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砂の王国(上) の商品レビュー

3.9

59件のお客様レビュー

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2023/10/14

群衆心理を知りたいときに読むといいんじゃないかと思う。 ほころんだ時に、都度都度修正していかないと、どんどん落ちていく人の果てを描いている。 長編だが、非常に興味深い。

Posted byブクログ

2022/12/21

 グッと冷え込みが厳しくなった今読むと、路上生活の辛さが容易に想像できてやるせない気持ちになる。確かに一度転落すると這い上がるには高いハードルを越えなければならず、支援も行き届いているとは言い難い。その外見から偏見の眼差しや見て見ぬふりをしてしまうが、好きで路上で暮らす人は少数で...

 グッと冷え込みが厳しくなった今読むと、路上生活の辛さが容易に想像できてやるせない気持ちになる。確かに一度転落すると這い上がるには高いハードルを越えなければならず、支援も行き届いているとは言い難い。その外見から偏見の眼差しや見て見ぬふりをしてしまうが、好きで路上で暮らす人は少数であることを認識しておかなければならないと感じた。龍斎のような怠惰な人間もいるが、行き過ぎた自己責任の国であってほしくない。新興宗教が軌道に乗り始めたところで下巻へ。

Posted byブクログ

2022/11/10

2022.11.10 Kindle Unlimitedにて読了。 なんだこれ、めちゃくちゃ面白い。。 久しぶりに手が止まらない本に出会えた… 下巻も楽しみ!

Posted byブクログ

2022/10/30

古本屋で上下巻セットだったので購入。 長編だが、ページが進む。 クリスマスを迎える東京。ホームレスとなった山崎遼一は途方に暮れる。 安心して寝られる公園を見つけ、占い師と容姿抜群の先輩ホームレスに出会い、山崎はなんとかホームレスで年を越せた。 元証券会社社員の山崎が考えた...

古本屋で上下巻セットだったので購入。 長編だが、ページが進む。 クリスマスを迎える東京。ホームレスとなった山崎遼一は途方に暮れる。 安心して寝られる公園を見つけ、占い師と容姿抜群の先輩ホームレスに出会い、山崎はなんとかホームレスで年を越せた。 元証券会社社員の山崎が考えたホームレス脱出の手段は宗教。 公園で知り合った占い師と先輩ホームレスを焚き付け、事を起こしはじめる。 金はどうしたか?とか、ここまでたどり着く手段はネタバレになるのでやめておく。 下巻もあるので全体の感想は下巻で。

Posted byブクログ

2022/02/05

本書は今年に入り再読した。面白いものは二度読んでも面白い。ホームレスが宗教ビジネスで運命を引っくり返すストーリーもさることながら、人を集めるマーケティング手法に説得力がある。新興宗教の運営が上手くいったにも関わらず、主人公が行き詰まるのもストレス耐性のない現代人を諷刺しているよう...

本書は今年に入り再読した。面白いものは二度読んでも面白い。ホームレスが宗教ビジネスで運命を引っくり返すストーリーもさることながら、人を集めるマーケティング手法に説得力がある。新興宗教の運営が上手くいったにも関わらず、主人公が行き詰まるのもストレス耐性のない現代人を諷刺しているように感じた。 https://sessendo.blogspot.com/2022/02/blog-post_26.html

Posted byブクログ

2021/05/04

何の気なしに読み始めたけど、面白くて上巻は一気読み。 チームワークのかけらもない3人が今後どのように成り上がっていくのか、はたまた破綻していくのか、続きがとても気になる。

Posted byブクログ

2021/05/04

ホームレスから、怪しげな新興宗教を立ち上げるまでは、色んなキャラクターが出てきて引き込まれる。 一方、勧誘するために参加したイベントの部分にだらだらした感じがした。そこさえなければ、ノンストップで読みたい小説。

Posted byブクログ

2020/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホームレスになった辺りはつらすぎて読む速度が遅かったけど、堕ちてもへこたれない主人公に詐欺まがいな事をしていても悪い事してる…じゃなくてガンバレと思ってしまう。。そう思わせる文章力なのか、、

Posted byブクログ

2020/08/12

「ホームレスから抜け出すために宗教ビジネスを始める」という視点で社会と宗教のグレーゾーンを描いた良作。日常の積み重ねで簡単に一線を越えることができる、という印象が強く、いつまでも記憶に残る作品のひとつ。

Posted byブクログ

2020/07/05

久々に読んだ小説。 ホームレスにまで転落した1人の証券マンが社会への復習として宗教ビジネスを始める物語。 ホームレスの辛さがとても伝わってくる描写と、主人公の抱えている歪さが垣間見えるようなものになっている。

Posted byブクログ