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下町ロケット の商品レビュー

4.4

891件のお客様レビュー

  1. 5つ

    468

  2. 4つ

    257

  3. 3つ

    83

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2024/09/16

はじめての池井戸作品。 ドラマ化映画化の多い作家さんだけど、金融系とか、今回は航空工学系とか、私の苦手分野が多くて、今まで避けてた。でも面白かった。水素エンジンやら、バルブやら、むず痒くなる言葉はスルーで。 金融系も挑戦してみようかなという気になってます。

Posted byブクログ

2024/07/08

 佃航平はロケットエンジンの失敗の責任をとり研究者の道をあきらめ家業の町工場を受け継ぎ社長となった。しかし、自分のエンジンでロケットを飛ばす夢をあきらめきれず、町工場を経営しながらも夢を追いかける。  読み終わった後にすごく後悔した。なんでこんなにおもしろい、わくわくするような...

 佃航平はロケットエンジンの失敗の責任をとり研究者の道をあきらめ家業の町工場を受け継ぎ社長となった。しかし、自分のエンジンでロケットを飛ばす夢をあきらめきれず、町工場を経営しながらも夢を追いかける。  読み終わった後にすごく後悔した。なんでこんなにおもしろい、わくわくするような本を買ったまま半年以上放置していたのか、と。普段ミステリなどを好みこの作品のようなものは読んでこなかった。また、タイトルにロケットとついているため、技術的な事について知らない単語、世界の話で読む気がなかなか起きなかった。しかし、そんな心配は一切無用だった。ロケットについて、会社経営について全くの皆無でも物語が内容がすっと入ってくる。実際に自分もその世界観に入って体験しているのでは?と思えるほどわかりやすい。  少し話の内容に触れて書く。中小企業、町工場である佃製作所がロケットのキーデバイスに関する特許を得る。その特許は世界でもトップクラスの技術で、大企業が喉から手が出るほど欲しい技術。その特許を巡り上場企業・帝国重工と対決する。特許を売るか、使用許諾で契約を結ぶか。どちらにしろ巨額な資金が手に入るが佃の夢は自分のエンジンでロケットを飛ばすこと。渡してしまえば夢は終わってしまう。果たして佃はどのような選択をしたのか。  また、ライバルが出てくる作品には一人はいるが帝国重工にも嫌味を言う不愉快な人間が複数いる。そんな奴らを技術で黙らせたときはすごいスカッとした。  ページを進めていくにつれ高揚感が高まり、最後はすごく良い終わり方だった。  今まで読んだ作品でも群を抜いて抜群におもしろい。そう感じさせる作品に出合えてよかったと思う。

Posted byブクログ

2024/06/25

俺たちの箱根駅伝に感動して、2作品目。 今回も面白かった! ビジネスや、ロケット、研究職のことはわからないけど、そういう知らない世界を色々しれて勉強になる。

Posted byブクログ

2024/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本読んで泣けたのは東京タワーに続くこちらが2冊目になりました。 夢を持って働く姿が男のロマン、社会人のロマンが詰まっていて青春だったなー こんな会社で働いてみたいと思うような臨場感あふれる小説でした。 何より、佃社長が形を変えてロケット発車成功に携わる姿本当にかっこよかったです。 また読みたい

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2024/06/02

下町の工場と大企業が繰り広げる戦いが面白かった。池井戸潤さんの作品の中でも面白い内容で、大満足でした。

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2024/05/31

2013年(発出2010年) 493ページ 第145回 直木賞受賞作です。 池井戸潤さんは初読みなのですが、読んでいてとても面白いしスカッとします。自分たちの技術へのプライド、そして男の夢とロマンが詰まっていて、これぞエンターテイメントという感じの小説です。さすが多くの人気ド...

