ユニクロ帝国の光と影 の商品レビュー
ユニクロでシームレスボクサーブリーフを買った帰りにブックオフにあったから読んでみた。そんなに興味のない柳井正について無駄に詳しくなってしまった。10年前の本なので今のユニクロの体質がこの時のままなのかには興味がある。この著者のアプローチは公平でなかなか好感が持てる。ZARAとの比...
ユニクロでシームレスボクサーブリーフを買った帰りにブックオフにあったから読んでみた。そんなに興味のない柳井正について無駄に詳しくなってしまった。10年前の本なので今のユニクロの体質がこの時のままなのかには興味がある。この著者のアプローチは公平でなかなか好感が持てる。ZARAとの比較の部分がめちゃくちゃ興味深くて良い切り口だと思う。ZARAは正社員にちゃんと人件費を払っててユニクロはそうじゃないってのはいいコントラストだよなあ。柳井氏から店長たちに対して慰労の気持ちが見えないのはなかなか残念だね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ユニクロ帝国の光と影 (文春文庫) 文庫 – 2013/12/4 5章、6章のユニクロで働くということは必見 2012年8月19日記述 横田増生さんによるユニクロ=柳井正を分析した本。 国内で働くユニクロ社員や中国の工場で働く出稼ぎ労働者へのインタビューも掲載されており勉強になる。 中国の出稼ぎ工はユニクロというブランドを知らないのには少々ショックだった。(ユニクロ以外に製作しているブランドも知らないのかもしれないが。そもそも沿岸部の中間層以上とは所得が違う・・・) いわゆる企業へのおべんちゃら本とは違う取材に基づいた仮設と事実の検証がなされており良い。 4章で明かされる柳井正の地元山口県宇部ではどんな少年時代を送ったのかや父、柳井等からの影響の大きさにも驚く。 ユニクロを少し知っていてもアパレル業界には疎い人も多いだろう。 本書の冒頭にその解説も兼ねたものがあり問題なく読める。 ZARAというスペインのSPA企業も紹介している。 新しいデザインの投入が2週間で出来るというのには驚く。 ZARAでは垂直統合型に経営している(スペイン国内で5割製造し物流センターもスペイン内にある) 垂直統合型の生産は水平分業に比べ問題があるという認識だった。 今回それを良い意味で改める必要があったのは収穫だ。 本書を読んでいる内にユニクロの影の部分に困惑したのも事実だが柳井正が耳の痛い情報にも目を向けより良い企業を創ってくれることを祈っているようにも思えた。
Posted by
経営の特徴と歴史、関係者の証言をもとに調べられた柳井正の来歴と人間性、国内外の労働者たちの目から見たユニクロなど、多方面からユニクロの在り方に迫ったルポルタージュ。巻末には単行本刊行後の本書への提訴とユニクロ側の完全敗訴を伝えるとともに、関係者への調査が追加されている。 タイト...
