追憶の夜想曲 の商品レビュー
少年犯罪の過去を持つ弁護士、御子柴。 うーん、この設定読んだことあるのだろうか? あたし??? 最近、そんなことがしょっちゅうだわ。危ない、危ない。 誰かのために犠牲になる。いやー、それはどちらにとってもマイナスではないだろうか。 逃げ場って必要だよなぁ。うまく見つけないとね。
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弁護士御子柴礼司のシリーズ2作目 大してお金にも、宣伝にもならない事件の弁護を引き受けた御子柴の真意は? かつて御子柴に手痛い敗北を期した岬検事との敗北必至の裁判の行方は? 死体を処理する場面から始まり、 過去の回顧(今回は被告)の途中で効果的に音楽が流れ、 最後に法廷でどんでん返し、 さらに衝撃の事実が発覚。 と1作目と似た展開でしたが、 面白くて一気に読み進められました。 これも前作同様ですが、続きが出そうにない終わり方… なのに続編が出てる。
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事件の真犯人という意味で前作のような見事などんでん返しはない、どころか早い段階からぼんやり分かっていた真犯人だが…これは…この流れはダメなやつだ。 クラッシック音楽に知識がないのでショパンのノクターン(夜想曲)2番と言われてもピンとこなかったので調べて聴いてみた、誰もが聴いたこと...
事件の真犯人という意味で前作のような見事などんでん返しはない、どころか早い段階からぼんやり分かっていた真犯人だが…これは…この流れはダメなやつだ。 クラッシック音楽に知識がないのでショパンのノクターン(夜想曲)2番と言われてもピンとこなかったので調べて聴いてみた、誰もが聴いたことことのある曲…読んだあとに聴くと、きれいな曲なのに救われなく辛いというイメージ、真実は一条の光とはいえ… 衝撃の法廷ラストシーンから新作で弁護士御子柴礼司どうなるんだろう、しかし贖罪をつづける人間御子柴礼司がはっきりしてきていてよかった、今作もやはり重たくて圧倒されました、読む順番間違うといけません。
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御子柴弁護士シリーズ2。事件単品での謎解きも読み応えあるが次作へとつながる大きな流れも気になる。法廷物もおもしろいですね。
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とにかく面白かった!割と最初で「オチはこの人だな」っていうのだけはわかってしまうけど、次々と新事実が飛び出る法廷での御子柴VS岬の戦いは興奮モノでした。御子柴VS子供も面白かったです。そして何より、悪徳弁護士、御子柴の秘められた信念。めちゃくちゃカッコ良かった!!さてさて、御子柴...
とにかく面白かった!割と最初で「オチはこの人だな」っていうのだけはわかってしまうけど、次々と新事実が飛び出る法廷での御子柴VS岬の戦いは興奮モノでした。御子柴VS子供も面白かったです。そして何より、悪徳弁護士、御子柴の秘められた信念。めちゃくちゃカッコ良かった!!さてさて、御子柴さん、こんな事になってしまって、次はどうなるのか?楽しみです。
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ダークヒーロー御子柴シリーズの続きです。 ラストのどんでん返しが色んな意味で凄すぎて久々に「えっ?!?!」って声でた。事件の真相はなんとなくわかっていたつもりで全然外れ、弁護の理由なんて本当に全くわからなかった。ああ、思い出しても興奮するレベル…(笑) 主人公は絶対に私情を挟まな...
ダークヒーロー御子柴シリーズの続きです。 ラストのどんでん返しが色んな意味で凄すぎて久々に「えっ?!?!」って声でた。事件の真相はなんとなくわかっていたつもりで全然外れ、弁護の理由なんて本当に全くわからなかった。ああ、思い出しても興奮するレベル…(笑) 主人公は絶対に私情を挟まないところがすごい。「こんなことを言ったらばかにされるんじゃないか」「こうしたらすごいと思ってもらえるんじゃないか」「御子柴に勝ってギャフンと言わせたい」っていう気持ちが行動の原動力になる登場人物も多い中で、誰かに何か思われることは彼にとって弁護のストーリーを考える一要因でしかなかった。自分がどう思われようと、被告を守り抜く。「贖罪」のためにこれほどストイックにできるものなんだろうか。彼にとっての贖罪、というものの大きさに少し苦しくもなった。
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御子柴シリーズ、第二弾。 最初、御子柴がどうしてこのお金にもならない弁護を引き受けたのか不思議だったんですよね。 それがわかったとき、一瞬頭が真っ白になりました。 そして今回も”贖罪”ということを深く考えさせられました。 「ママの代わりをしてくれるんでしょ?」と突然訪ねて来た倫子。 仕方なしに倫子の目線に合わせて諭す御子柴。 偏屈で子供の相手が苦手な人間が、その無邪気さに翻弄される展開が好きです。 この二人のやりとりが、唯一心が和む場面でした。 あぁ、真実ってなんて残酷なんでしょうか…。 そうじゃなきゃいいな…と願っていたことが現実に…。 亜季子がひたすらに守りたかったもの、 それが白日のもとに晒される。 美雪が受けた計り知れない深い傷を思うと、胸が締め付けられます。 最後にもう一度倫子の目線に腰を落とした御子柴が、 「生きている限り人は罪を犯す。 それでもみんな生きることを許される。 それは償う機会を与えられているということだ。」 そう幼い心に訴える姿が胸を打つ。 「奈落から手を伸ばしている者を生涯かけて救い続ける。」 その誓いとともに差し伸べた手が、果たしてこの母娘の救いとなったのか…。 この母娘のこれからがとても気になります。 「またね!センセイ」 その言葉のとおり、倫子が成長してすべてを理解できた日に、また会えるといいなと思います。
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中山さんお得意のドンデン返し。 御子柴礼司シリーズもまた読み続けてみたい。 過去の傷や子どもの心の傷にまで掘り下げてゆくのは、イタい。
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前作「贖罪のソナタ」を上回るおもしろさだった。 法廷シーンも読みごたえたっぷり。何と検事は「ドビュッシー」「ラフマニノフ」に登場する岬洋介の父!! 御子柴礼司は、自分の犯した罪を贖うことで生きている。決して赦されないことはわかっているが、それが鬼畜から人間に戻れる唯一の道だと信じ...
前作「贖罪のソナタ」を上回るおもしろさだった。 法廷シーンも読みごたえたっぷり。何と検事は「ドビュッシー」「ラフマニノフ」に登場する岬洋介の父!! 御子柴礼司は、自分の犯した罪を贖うことで生きている。決して赦されないことはわかっているが、それが鬼畜から人間に戻れる唯一の道だと信じて。 りんこちゃんの存在は救いだった。いつか御子柴と再会する日が来るような気がする。
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御子柴礼二シリーズ2作目。 うーん、今回もあっという間に読んでしまった。 そして敵方は岬検事! どんな展開か、これまた読んでても全然わからない。というか、本当に今読んでいるところからしか事実は開示されていかないのが、もどかしくも、楽しくて仕方ない。 法廷でのやり取りは、自分...
御子柴礼二シリーズ2作目。 うーん、今回もあっという間に読んでしまった。 そして敵方は岬検事! どんな展開か、これまた読んでても全然わからない。というか、本当に今読んでいるところからしか事実は開示されていかないのが、もどかしくも、楽しくて仕方ない。 法廷でのやり取りは、自分も傍聴席にいるな、作中の世界がむわっと本から流れ出てきているよう。 最後に、倫子にかけた御子柴さんの言葉は、倫子同様、今後忘れられそうにない言葉かもしれない。
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