1,800円以上の注文で送料無料

すごい宇宙講義 の商品レビュー

4.2

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/08/09

凄い分かりやすく書いていると思うが、それでも難しい。恐らく、原理や理屈が理解できぬまま、宇宙とはこういうものだ、と飲み込むしかないからだ。それでも十分楽しめるのだが、自分には理解できない領域がある事が少し悔しい。理解できたかは別として、宇宙工学や量子力学を学ぶ人生というのも、憧れ...

凄い分かりやすく書いていると思うが、それでも難しい。恐らく、原理や理屈が理解できぬまま、宇宙とはこういうものだ、と飲み込むしかないからだ。それでも十分楽しめるのだが、自分には理解できない領域がある事が少し悔しい。理解できたかは別として、宇宙工学や量子力学を学ぶ人生というのも、憧れる。ちょっとだけ、その願望を叶えてくれる本。 いざ、言葉と論理の迷路へ。 原子は、電子と原子核(陽子と中性子)でできている。従い、人間の体をバラバラにすると、電子と陽子と中性子になる。電子に対して陽電子と言うものがある。電子はマイナスの電気を帯びているが、陽電子はプラスの電気を帯びている。これが電子の反物質。陽子の反物質は反陽子。中性子の中にはクオークがあるがクオークはアップクオーク、ダウンクオークが電荷を持っている。それが打ち消しあって中性子となっている。反中性子と言うものは、この中の電荷が逆になっている。アポロ計画では反物質を集めると言う実験もしていた…と、何となく、よく噛んで消化しようと思うが、噛みきれない。 それが実在しながらも実感がなく、観念論を弄んでいるようにも見えるからだろうか。見えない世界を論理で解き明かす。計算上、宇宙は広がっているはずだとか、ブラックホールという存在があるはずだとか、計算が合わないから、宇宙項を設けて辻褄を合わせようとか。理解できればそれは最早物理学者だろうから、少しでも理解できたつもりになれるなら、それで良しとしておこう。

Posted byブクログ

2022/02/11

ふんわりとしか知らなかったことをちゃんと知識として定着できた気がする。 難しすぎないので挫折することなく読めて良かった

Posted byブクログ

2022/03/06

物理も化学も高校で断念したのですが、易しい語り口で楽しく読めました。時々挟まれる雑談や横道に逸れた話題も実際の講義を聞いているよう。学生時代に戻ったようでワクワクしました。ゆるい挿絵も分かりやすくまとまっていて、難解な話の理解の手助けになりました。(全部理解出来たかというと自信は...

物理も化学も高校で断念したのですが、易しい語り口で楽しく読めました。時々挟まれる雑談や横道に逸れた話題も実際の講義を聞いているよう。学生時代に戻ったようでワクワクしました。ゆるい挿絵も分かりやすくまとまっていて、難解な話の理解の手助けになりました。(全部理解出来たかというと自信はないけど...) 途方もない宇宙の話にくらくらする。仮説や実験の積み重ねの努力ももちろんだけど、数式から、「つまりどういうことが起きるのか」をイメージする人間の想像力、思考力って凄いなあと思いました。 『すごい実験』も今から読む。

Posted byブクログ

2021/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私は物理学を学んだことがなかったので、やっぱり物理学は難しい……と思ったと同時に、物理学のおもしろさやいろいろなものとの繋がりに気づくことができてさらに学んでみたくなりました。 物理学で考えると未来行きのタイムマシンしか作れないという記述があり、そっかあ〜……という気持ちに…… でもその理由を物理学的にわかりやすく説明してくれてるのでしっくりきました。 まどマギの話題が出てきましたが、物理学の知識があると同じ作品でも違った楽しみ方ができるんだな!と思わされました。

Posted byブクログ

2020/12/23

学生時代、物理に触れてさえいない私でも、かみくだいた文章ですらすらと楽しく読み終えることができた。 あとがきに書かれていた、「我々は、一惑星の表面にへばりついて、行ったこともない途轍もなく遠い宇宙について思いを馳せているのだということを、改めて思い起こしてください。」という一文。...

