さとり世代 の商品レビュー
ゆとり世代=さとり世代として、博報堂の若者研究室に集う大学生60名くらいに、自分たちの世代や価値観について語ってもらった本。大人数のディスカッションみたいになっているので、とても読みやすかった。 僕はポスト団塊世代ジュニアという年代になるのだが、さとり世代の若者たちの価値観にす...
ゆとり世代=さとり世代として、博報堂の若者研究室に集う大学生60名くらいに、自分たちの世代や価値観について語ってもらった本。大人数のディスカッションみたいになっているので、とても読みやすかった。 僕はポスト団塊世代ジュニアという年代になるのだが、さとり世代の若者たちの価値観にすごく共感出来た。彼らは何も特別ではなくて、ただ時代背景に即した考え方をしているだけだと思う。 それにネットやSNSが普及した後の世代特有の縛りなども影響しているらしい、このあたりは自分が学生時代にはなかったものなので、とても興味深かった。 読み物としても今の20代前後の若者たちの生態や価値観を知る意味でも、とても面白くて有用な本だと思います。
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「現代は物事をネットで鳥瞰的に見れるので、経験したと勘違いしてしまう」 飲み会4回分の1万円と、旅での1万円や教科書代の1万円は同じ価値なのか?
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・情報がありすぎて自分のパワーが散漫している感覚がある。思い込めない分上の世代と比べるとパワーは減っているんじゃないかと。 ・前略プロフ? ・超高付加価値≠高単価 ・さとった風世代、わかった風、既視感 ・かんきつ系のサークルは飲まされる ・「情報病」三浦展共著 ・メンタル強い→ほ...
・情報がありすぎて自分のパワーが散漫している感覚がある。思い込めない分上の世代と比べるとパワーは減っているんじゃないかと。 ・前略プロフ? ・超高付加価値≠高単価 ・さとった風世代、わかった風、既視感 ・かんきつ系のサークルは飲まされる ・「情報病」三浦展共著 ・メンタル強い→ほめてない?イタイ? ・3低→低リスク、低依存、低姿勢 ・さとった風で失っているのは「行動力」と「無駄」 ・
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大学生とも関わることも多いが,コスパが何より大切という感覚を持っているというのは,何となく解るかな.「意識高い系」という言葉があるのを初めて知った.バブル世代とさとり世代の対談は純粋の面白い.
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さとり世代である大学生へのインタビューをまとめたもの。最後の章は、バブル時代に大学生だったバブル世代と現大学生の対談は面白かった。特に、通信手段の発展によって人間関係が変化したことを改めて思い知らされた。著者曰く、 「ケータイとソーシャルメディアが普及する中、小さい頃から彼らがが...
さとり世代である大学生へのインタビューをまとめたもの。最後の章は、バブル時代に大学生だったバブル世代と現大学生の対談は面白かった。特に、通信手段の発展によって人間関係が変化したことを改めて思い知らされた。著者曰く、 「ケータイとソーシャルメディアが普及する中、小さい頃から彼らががんじがらめにつながった人間関係の中を生きてきたことを指しています。だから彼らはかつての若者のように、無性に目立ちたがったり、ビッグマウスになることはありません。それよりも、ソーシャルメディア村社会の中で、出る杭にならないことを好み、周りの村人から『イタイ』と思われないように、強い同調志向を持つようになっています。 こうした社会環境の大きな変化から自分の身を守るために、過剰に世の中に期待をして振り回されないために、ある種の処世術として、今の若者たちはあくまでクールに、客観的に、さとったような冷静沈着な態度をとるようになったのです。 これが『さとり世代』の誕生の真相です。」 それにしても、LINEの「既読」機能は、想像以上に若者の価値観に少なからぬ影響を与えていることが、生々しい彼らの言葉からよくわかった。 以下は、さとり世代の消費についてのまとめ。 「一番重要なのは、ソーシャルメディアが彼らの消費を大幅に変えてしまったということです。もちろん、長引く不景気により、お金自体がなくなっていること、世代論的に見れば、生まれた時点では最も裕福な世代であったこと(だから、もともとお金にがつがつしていない)、『安かろうそこそこ良かろう』のデフレ商品・サービスに触れて育ってきたので、お金を出さなくてもある程度満足した消費ができてしまっていること、なども彼らの消費スタイルに影響を与えているとは思います。しかし、それ以上に、ソーシャルメディアの影響が大きい、ということがわかってきました。 例えば、ソーシャルメディアの普及により、さとり世代の人間関係数やコミュニティ数が増えたので、彼らは男同士でもカフェをハシゴするなどの『お付き合い消費』がとても増えています。いわば、『少額ちょこちょこ消費』が増えてしまっています。このため、消費を切り詰め、ひたすら貯金をし、車を買う、海外旅行に行く、などといったかつての『高額単品消費』を行いにくくなっています。また、ソーシャルメディアにより、様々な口コミ情報が得られるようになっているので、買わなくても、行かなくても、わかったようなきになってしまう。さとり世代はいわば『既視感』に覆われていて、これも彼らの消費の阻害要因になっていることが分かりました。 ただし、ソーシャルメディアは、彼らの消費にマイナスの影響だけをもたらしているわけではありません。例えば、ソーシャルメディア上で友達から『いいね!』を貰いたいから消費をするといった『いいね!消費』。ソーシャルメディアでつながったたくさんの友達と行う『思い出消費』や『経験消費』。友達に笑ってもらうための『ネタ消費』などがこれにあたります。企業側はソーシャルメディアによって生み出されるさとり世代の新しい消費に着目し、新たなマーケティングの機会の創出をしていかないといけません。」
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博報堂で若者の文化を研究してる著者が、座談会形式で「さとり世代」と語った一冊。 さとり世代について知るというよりは、今の若者の考えについて知るという感じ。
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さとり世代の大学生との議論。 全体の代表ではないかもしれないが、SNSでつながっていることもあるので、そう差はない? ゆとり世代と言われるだけで憎悪の炎が燃え上がる身としてはさとり世代という言葉がもっと広まってほしい。 経済は低迷し、SNSでつながっているのが常態化した結果、悟る...
さとり世代の大学生との議論。 全体の代表ではないかもしれないが、SNSでつながっていることもあるので、そう差はない? ゆとり世代と言われるだけで憎悪の炎が燃え上がる身としてはさとり世代という言葉がもっと広まってほしい。 経済は低迷し、SNSでつながっているのが常態化した結果、悟るしかなかったとのこと。 先は見えないし、同時に情報過多で先も見えるなら、当然の帰結とも言える。 自分もコスパやリスクをめちゃ気にするので頷けるところは多い。 SNSでつながるのすらイヤな身としては、そのへんはよくわからなかった。 女性の社会進出が叫ばれているが、悟り世代女子は大変なので別にしなくてもいいと思っている。 男が弱くなった、女が強くなったというのはいいことだと思う。
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113さとり世代 ・情報通で冷めた世代:情報が溢れ、ネット上で疑似体験ができる。思い込み力が減る ・欲望の総量は変わっていないけど、複数回の付き合いによる少額のちょこちょこ消費が増え、欲望の量が減ったように見える’
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若者についてのラベリング(笑)を得意とする博報堂原田さんの本。そんなアホなと思うこともあったけどまぁ納得できることもあるし読んで損は無かったかなと言ったところ。ただこれを読んで他の世代が所謂さとり世代はこういうもの、という理解をされると困るな。
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