2013年(発出2010年) 493ページ 第145回 直木賞受賞作です。 池井戸潤さんは初読みなのですが、読んでいてとても面白いしスカッとします。自分たちの技術へのプライド、そして男の夢とロマンが詰まっていて、これぞエンターテイメントという感じの小説です。さすが多くの人気ドラマの原作者の作品です。 ロケット打ち上げの失敗をきっかけにロケット開発の研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平。ライバル会社からの特許侵害訴訟、取引先からの取引終了の通告など、会社倒産の危機的状況からどう脱却できるか? そして、国産ロケットを開発する巨大企業の帝国重工が、佃製作所の特許技術を譲ってほしいと交渉してくるが…… 次々と難問がふりかかり、佃製作所内部でも意見の相違や技術部門と営業部門の軋轢などの対立構図ができるのですが、『佃品質。佃プライド』をスローガンに社員が一丸となったところは爽快でした。 この『佃品質。佃プライド』は、たとえものづくりではなくまったく違う業種であっても、あらゆる仕事に通じる言葉だと思います。 矜持を持って生きる男たちの物語でした。

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2024/05/13

続きがあるだと・・?というのをレビューで知った一冊。同名のドラマがあるのは知っていたのですが、なんとすでに続巻もドラマ化しているそう。つまり、本書を読んだだけでは「下町ロケット」を読んだとは言えなさそうです。確かにキャラが個性的なので、その先の成長や関係性も見たいと思わされました...

続きがあるだと・・?というのをレビューで知った一冊。同名のドラマがあるのは知っていたのですが、なんとすでに続巻もドラマ化しているそう。つまり、本書を読んだだけでは「下町ロケット」を読んだとは言えなさそうです。確かにキャラが個性的なので、その先の成長や関係性も見たいと思わされました。また、本書は2010年発売ですがおもしろいことに2024年のロケット業界は本書の世界に似てきていて、むしろ中小企業(ベンチャー企業)が大企業から出資されてロケットをあげようとしたりしている状況です。だから、今読むと、フィクション感というよりむしろ勉強になった印象を受けました。 ■知財の大切さ 前半に出てくる神谷弁護士。この方がいなかったら前半で話が終わっています。中小企業における知財戦略の大切さを感じずにはいられないエピソードでした。ただ、本書でも、長年の顧問弁護士が知財訴訟は得意でなかったりするというのが出てきており、弁護士だからなんでも任せられるいうのでもないんだなと感じました。 近年では、オープンアンドクローズ戦略という言葉もあり、高度になる知財戦略に対応できない中小企業は大企業や海外企業に飲み込まれてしまう可能性もあると感じました。 ■会社をまとめることの難しさ 社長の夢だけを追いかけても社員は食っていけない。でも、社員が安泰になることを考えていてはその仕事はおもしろくない。そして、社員は両方の考えに賛同する人がそれぞれいる。バランスを取らなくてはいけない。なんて難しいんだろう。社長=金持ちなんて思っていましたが、金持ちだけの社長だとうまくいかないでしょうね。 ■町工場の技術力 と言われますが、見る人が見ないとわからないんですよね。。派手な宣伝や広報ができないからこそ、ひょんなことでわかる。それに対して公平な評価をすることの難しさを感じました。(なんとか潰せないか考えてしまうのは本書でもでてきました。そうなってしまうのもわかる気がする) 

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2024/05/11

技術の話もリアリティがあるが小難しくなく最後まで勢いよく読める。社会人になった今、色々と刺さる部分がある。トノ、好き。

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2024/05/08

おもしろかったです。すらすら読めます。他に読んだことのある池井戸さんの作品の中では波乱万丈の度合いがマイルドに感じました。

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2024/05/05

こういう本に出会えるから本を読むのはやめられない。 こんな現実的で情熱的で胸激アツのストーリー、共に心燃やさずにはいられない。 何を大切にすべきか、何を優先すべきかわからなくなることは往々にある。しかし選択した答えを正解にするのはなぜこんなにもかっこいい。 「正しいかどうかは...

こういう本に出会えるから本を読むのはやめられない。 こんな現実的で情熱的で胸激アツのストーリー、共に心燃やさずにはいられない。 何を大切にすべきか、何を優先すべきかわからなくなることは往々にある。しかし選択した答えを正解にするのはなぜこんなにもかっこいい。 「正しいかどうかは、今分かることではない」 この言葉が1番重くずっしりと響いた。 それで良いんだよな。 今、自分を肯定できなくても、何年後かの自分が肯定できるようにしよう。 生き様を教えてくれる、 この本に出会えて良かった。

Posted byブクログ