秘密(上) の商品レビュー
ブロンテ姉妹の本が好きな人は~という前評判に釣られ、しかも乙女ゴコロを持つ人に~などと謡われてはもうまっしぐらに読まなきゃ…ですね。案の定、ハマってしまい一気読みでした。時系列も文字通り右往左往させられてページをめくる手が止まらない! 『下』も気が付けば半分越してますます目がはな...
ブロンテ姉妹の本が好きな人は~という前評判に釣られ、しかも乙女ゴコロを持つ人に~などと謡われてはもうまっしぐらに読まなきゃ…ですね。案の定、ハマってしまい一気読みでした。時系列も文字通り右往左往させられてページをめくる手が止まらない! 『下』も気が付けば半分越してますます目がはなせません。
Posted by
謎だらけでお腹一杯。四姉妹ものって小説では特別な気が。この作品には弟もいるけど。とりあえず下巻に突入。
Posted by
とにかく面白かった!! 人間の哀しさ、脆さ、強さ、さまざまな要素が描かれ、読み終わったあとに、いろいろな気持ちがこみあげてきた。 そして、驚きの結末!! 「え、そうだったの?」という感じ。 救いがあるところに、読者も救われる。
Posted by
のどかな田園地帯に構えた一軒家で、少女は母親が見知らぬ男を刺殺するのを目撃する。正当防衛と認められて罪には問われなかったが、少女は確かに聞いていた、男が母に「ドロシー、久しぶりだね」と呼ぶ声を… 映像的な家と家を取り巻く風景の描写から、その殺人事件へと場面は繋がっていきます。まる...
のどかな田園地帯に構えた一軒家で、少女は母親が見知らぬ男を刺殺するのを目撃する。正当防衛と認められて罪には問われなかったが、少女は確かに聞いていた、男が母に「ドロシー、久しぶりだね」と呼ぶ声を… 映像的な家と家を取り巻く風景の描写から、その殺人事件へと場面は繋がっていきます。まるで映画の導入部のようでミステリで王道でもあるプロローグは、全編を貫く今回の謎でもあります。 長じて一角の女優となったかつての少女=ローレルの視点と、母=ドロシーの視点を交互に描いて過去と現在を行き来しながら、その謎にまつわる不可思議な物事をいくつも描き出していくという、興味を惹かせる展開。ちりばめらえた象徴的なアイテムやエピソードが、なにを物語るのか。抒情的な雰囲気に浸りつつ、するりと読めた上巻だったのでした。
Posted by
「忘れられた花園」を読んだ時の衝撃は何度も思い出す。新作も、目の前にありありと浮かぶ風景描写と、丹念に作り込まれているストーリーに引き込まれ先が知りたくてなかなか休憩できず!
Posted by
前作『忘れられた花園』の紹介文に「かつて『秘密の花園』を読み、『嵐が丘』を読み『レベッカ』を読んで、胸を躍らせたあなたに……。」とあった。『レベッカ』が好きなので興味を持っていたところ、ちょうど新作が出たのでこちらを先に。50年前に母親の凶事を偶然目撃してしまい、以来ずっと口を閉...
前作『忘れられた花園』の紹介文に「かつて『秘密の花園』を読み、『嵐が丘』を読み『レベッカ』を読んで、胸を躍らせたあなたに……。」とあった。『レベッカ』が好きなので興味を持っていたところ、ちょうど新作が出たのでこちらを先に。50年前に母親の凶事を偶然目撃してしまい、以来ずっと口を閉ざしていたローレルが、母親の死期を予感して事件の真相を探っていく物語。上巻ではまだパズルの半分もピースが揃っていない。
Posted by
『忘れられた花園』 も そうだったけど母親の若い時代がと現代が交錯して 解りにくい。それが、ねらいなのかな。
Posted by
ケイト・モートンの新作。 現在と過去の事件が平行して語られるのは、他作品にもある特徴。今回は第二次大戦中の出来事が重要になってくるようだ。 下巻を読むのが楽しみ。
Posted by
- 1
- 2