なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか の商品レビュー
当日に思い立って伊勢参りに行くお蔭参り、とか語呂合わせで歌枕になった住吉信仰とか、実は伏見稲荷の千本鳥居は元々お塚信仰だった、、とか、やっぱり神道って面白いや と思う一方、日本史を避けてきた人間にとっては羅列された史実や人名が重複しててわかりにくい部分も多かった
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神社とはどういうものなのかが広く浅く、要点を踏まえて解説されている。日本にある様々な神社、その神社に祀られているものがどういう神なのかが丁寧に説明されている。学生時代に学んだ『神仏習合』や『本地垂迹説』『神仏分離』の流れが、時代背景と共に良く理解出来る良書。 ただし、ある程度『古...
神社とはどういうものなのかが広く浅く、要点を踏まえて解説されている。日本にある様々な神社、その神社に祀られているものがどういう神なのかが丁寧に説明されている。学生時代に学んだ『神仏習合』や『本地垂迹説』『神仏分離』の流れが、時代背景と共に良く理解出来る良書。 ただし、ある程度『古事記』の知識や歌舞伎などを知らないと、かなり読みにくく理解しにくい。古事記と、歌舞伎関連の本を読んで読み直したら新しい発見がありそう。
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日本全国の神社の数は約8万社。初詣、宮参り、七五三、合格祈願、神前結婚……と日本人の生活には切っても切り離せない。また伊勢神宮や出雲大社などの有名神社ばかりでなく、多くの旅程には神社めぐりが組み込まれている。かように私たちは神社が大好きだが、そこで祀られる多種多様な神々について意...
日本全国の神社の数は約8万社。初詣、宮参り、七五三、合格祈願、神前結婚……と日本人の生活には切っても切り離せない。また伊勢神宮や出雲大社などの有名神社ばかりでなく、多くの旅程には神社めぐりが組み込まれている。かように私たちは神社が大好きだが、そこで祀られる多種多様な神々について意外なほど知らない。数において上位の神社の中から11系統を選び出し、その祭神について個別に歴史と由緒、特徴、信仰の広がりを解説した画期的な書。 日本の神々と神社 八幡―日本神話に登場しない外来の荒ぶる神 天神―菅原道真を祀った「受験の神様」の謎 稲荷―絶えず変化する膨大な信仰のネットワーク 伊勢―皇室の祖先神・天照大御神を祀る 出雲―国造という名の現人神神主の圧倒的存在感 春日―権勢をほしいままにした藤原氏の氏神 熊野―浄土や観音信仰との濃厚な融合 祇園―祭で拡大した信仰 諏訪―古代から続くさまざまな信仰世界 白山―仏教と深くかかわる修験道系「山の神」 住吉―四方を海に囲まれた島国の多士済々の「海の神」
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日本神話にゆかりのある神社が好きなので、八幡神社という聞きなれない神社に興味を持ち、本書を読んだ。 八幡神社に限らず、人気の神社を取り上げられているので、各神社の祀られている神様や由来などを知ることができた。 八幡神社について詳しく知りたい人には物足りない内容かもしれないが、日本...
日本神話にゆかりのある神社が好きなので、八幡神社という聞きなれない神社に興味を持ち、本書を読んだ。 八幡神社に限らず、人気の神社を取り上げられているので、各神社の祀られている神様や由来などを知ることができた。 八幡神社について詳しく知りたい人には物足りない内容かもしれないが、日本の神社の特徴を網羅的に知りたい人にはおすすめできる本だった。
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宗教学者島田裕巳著 武士に愛された八幡さん 菅原道真さんの祟り雷天神さん 豊年祈念のキツネお稲荷さん 最強アマテラスを祀る神宮お伊勢さん 国づくり得意出雲さん 藤原氏威厳ありあり春日さんなど 神社参拝のちょっとしたウンチクに いいかもですよ。
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社数の多い神社11系統のそれぞれについて歴史と特徴を解説した一冊。情報の羅列が目立ち、そのため説明の重複が多く、各神社の違いが分かりづらい面があります。必要な部分を拾い読みするだけでいいかもです。
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記紀神話に登場する神は367柱。その他、神仏習合で出てきたり、廃仏毀釈、神仏分離で勧請したりで、新たに生まれたり、中世から近代になると故人が神に昇華する、と。乃木神社の乃木希典のような軍神だったり。 寺については、学問が絡むので、書物など歴史を紐解くものが残っているが、神社につい...
