特捜部Q Pからのメッセージ(下) の商品レビュー
警察小説でありながら、派手なカーアクションやボーリング場での犯人との駆け引き、ミアの脱出シーン等、とても読みどころが満載のサスペンスタッチの完結編でした❗ ただ少し残念なのは、デンマークの地理に疎いので、折角ならデンマークの地図を載せてもらえたなら、もっとイメージが出来たかなぁ...
警察小説でありながら、派手なカーアクションやボーリング場での犯人との駆け引き、ミアの脱出シーン等、とても読みどころが満載のサスペンスタッチの完結編でした❗ ただ少し残念なのは、デンマークの地理に疎いので、折角ならデンマークの地図を載せてもらえたなら、もっとイメージが出来たかなぁと感じました❗ このシリーズの事件はどの作品も救いようのない残忍で冷酷な内容ばかりですが、キャラクターの個性がとても光っていて、自分的には久し振りの当たりの海外ミステリーです♫
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先に映画を観ているといっても全く安心できず焦燥感を抱えたまま最後まで読む手が止まりませんでした。なんということでしょう……面白かった。。 常に特捜部Qの一歩先を行く犯人だけれど包囲網を徐々に狭めていくのが良いです。そこが繋がるの!?という驚きがあります。映画とは違ってるので安心できない。 被害者となるカルト宗教信者の各家族、宗教的な排他ではあるものの、底には悲しみに共感できる心がちゃんとあるんだなと思えました。敬虔になる人は元々真面目だったり謙虚だったりするんだろう。。特捜部Qに呼び出されたりして犯行が続いているのを知るとちゃんと協力してくれる。 現在進行系の事件が間に合って良かった…けれど、両親は間に合えなかったのが悲しい。イサベルは回復したのかな。 大団円とはいかないけれど、最後の展開には救われた思いです。ミア…よかった。。 特捜部Qのわちゃわちゃももちろん。 ローセそうなの?と思いました。ローセのときもユアサのときも良い人だ。三つこぶのラクダ。 アサド。貴方がいなかったらカールは万事休すという場面が多々あったので、シリア人という以外はなにもわからないけど貴方は必要な人です。 カールって不器用で言葉が足りんと思ってたけど原作だとそうでもない。アサドとローセと一緒に特捜部Qとして事件に関わってきたり、ハーディとの生活で変わってきたのかな。 クリスとかいう心理オタクはまた出てくるのかな…モーナから彼にバトンタッチ?アサドもこの人も例え話がおしり系。 次は屈指の名作「カルテ番号64」です。映画は泣いた作品……あんなカールとアサドって(T_T) 読むのが楽しみです。
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何年も海の底で待ち引き上げられてからさらに放置されていた瓶入りのメッセージ。 手紙の1行目には「助けて」の文字。 気乗りしないカールを横目にアサドとローセは解読を開始するが…… 冒頭から自らの血でメッセージを残す少年が出てきてもうツライ。でも、カールたちの場面に変わると途端にコ...