学生時代、物理に触れてさえいない私でも、かみくだいた文章ですらすらと楽しく読み終えることができた。 あとがきに書かれていた、「我々は、一惑星の表面にへばりついて、行ったこともない途轍もなく遠い宇宙について思いを馳せているのだということを、改めて思い起こしてください。」という一文。誰もたどり着いたことのない遠くの宇宙のこと、途方もないくらい過去の宇宙の始まりのことを、−−一惑星にへばりつく人々−−が、ここまで具体的に思いを馳せることができる事実が、本当に凄いことだと実感ができた。 理解及ばず読み飛ばしてしまった部分もあると思うが、その実感を得られたことが、私にとっては何よりの収穫でした。 前著の「すごい実験」も読みたいと思います。

Posted byブクログ

2020/05/17

 途中で断念しましたが、ぶらっくほーるの説明分かりやすかったです。宇宙に興味のある方はおすすめです。

Posted byブクログ

2019/06/05

 啓蒙書として、今まで読んだ宇宙論としては、最もわかりやすかったです。素粒子と宇宙論は、結局一つの世界を語っているのですが、ますます複雑さを増して、楽しくもあり理解が追い付かない状態にもなります。

Posted byブクログ

2019/10/06

はじめて相対性理論が腑に落ちた。またブラックホールの存在も納得できた。 191004 再読 宇宙の仕組みやアインシュタインの特殊と一般の相対性理論の違いやニュートンの重力とアインシュタインの重力場の違いがよくわかった。なぜ光が曲がるかは重力場で説明がつく。なかなか奥の深い楽し...

はじめて相対性理論が腑に落ちた。またブラックホールの存在も納得できた。 191004 再読 宇宙の仕組みやアインシュタインの特殊と一般の相対性理論の違いやニュートンの重力とアインシュタインの重力場の違いがよくわかった。なぜ光が曲がるかは重力場で説明がつく。なかなか奥の深い楽しい本である。

Posted byブクログ

2021/06/10

著者は素粒子物理学の人。宇宙物理学者や天文学者ではないけど、かつて暗黒物質の研究をしていたという。 ブラックホール、ビッグバン、暗黒物質とは何か? を講義(というかカフェで講演)した内容を本にまとめたもので、書くと喋るの違いなのか、著者さんも言うようにどうしてそう考えられているか...

著者は素粒子物理学の人。宇宙物理学者や天文学者ではないけど、かつて暗黒物質の研究をしていたという。 ブラックホール、ビッグバン、暗黒物質とは何か? を講義(というかカフェで講演)した内容を本にまとめたもので、書くと喋るの違いなのか、著者さんも言うようにどうしてそう考えられているかの「考え方」を語っているからなのか、とにかくめっぽうわかりやすく「宇宙の今」を教えてくれる。 ヘタうま系?の挿絵も秀逸。

Posted byブクログ

2018/10/13

この本は、作者が行った4回の講演を本にしたものです。 文章もまるで講演を聞いているような書き方です。ところどころ脱線するところとか、講演の雰囲気が伝わってくるようです。 内容は、ブラックホール、ビッグバン、暗黒物質、宇宙創造と、ハードですが、そのハードさをまったく感じさせません。...

この本は、作者が行った4回の講演を本にしたものです。 文章もまるで講演を聞いているような書き方です。ところどころ脱線するところとか、講演の雰囲気が伝わってくるようです。 内容は、ブラックホール、ビッグバン、暗黒物質、宇宙創造と、ハードですが、そのハードさをまったく感じさせません。とても読みやすくてわかりやすい。 そして、宇宙論に関する内容も面白くて重要なのですが、一番最後で触れられる、何故ティコ・ブラーエが天動説を主張したか、のくだりなど、科学の進歩を象徴させるエピソードで、これまた興味深いです。

Posted byブクログ