下町ロケット の商品レビュー

池井戸潤(著者)

2024/11/10

第145回直木三十五賞

こういう技術者たちの壮大な夢への挑戦ものに弱い。めちゃくちゃ良くて胸がいっぱいになりました！

技術的な話は何もわからないけど大丈夫。
グングン惹きつけるストーリー展開で、徹頭徹尾おもしろいです。
登場人物も魅力的で、人間味のある佃社長が素晴らしいのはもちろん、熱くて有能な人物が多数登場するのでその度に感動しました。

以下、ややネタバレ含む

ナカシマ工業や、富山をはじめとする帝国重工の技術者たちの、佃製作所を見下した横柄な態度にはフツフツと怒りが湧きました。
社内にも佃社長と敵対する技術者が多く、困難だらけの八方塞がりなのにどうやって夢を実現できるのか。それはひとえに技術力だったんだなと感心した。
そして内外の反発していた人たちも結局「技術者」という同士。佃品質を理解し、プライドを欠けてロケット開発に尽力していく過程に胸が熱くなりました。
また、財務責任者の殿村と、特許の見直しを勧めた凄腕弁護士の神谷の功績も大きい。
いい仲間が集まったのも、佃社長が経営者としても研究者としても一流で、ブレずに夢を大切にしてきたから。
なんだか感動して長くてまとまらなくなっちゃいましたが、最高でした！

2024/11/03

夢を叶える。成功するのは一瞬で、そこに辿り着くまで失敗の連続。この会社が悪とかこの人間が正しいとかそんな次元の話ではなくて、それぞれが立場や信念を持ってプロジェクトに向き合う。そのぶつかり合いも、読んでいてとても面白かった。全員が主人公で、信念がぶつかり合うからこそ、良いものが生まれる。漢の生き様。かっこいい、なんとなく生きてちゃダメだなぁ

2024/10/28

ドラマはもちろん鑑賞済みで、時間が経ってから小説を読むのも忘れてたこととかあってよかった！
池井戸作品の中でもロケットというスケールの大きさでラストまでしっかり引き込まれました！

財前部長との友情？のような感じはドラマならではだったのかな？うろ覚え、、

2024/10/19

ドラマを先に見て、数年経って本を読み始めました。ページをめくる手が止まりません。
でも、あらゆるシーンが阿部寛で脳内再生されてしまいます。

2024/10/12

「下町」×「ロケット」これだけで読む前からワクワクしませんか！？人類の叡智の結晶と言っても過言ではないロケット、その打ち上げに必要不可欠な技術を握っているのは宇宙航空開発に名を連ねる大企業ではなく町工場の佃製作所！最大の武器は最高峰の技術力！
このお話のすごさはズバリ「細部」だと感じました！普通は専門用語や難しい仕組みは読んでいて煩わしくなったり飛ばしたくなったりしてしまいます。しかしこのお話の場合はそれが読者の「疑問」と「答え」に繋がっていてさらに物語へと引き込みます。そして王道のストーリーに説得力と感動を与えます！
今回私は再読でしたがやっぱり面白いです。
下町ロケット最高です！

2024/10/06

これでもかと降ってくる最悪の事態。そこに救い主あり、アイデアありでテンポ良く進む。
一気読みしてしまった。

2024/10/03

#94奈良県立図書情報館ビブリオバトル「月」で紹介された本です。
2018.9.15
https://m.facebook.com/events/262371234414777?view=permalink&id=265968107388423

2024/09/29

「ロケット開発」という題材に興味が持てず読むことを躊躇していましたが、ヒット作だらけの池井戸潤作品ならと読むことを決めました。

期待通りすぐに展開に引き込まれていきました。
ナカシマや帝国重工との対決は続きが気になりすぎて気付けば一気に読了していました。

仕事に対する考え方を見直したくなる話でした。

手に汗を握る展開、感動あり、爽快感あり、文句なしの素晴らしい作品に出会えて良かったです。

2024/09/26

研究所でロケットを作っていた主人公が、父親の会社を継いで会社を経営していたら様々な危機に晒されて、乗り越えた先で夢を叶えるために頑張る話。
ボリュームのある作品だったが、次々に物語が変化していくので飽きずに読めたし、登場人物たちや人間関係がリアルに描かれていてゾクゾクした。

2024/12/03

半沢を読んでどハマりして、同じくドラマがヒットした本作を手に取ってみたところ、同じくらいどハマり。むしろこっちのほうが好みかも。
能力のある主人公が順風満帆ではないながらも少しずつ進んでいくのが凄く良い。とにかくアツイ。