何年も海の底で待ち引き上げられてからさらに放置されていた瓶入りのメッセージ。 手紙の1行目には「助けて」の文字。 気乗りしないカールを横目にアサドとローセは解読を開始するが…… 冒頭から自らの血でメッセージを残す少年が出てきてもうツライ。でも、カールたちの場面に変わると途端にコミカルで思わず笑ってしまうやり取りが続く……オールスン、上手い。文章構成が抜群に上手い。グイグイ読ませる。 犯人×被害者家族×特捜部Qで息つく暇もない展開。これは面白い。→ カールの周りの人間関係も濃いし、アサドは何者?みたいな流れからのえ?ローセ?みたいな。主要メンバーのキャラが濃いから読んでいて楽しい。 ラストは今回はサラッと読むとハピエンだが、深読みすると……怖い。 あ、堂場瞬一氏の解説が良い。警察小説のカテゴライズの話、面白かったー!! 以下、Twitterでの実況感想 「特捜部Q Pのメッセージ」は上巻ラストあたり。 今作も犯人側の痛い描写とカール側のコミカルな描写の振れ幅に翻弄されながらグイグイ引き込まれてます。 やばいー。癖になるー。楽しい〜! 上巻読んだ〜! ハラハラシーンで下巻やん!てか、ヤバイヤバイヤバイ!ここでこの2人が出会うとか思わなかったー! 今作、ストーリーに厚みがあってマジで面白い! あと、アサドの秘密よ……これ多分だいぶん先でわかるんよね。気になる…… 下巻後半戦に突入! カールたちが犯人にジリジリと近づいていく過程が読んでいてハラハラワクワクする! そしてローセぇぇ?!え??えええ?みたいな(笑) わぁわぁわぁわぁー!!!ニアミスぅぅー!!カールニアミスぅぅぅ!! あとアサドつっよ!(真顔)毎回思うけどアサド、何者なんだ…… 読み終わった……今作はとても良かった……北欧らしさを残しつつのラスト。てかあのラストは……?いやいや、きっとハピエンだと信じたい。 解説がまた好き。特捜部Qシリーズ、解説豪華だよね。
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落ち着かず映画先に見たけれど、原作とかなり違っていたので、焦燥感が改善しないままでした。 案の定、うなされて、何度も起きましたよ。はい。 下巻始まったら、場面転換。 そうよね、今までの流れからしたらそうなるわよね。 で、私の不安は先に持ち越されるわけだ。 イサベルとラーケル 本当に綱渡りですよ。全く。 そしてヨシュア・・・ ヨシュアに、この計画は最初っから無謀だったよね・・・ うまくいくのかと思わせておいて、やっぱり・・・ 救いは、その時点ではまだ生きている事。 イサベルには運がある。 でも、これで、お金を手に入れる事は困難となった犯人。子どもたちの運命は? そして、ミアの事も・・・どうなるの!? 色んな事が、どうなるの!?って状態で並走していくから、読む方は心配で仕方がない。 だから、その不穏な不安な空気の中で挟み込まれる、特捜部Qの3人のやりとりには、ほっとさせられるんですよね。 ここでこれが繋がるんか!? と、事件が周囲からじわじわ詰められていく様は、心地よく、そこからはいっきに進んでいくんだけど、追い詰めた!と思ったら逃がしちゃって、ハラハラは最後まで続きます。この、後、数ページでどうおさまるわけ!? とか、心配しちゃうしw 色んな表現が、想像できすぎて、読んでて「うげっ」となる所も多いですが、そこでやめられない。続きが気になって読み続けてしまう。 最終的にイサベルとミアには運があった。良かった。 子どもたちは今後どうなっていくのかは心配ではあるが、なんとななるのでしょう。 ミアの子は、結末があのような形なので、私達の想像でどのようにも解釈できるけど、幸福な方を選ぼうと思います。 で、残る問題。 アサドって結局何者? カールと元同僚を襲った事件に関して、ちょっとまた謎が出てきたけど、どうなっていくの? ローセとユアサに関しては、やっぱりね。ってとこではありますが、今後もこの状況は続くの?それとも更に一歩進んでマリーィとかもでてくんの!? あー、次が気になる!次いこ!
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Qシリーズ第三弾。 北欧最高のミステリ賞「ガラスの鍵」受賞作、だそうです。 でも、正直言って一作目の「檻の中の女」の方が好きだな。 海で拾ったビンの中に助けを求める手紙が見つかるところから物語は始まります。 登場人物がそれぞれに魅力的なんですよね~。 今回もアシスタントのアサドは有能。強くて賢い。なのに親しみやすい。そんなアサドの秘密が少しずつ明らかに、なりそうでならない。彼にどんな過去が秘められているのか、それもまたこのシリーズの引きになってます。 さらに今回はもう1人のアシスタントのローセにも大きな秘密が! 凶悪な事件を追うだけでなく、このチームの少しユーモラスなやりとりも魅力でしょう。 欲を言えばラストがもうひとつ。 誰の視点からでもいいので、彼の凶行の全てを明らかにして欲しかったな。 それと、ラストの危機一髪はもうお約束感があってドキドキしづらい。
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下巻はラーケルのドラテクやユアサの正体といった飛び道具をバンバン投げてくるが、本筋の方ではカールとアサドが着々と犯人に肉迫していく。物語も佳境に入り、漸くギアを上げたと思ったら、急に減速したりするので、やきもきさせられるが、これはまんまと著者の術中に陥っていると言えるのかも。主人...
