雪だるまの雪子ちゃん の商品レビュー
子ども向け? ひらがな いっぱい。 あえてかな? それにしても、 雪だるまが 生きてるとは…。 2014.2.4
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※このレビューにはネタバレを含みます
雪子ちゃんは野生の雪だるまの女の子。ある吹雪の日、雪深い山の美しい村にひとりで空からふってきたのです。そのときに出会ったのが、おばあちゃんの画家・百合子さん。そして雪子ちゃんは、百合子さんの家の物置でくらしはじめて…。 野生の雪だるまの雪子ちゃんが可愛くて可愛くて! 雪子ちゃんの日常を覗いてほっこり。冬といえばこれ!という作品に出会えました* 雪だるまだから最後は溶けてしまうのかな、それはいやだな、って思いながら読んでいたけど、それはまだ先の話みたい。 2016.1.17再読 冬になると読みたくなる本、と言っても読むの2回目だけど。 野生の雪子ちゃんの生活がすごくいいんだよなぁ。 大きな事件が起きないので、ゆったりした気持ちで読めるところも好き。 「とけちゃう前に、することよ」 っていう雪子ちゃんのお母さんの言葉も好き。 2021.1.24再読 雪子ちゃんの日常を覗けるのが嬉しい。 本を読んだり体重を量ったり、百合子さんやたるさんとゆっくり夜を過ごしたり…。
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江國香織の雪だるまの雪子ちゃんを読みました。 野生の雪だるま、雪子ちゃんが主人公の童話でした。 雪子ちゃんが空から振ってきたとき、画家の百合子さんと出会いました。 百合子さんは自分の家の物置を雪子ちゃんに貸してあげることにしました。 雪子ちゃんは野生の雪だるまなので、食事もす...
江國香織の雪だるまの雪子ちゃんを読みました。 野生の雪だるま、雪子ちゃんが主人公の童話でした。 雪子ちゃんが空から振ってきたとき、画家の百合子さんと出会いました。 百合子さんは自分の家の物置を雪子ちゃんに貸してあげることにしました。 雪子ちゃんは野生の雪だるまなので、食事もするし、家に住んでいるねずみと遊んだりします。 学校に出かけていって一緒に勉強したり、百合子さんのところでトランプをして遊んだりします。 かわいい雪子ちゃんの行動がほほえましい物語でした。
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野生の雪だるまという存在。びっくりなんですが、何かすーっと入ってくる感じです。 お隣の百合子さんも年齢不詳で人なんだけど、人じゃないみたいな感じ。 不思議な世界に放り込まれたみたいですが、出てくる人々がみんないい人でそんな中で雪子ちゃんはマイペースに存在し続ける。心が温かくなりま...
野生の雪だるまという存在。びっくりなんですが、何かすーっと入ってくる感じです。 お隣の百合子さんも年齢不詳で人なんだけど、人じゃないみたいな感じ。 不思議な世界に放り込まれたみたいですが、出てくる人々がみんないい人でそんな中で雪子ちゃんはマイペースに存在し続ける。心が温かくなりました。
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主人公が野性の雪だるまで、しかも、小さな女の子だというユニークな発想は、いったいどうすれば浮かんでくるのでしょう? 江國さんはきっと、小さな野生の雪だるまになりきって、この作品を書かれたのでしょうネ。そうでなければ思いつかないような描写が、ところどころ見受けられます。また、冬の出...
主人公が野性の雪だるまで、しかも、小さな女の子だというユニークな発想は、いったいどうすれば浮かんでくるのでしょう? 江國さんはきっと、小さな野生の雪だるまになりきって、この作品を書かれたのでしょうネ。そうでなければ思いつかないような描写が、ところどころ見受けられます。また、冬の出来事ばかりではなく、雪子ちゃんが休眠中の暖かい季節のことにまで触れられているのが、とても意味深いなぁと思いました。雪子ちゃんは、春、夏、秋を知りません。だって、野生の雪だるまですから。でも、雪子ちゃんが目にする世界は、いつだって美しく、穏やかで、包容力に満ちています。 それに、雪といえばなんとなく儚い命を連想しがちですが、雪子ちゃんはいつもたくましく、元気です。だって、野生の雪だるまなんですから。この世界に生まれ、そして無に帰することの不可思議さを、雪子ちゃんは理屈ではなく、無意識に素直に感じとっているんでしょうネ。 挿絵に使われている山本容子さんの銅版画も、物語のイメージにぴったりで、と~っても可愛いですヨッ。
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可愛らしい童話でした。 以前、江國さんがホテルカクタスを書かれた時言ってらしたのが、何か「もの」を主人公として、それが生きていたら、きっとこういう性格だろうな、当然こんな人格だろうな、と頷いてしまうような、そんな童話を書きたいということ。 ホテルカクタスは、正にそんなお話で、私は...
可愛らしい童話でした。 以前、江國さんがホテルカクタスを書かれた時言ってらしたのが、何か「もの」を主人公として、それが生きていたら、きっとこういう性格だろうな、当然こんな人格だろうな、と頷いてしまうような、そんな童話を書きたいということ。 ホテルカクタスは、正にそんなお話で、私はその世界観が大好きだったのですが、それは、すきまのお友だちたち、に引き継がれて、この雪子ちゃんに繋がっている気がしました。 野生の雪だるま、という「もの」が存在したなら、きっとこんな風に好奇心旺盛で、少しだけ臆病で、とっても可愛くて…こんな素敵な性格をしているんだろうな、と頷いてしまう。 野生の雪だるまの雪子ちゃんは、真新しい世界を、子供よりもっと無邪気に体感しています。それは、耳に心地よい雪と戯れる効果音や、沢山の疑問、ちょっと知ったような顔をしてしまう雪子ちゃんの様子に、存分に現れているのです。 私たちは雪子ちゃんの目を通して、真白の冬を、シンと静かな雪の夜を再発見することができる。その美しさに、きっと目を見張ることでしょう。 子供や動物が触れる、沢山の「初めて」との出会い。端から見てる私たち大人も、きっと見出せる何かがこの本には詰まっていました。
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江國さんはあまり読まないんだけど、かわいい雪子ちゃんにやられた! 世間知らずなところがあるのに、割と冷静に人間を観察する雪子ちゃんがすごい。
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「野生の雪だるま」ってなんなんだと思いながら読みましたが、確かに雪子ちゃんは立派な「野生の」雪だるまでした。 なにげない風景も、雪子ちゃんにかかれば大冒険に! 周りの人達の雪子ちゃんへの接し方も素敵でした。 独特の擬音語・擬態語が面白くて、声に出して読みたくなります。 これから...
「野生の雪だるま」ってなんなんだと思いながら読みましたが、確かに雪子ちゃんは立派な「野生の」雪だるまでした。 なにげない風景も、雪子ちゃんにかかれば大冒険に! 周りの人達の雪子ちゃんへの接し方も素敵でした。 独特の擬音語・擬態語が面白くて、声に出して読みたくなります。 これから冬が来るたびに、大切に読み返そうと思います。 もとは偕成社のハードカバーですが、挿絵も再録されています(全てかどうかはわかりませんが) 絵が映えるように紙質も良いものになっています。
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とてもあったかくなるおはなし。ステキなのだが、挿絵の雪子ちゃんがあまりに可愛くなくて、寧ろきもちわるく、とても残念。どんなにかわいい設定でお話が描かれていても、イメージがその挿絵になってしまう。
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