負う責任や他人の人生。震災に焦点が当たり過ぎず、震災によって訪れ...

阪神淡路大震災。平穏な日々が一変、唐突な災害の訪れは、はだしのゲンの原爆投下のシーンを思い起こさせた。足に怪我を負った少女の飛びたいという願い。人を想うと疼く背中。寓意を求めてはいけない。少年少女の心の機微。大人の背負う責任や他人の人生。震災に焦点が当たり過ぎず、震災によって訪れた不幸に重きを置き過ぎず、あくまで復興の延長線上にある日々の暮らしの中での葛藤(当たり前の日常にでさえ起こり得るような)がテーマである点が好ましく感じられた。題材に踊らされ過ぎないよう、細部にまでこだわり抜いて丁寧に書き上げられた印象を受けた。

Posted byブクログ

2015/07/23

阪神淡路大震災で両親を亡くした逸騎・丹華・燦空の三人の兄妹は、心の医者である佐元良是朗に助けられる。 三人は佐元良家の養子となり、感謝の気持ちを持って成長する。 下半身をがれきに挟まれ、足が不自由になった丹華を主人公に語られる愛の物語。

Posted byブクログ

2015/06/20

最初の震災の場面からツライお話かなと思って、前半を読んでから一度期間を置いて、読むまでに本棚に1年置いてしまいましたが、やはり信じて良かった原田マハさん!素敵なお話でした!! 地に足つけて生きていきますという最後にホッコリ。

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2015/06/02

甘ちゃんやな って自分でも思うけど 泣けちゃったよ。 急な変身とか、普段の私やったらヒくのになぁ。 スっとはいって、しみ込んできた。 原田マハさんのお話はハッピーみたいなエンディングが多くて好き。 辛いのはリアルに溢れているもん。 このお話みたく 原田マハさんのキャラも前向い...

甘ちゃんやな って自分でも思うけど 泣けちゃったよ。 急な変身とか、普段の私やったらヒくのになぁ。 スっとはいって、しみ込んできた。 原田マハさんのお話はハッピーみたいなエンディングが多くて好き。 辛いのはリアルに溢れているもん。 このお話みたく 原田マハさんのキャラも前向いたことやし 私も顔あげてみっか ってね、そう思えるんだ。

Posted byブクログ

2015/06/02

目で見た事は全て真実ではあるが、 受け止められない現実も中にはある。 ある日、何気なく眺めていたTV画面に地獄が映った。 (何これ?) まるで巨人が踏み潰した後の様な街。 陥没した道路。 堕ちた橋。 瓦礫と化した建物の間から 幾筋も立ち上る炎の柱。 大きな地震によって壊滅した...

目で見た事は全て真実ではあるが、 受け止められない現実も中にはある。 ある日、何気なく眺めていたTV画面に地獄が映った。 (何これ?) まるで巨人が踏み潰した後の様な街。 陥没した道路。 堕ちた橋。 瓦礫と化した建物の間から 幾筋も立ち上る炎の柱。 大きな地震によって壊滅した街は ほとんど地獄の様相を呈していた。 ぶるぶると震えながら とにかく頭を駆け巡るのは ここで生き残った人達は今、どうしているのだろう。 著者である原田さんの目は 離れた所からこの地獄へと入り込んで 苦しむ人達の下へと届いてしまった。 そして どうしようもなく 救いたい、 救いたい、 どうにかして救いたい! と、思われたのではないでしょうか。 著者の強い思いは ある少女に捧げる翼になった。 目には見えない架空の翼は 祈りと同等の強さを秘めている。

Posted byブクログ

2015/05/11

サモトラケのニケという彫像の名をもじった主人公の名前。阪神淡路大震災という重いテーマを主題にするのにリアルな名前より「お話」的な感じがして救われたというのが正直な感想。それでも涙が何度も滲んだ。 物語の最初は「飛ぶ」で始まり、最後は「翔ぶ」で終わるのが印象深かった。

Posted byブクログ

2015/05/01

内容紹介 泣き叫ぶことしかできなかった、あの朝。 二度と大切なものをなくさないように、あたしは強くなりたい。 1995年、神戸市長田区。 震災で両親を失った小学一年生の丹華(ニケ)は、 兄の逸輝(イッキ)、妹の讃空(サンク)とともに、 医師のゼロ先生こと佐元良是郎に助...

内容紹介 泣き叫ぶことしかできなかった、あの朝。 二度と大切なものをなくさないように、あたしは強くなりたい。 1995年、神戸市長田区。 震災で両親を失った小学一年生の丹華(ニケ)は、 兄の逸輝(イッキ)、妹の讃空(サンク)とともに、 医師のゼロ先生こと佐元良是郎に助けられた。 復興へと歩む町で、少しずつ絆を育んでいく四人を待ち受けていたのは、 思いがけない出来事だった――。 少女の強く切なる祈りが起こした、やさしい奇跡。 『楽園のカンヴァス』の著者が長らく温めてきた、心ゆさぶる再生の物語。

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2015/03/30

この話はゼロ先生とイッキ、ニケ、サンク、そして由衣先生のあったかい話だった。 何か一つのことでも、とっても大事に思えるのは、本当に素晴らしいことだなぁと改めて感じた。 とっても好きな話!

Posted byブクログ

2015/03/07

阪神淡路大震災で両親を失い、助けてくれたドクターのおっちゃんの養子になった3兄妹が成長する様を描いた作品。 真ん中の女の子に羽が生えてしまうくだりは不自然だったけど、全体的にほんわかする内容だった。 神戸の今を見に行きたいな、と思った。

Posted byブクログ