下巻はラーケルのドラテクやユアサの正体といった飛び道具をバンバン投げてくるが、本筋の方ではカールとアサドが着々と犯人に肉迫していく。物語も佳境に入り、漸くギアを上げたと思ったら、急に減速したりするので、やきもきさせられるが、これはまんまと著者の術中に陥っていると言えるのかも。主人公以外の視点人物の仔細な心情描は北欧ミステリーの特徴のひとつだと思うが、上巻であれほど頁を割いた人物の扱いが結構雑だし、散々匂わせた放火事件の真相も拍子抜け。それらを削ぎ落とし、物語の縦軸をもっと膨らませてくれると良いのだけれど。
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「助けて」1本のボトルに入っていたのは過去からの助け。それが特捜部Qに持ち込まれた時、過去の叫びと現在の悲鳴を救うために狡猾な犯人と対決する。新興宗教の闇をついた非道な犯罪。 手に汗握るカーチェイスシーンもさることながら、ボート小屋での緊迫感もたまらない。 でも、そろそろ誰かカー...
「助けて」1本のボトルに入っていたのは過去からの助け。それが特捜部Qに持ち込まれた時、過去の叫びと現在の悲鳴を救うために狡猾な犯人と対決する。新興宗教の闇をついた非道な犯罪。 手に汗握るカーチェイスシーンもさることながら、ボート小屋での緊迫感もたまらない。 でも、そろそろ誰かカールにまともなコーヒー飲ませてあげて笑
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まさかここまで映画と違うとは思わなかったが、これだから読み応えがあったんだな。 特捜部Qのなかで一番の悪人がこいつだ。 そして、ラストにある消えた男の子2人のこれからがたまらなく気になるよ。
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シリーズ3作目。 事件が動き出すのは、 やっと上巻の終わりに差し掛かったころからですが、 そこまで読者を惹きつけたまま飽きさせないのは、 登場人物の個性や、 場面が展開するごとに視点が変わる 構成の絶妙さにあると思います。 本作では閉ざされたコミュニティーの危うさ、 恐ろしさが...
シリーズ3作目。 事件が動き出すのは、 やっと上巻の終わりに差し掛かったころからですが、 そこまで読者を惹きつけたまま飽きさせないのは、 登場人物の個性や、 場面が展開するごとに視点が変わる 構成の絶妙さにあると思います。 本作では閉ざされたコミュニティーの危うさ、 恐ろしさが描かれています。 一般的にサイコパスとは 生まれつき反社会的病質を抱えている者のことを指すそうですが、 この物語の犯人は、 幼少期に育った環境に影響された結果として 反社会的人格を得たソシオパスであるような気がします。 そういった意味ではこの犯人も、 閉ざされたコミュニティーの被害者だといえなくもありません。 洗脳から逃れたつもりが、 自分自身の考えに囚われ 洗脳されてしまったという不幸な悲しいお話でした。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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特捜部Qシリーズ第三弾。ボトルメールから誘拐事件を追い始める。事件も犯人の背景も重いが、サクサク読めるエンタメ性がある。また全身不随のハーディがマークの家にやってきて、マークのトラウマの事件をもう一度考える準備を行い、またアサドやローセの正体について一歩進めるシリーズ全体のストー...
特捜部Qシリーズ第三弾。ボトルメールから誘拐事件を追い始める。事件も犯人の背景も重いが、サクサク読めるエンタメ性がある。また全身不随のハーディがマークの家にやってきて、マークのトラウマの事件をもう一度考える準備を行い、またアサドやローセの正体について一歩進めるシリーズ全体のストーリーが動き出す重要な章だった
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