経営の特徴と歴史、関係者の証言をもとに調べられた柳井正の来歴と人間性、国内外の労働者たちの目から見たユニクロなど、多方面からユニクロの在り方に迫ったルポルタージュ。巻末には単行本刊行後の本書への提訴とユニクロ側の完全敗訴を伝えるとともに、関係者への調査が追加されている。 タイトルは「光と影」だが、主に「影」の部分を伝えることを目的としたルポといえる。そして本書によれば、その企業の性質からユニクロに迫るということは結果的に経営者として全ての権限を握る柳井正がどのような人間であるかを知ることに直結する。つまりは、経営者としての柳井氏の暗部を浮き彫りにすることが本書の骨子となっている。 一社で全行程を支配するSPAというビジネスモデルによって、それまでのアパレル業界の虚飾を剥がし大きな成果を上げたユニクロだが、その成功は労働者の人間性を無視することにも拠っていることを伝える。職場としてのユニクロはマニュアル万能で上意下達の軍隊的な組織によって成り立っており、長時間労働が常態化し、監視のプレッシャーが強い職場は、継続的に多くの従業員が入れ替わる。著者はそのような組織の原点を、柳井氏と亡父との峻厳な親子関係に求める。柳井氏が話したり、自著で書いていることが、その行動と一致しないことが多いことも印象に残る。そのほか、柳井氏へのインタビューをはじめ、中国の縫製工場労働者への聞き取りや、柳井氏がライバル視するZARAとユニクロとの違いなども紹介している。 序章で著者が紹介している、アマゾン物流センターでの「効率化を掲げるIT企業の舞台裏で行われている労働が砂を噛むように味気ないという現実」を考え合わせると、経営としての正解が労働環境としてのそれとは直接的に何の関係もないという事実を、改めて思い知らされる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ユニクロ柳井社長の光と影というタイトルだが、影ばかり記載されている。光はいまさら説明する必要は無いという事か? ・少品種大量生産型 ・社員と顧客に同じ笑顔を見せて人気だった玉塚社長を追放 ・家族で45%の株を持っている。 ・父親は土建業もやっていて地元やくざとのつながりも有り。 ・ジャスコで1年修行 ・小郡商会の古参社員達は1名を遺して全員退社 ・国内では守秘契約が有り分からないが中国に行けば、ユニクロ製品製造をオープンにしている。低賃金 ・広報は事細かく禁止事項を指定してくる
Posted by
【文章】 読み易い 【ハマり】 ★★★★・ 【共感度】 ★★★・・ 【気付き】 ★★★・・
Posted by
ユニクロは柳井さんの王国なんだな。 国内編の働く人が面白かった。 社長が何億もの役員収入もらってて、従業員の実情がこんなで、よくみんな辞めないなぁ。
Posted by
大小あってもワンマントップの引き際というのは難しいのだなぁ。 なかなか自分を認めてもらえなかった元職の社長を思い出した。
Posted by
ユニクロとZARAの社風、業務実態の比較部分がとりわけ面白かった。社員を絞りあげるだけ絞って利益を上げるユニクロと、そうではないZARA。柳井商店のまんま来ているという著者の指摘は正しく、いずれダイエーのような末路をたどるのかもしれない。
Posted by
ユニクロに対する視点が変わった。 要約。 ・柳井さんはワンマン経営。 ・一流のニセモノ。それがユニクロ。 ・3段階に分けた生産企画のシステムは素晴らしい。 ・軍事的な店舗運営。人件費には厳しい。店舗の離職率はかなり高い。 ・中国工場からすれば、生産枚数が多いのと契約を...
ユニクロに対する視点が変わった。 要約。 ・柳井さんはワンマン経営。 ・一流のニセモノ。それがユニクロ。 ・3段階に分けた生産企画のシステムは素晴らしい。 ・軍事的な店舗運営。人件費には厳しい。店舗の離職率はかなり高い。 ・中国工場からすれば、生産枚数が多いのと契約を変えないので安定している。 しかし、不良品率にはうるさい。一度決めた契約からなかなか変わらない。 ・ザラへの憧れ 店舗でのユニクロの見方が変わった。 ユニクロをはじめアパレル業界は10年前の品質劣化問題は否めない。
Posted by
ユニクロの強さの源泉を創業者柳井正の人柄から結びつけて描く。 厳格、締め付け、圧力、統制、それゆえの成果、というストーリー。 タイトルの割にはあんまりパンチがないなと感じたのだが、巻末ではユニクロのファーストリテイリングから訴えられたとのこと。 柳井へのインタビューでも、他の項...
ユニクロの強さの源泉を創業者柳井正の人柄から結びつけて描く。 厳格、締め付け、圧力、統制、それゆえの成果、というストーリー。 タイトルの割にはあんまりパンチがないなと感じたのだが、巻末ではユニクロのファーストリテイリングから訴えられたとのこと。 柳井へのインタビューでも、他の項でも、そんなに悪意のある書き方はしていないような気がするのだが、、 服飾の流通の仕組みや、その中でユニクロが勝ち上がった流れについてはよく分かった。
Posted by