記紀神話に登場する神は367柱。その他、神仏習合で出てきたり、廃仏毀釈、神仏分離で勧請したりで、新たに生まれたり、中世から近代になると故人が神に昇華する、と。乃木神社の乃木希典のような軍神だったり。 寺については、学問が絡むので、書物など歴史を紐解くものが残っているが、神社については、歴史書はとても稀有だ。 しかし、八幡様は元々、韓国の神だったのか。神様分けたり移したりってのは知っていたが、八幡様を戦時中に軍神として崇めていたのは既知だが、よもや朝鮮半島からだったとは。 渡来人から諸々入ってきたから当然ちゃ当然だけども。 日本人が、各国の文化を何でも咀嚼してものにするってのは、太古から変わらないんですね。 しかし、神様ってのは洗顔したり息吐くだけで、新しい神が生まれるんだから大したもんだ。少子化なんて何のそのだな。伊弉諾命が左目洗うと天照大御神が生まれて、右目を洗うと月読命が、んでもって天照大御神が息を吐くと宗像三女神が誕生だ。 忙しいったらありゃしない。 神々の由来や言われについて、興味を持てる一冊でした。ただ、やはり神の名前が覚えられないな。
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引越し先近くに、春日神社があり、祀られている神様の名前が書いてあった。 天児屋根命(あめのこやねのみこと)って書いてあるが、初めて聞いたぞ、何者だ? ということで、この本で調べてみました。 調べて納得、神社に祀られている神様の多くが、古事記・日本書紀では登場しないということだ。こ...
引越し先近くに、春日神社があり、祀られている神様の名前が書いてあった。 天児屋根命(あめのこやねのみこと)って書いてあるが、初めて聞いたぞ、何者だ? ということで、この本で調べてみました。 調べて納得、神社に祀られている神様の多くが、古事記・日本書紀では登場しないということだ。これだけで、驚き。 身近な神社について、調べてみるとおもしろいかと。
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島田裕巳氏の「なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか」(2013.11)を読みました。神の出自は3通りで、①神話に根差した神々 327柱②外来の神(八幡)や突然出現した神(稲荷)③人を神として祀ったもの(天神)などだそうですね。この本は最強11神社(八幡、天神、稲荷、伊勢、出雲、春...
島田裕巳氏の「なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか」(2013.11)を読みました。神の出自は3通りで、①神話に根差した神々 327柱②外来の神(八幡)や突然出現した神(稲荷)③人を神として祀ったもの(天神)などだそうですね。この本は最強11神社(八幡、天神、稲荷、伊勢、出雲、春日、熊野、祇園、諏訪、白山、住吉)の歴史と由緒、特徴、信仰の広がりなどが書かれています。これからは、鳥居の近くの「縁起」や「由緒」を読んでみたいと思います。(これまでも読んでるんですが、すぐ忘れてるんです(ーー;))
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どなたかも書いているが、読むのにやたら骨が折れ時間がかかった。ルビの問題は大きいと思う。何せ初出にしかうってない。あと日本の神様ってやたら別名がいっぱいあるのね。これ全部覚えてわかる人尊敬します。 本書では、夫々の信仰の概略を丁寧に解説してあるのだと思うが、当方の理解力がないせ...
どなたかも書いているが、読むのにやたら骨が折れ時間がかかった。ルビの問題は大きいと思う。何せ初出にしかうってない。あと日本の神様ってやたら別名がいっぱいあるのね。これ全部覚えてわかる人尊敬します。 本書では、夫々の信仰の概略を丁寧に解説してあるのだと思うが、当方の理解力がないせいか、読み終わっても何も残ってない。日本に山のようにある神社仏閣を少しは理解した上で参拝できればと思い読み進めたが、結局は、現地の解説板に頼るしかないか。
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