雪だるまの雪子ちゃん の商品レビュー
江國香織の本は童話みたいなお話も小説もよく分からないけど大好きなのに、なぜかこれはしっくり来なかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
雪子ちゃんは野生の雪だるま。素直で可愛らしく、不思議と自立していて、バターと夜更かしと散歩が好きで、みんなから愛されてる。 休眠後も、みんなが雪子ちゃんを想ってる描きが良かった♡あったかい気持ちになった。
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雪子ちゃんは野生の雪だるま。 歳をとってから、冬の長い田舎町に越してきた百合子さんの物置をおうちにして、冷たい生魚や冷たいお茶、バターなどを食べたり、小学校に時折遊びに行ったり、日々の生活を楽しんでいます。 読んでいたら、なんだかほっこりする優しい物語。 こんな穏やかで伸びやかで...
雪子ちゃんは野生の雪だるま。 歳をとってから、冬の長い田舎町に越してきた百合子さんの物置をおうちにして、冷たい生魚や冷たいお茶、バターなどを食べたり、小学校に時折遊びに行ったり、日々の生活を楽しんでいます。 読んでいたら、なんだかほっこりする優しい物語。 こんな穏やかで伸びやかで暖かな生活ができたらと、読みながらうっとりします。 挿絵の銅版画もとてもファンタジックでかわいらしい。 江國香織さんの童話はやっぱり好きだなあ。
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数年前に読んだのでうろ覚え。 雪の降った日に本屋に立ち寄り、見つけたのが雪子ちゃんだった。挿絵も可愛く、はつらつとした雪子ちゃんが眩しかった印象。また、紙の質感がツルツルとしていてそれも良かった。
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素敵な可愛らしい表紙。この本を読み始めたのはまだ寒い日だったのに、読み終えた今日はすっかり春の陽気。雪だるまの雪子ちゃん、こんな日じゃもう遊んでないね。笑。ファンタジーです。雪だるまのこどもの物語。はじめてみる景色、動物(人間も含む)食べ物、学校…子どもの時の好奇心を思い出すし、...
素敵な可愛らしい表紙。この本を読み始めたのはまだ寒い日だったのに、読み終えた今日はすっかり春の陽気。雪だるまの雪子ちゃん、こんな日じゃもう遊んでないね。笑。ファンタジーです。雪だるまのこどもの物語。はじめてみる景色、動物(人間も含む)食べ物、学校…子どもの時の好奇心を思い出すし、冬しか過ごせないからそれまでは、眠る。あ、羨ましい。笑。冬しかない雪子ちゃんの毎日にはどんなことにも楽しみがぎゅっと詰まっていて羨ましくなりました。人生、こんなふうに楽しみたいな、としみじみ思います。はじめて見るもの、やってみたいと思うこと、自分に残された大切な時間をめいいっぱい使って。
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夢のような物語やった。 いつかトトロに会ってみたいと思って大きくなったけど、いつか野生の雪だるまに会ってみたいという夢も増えた。 百合子さんもたるさんも、小学校のみんなもほんまに素敵な人たちばっかりやった。 ほわっと心が優しくなれた。
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どうしても冬の間に読みたかったこの作品。 季節の描写がなんて素晴らしいんだろうか。 読みながら、窓の外に広がる雪景色と重なって 思わず雪子ちゃんを探したくなる。 雪子ちゃんは掃除も料理もなんでも自分でやるし 自分の生活スタイルがしっかりできていて とっても礼儀正しい...
どうしても冬の間に読みたかったこの作品。 季節の描写がなんて素晴らしいんだろうか。 読みながら、窓の外に広がる雪景色と重なって 思わず雪子ちゃんを探したくなる。 雪子ちゃんは掃除も料理もなんでも自分でやるし 自分の生活スタイルがしっかりできていて とっても礼儀正しい。 まだまだ小さいけれどお父さんとお母さんは 記憶のなかにしかいない。 そんな雪子ちゃんを“ひとりぼっち”とか 「さみしくないのかな」って感じる場面も何度もあった。 でも、そうじゃない。 全てをそのままに受け止めて 自然の移ろいを感じながら 一瞬一瞬をめいいっぱい生きて たくさんの“はじめて”を前にこわくなったときには 記憶の中のお父さんのことばを思い出して 正面から立ち向かう姿は いまのわたしには大きなチカラになった。 百合子さんはじめ村のみんなや動物たちとの交流もまた微笑ましいし 雪子ちゃんの夏の休眠をそっと見守る優しさにも じーんとくる。 長い眠りから覚めた雪子ちゃんが いつもの雪景色を心から味わうシーンは ずっと忘れないと思う。 日々のいろんな疲労感で置き去りにしがちに なってしまうけれど わたしが大切にしたいことを いまいちど再認識させてくれた作品だったな。
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IGメイトの勧めで積読本から取り出した。 大人の絵本。 あら面白い。 勇ましいチビの雪だるまは作者そのもの。 バターが好きだったり、音楽が好きだったり、本をめくるパラリが好きだったり、これはもう小さな江國香織ちゃんでしょう。 雪子ちゃんのように好きな時だけ学校に行けたらよかっ...
IGメイトの勧めで積読本から取り出した。 大人の絵本。 あら面白い。 勇ましいチビの雪だるまは作者そのもの。 バターが好きだったり、音楽が好きだったり、本をめくるパラリが好きだったり、これはもう小さな江國香織ちゃんでしょう。 雪子ちゃんのように好きな時だけ学校に行けたらよかったのにね、とか、夜更かしの楽しみを知っていたり、とか、 わたしの知っている大人である作者の理想を垣間見るような。うふふである。 挿絵の銅版画もいつもより甘やかで、こちらも幼い山本容子ちゃんが溢れている気がした。 良かった、今読めて。 こんな機会がなかったら後数年は寝かせていたはずだから。
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雪子ちゃんは野生の雪だるま。初めての生き物ものとの出会いにわくわくします。 雪の煌めき、トランプをする雪子ちゃんの愛くるしさに、一冬を時の流れがゆっくりな雪村で過ごして、心の奥まで、爽やかなひんやりとした空気でリセットしてもらったような読後感があります。 冬が来るといつも...
雪子ちゃんは野生の雪だるま。初めての生き物ものとの出会いにわくわくします。 雪の煌めき、トランプをする雪子ちゃんの愛くるしさに、一冬を時の流れがゆっくりな雪村で過ごして、心の奥まで、爽やかなひんやりとした空気でリセットしてもらったような読後感があります。 冬が来るといつも手に取り読み返すそんな一冊。 そのたびに、慌ただしい師走の喧騒から抜け出し、銀世界に小旅行した気分になれる贅沢な読書気分を味わっています。
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江國香織先生の絵本よりも背伸びした子ども向け読みもの、って感じなんですかね たしかに子ども向けな江國香織世界観だった…海外の突拍子もない絵本みたいなテンションで…
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