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悪文 第三版 の商品レビュー

3.5

17件のお客様レビュー

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2025/04/16

何かの書評で見て読んでみたのだが、書かれたのが昭和35年と知り驚いた。これほど古い書物がいまだに読み継がれているというのは、内容がそれだけ今にも通じるものだからだろう。 「悪文」とされる様々な文例は、「あるある、こういう文」というものばかり。なぜそれが読みにくく分かりにくいのか...

何かの書評で見て読んでみたのだが、書かれたのが昭和35年と知り驚いた。これほど古い書物がいまだに読み継がれているというのは、内容がそれだけ今にも通じるものだからだろう。 「悪文」とされる様々な文例は、「あるある、こういう文」というものばかり。なぜそれが読みにくく分かりにくいのかを詳しく解説している。 一方、当時の新聞からの引用も多数あり、「さすがに今の新聞には、私でも分かるこんな悪文はないよな」とも思った。年月を経て、分かりやすい文章に対する社会の認識が進んだということか。 言われていることは、今も指摘されることばかり。著者の解説は確かに読みやすく、スラスラと頭に入ってくる。森鴎外などの文豪の文が、いかに美しく洗練されたものであるかも痛感した。 読みやすく内容が頭に入りやすい文には訳があった。自分が書く時もそれらを意識していきたい。

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2022/07/08

初めはやや老害的に文章の文句を列挙するだけかと思いきや、後半は実用的なコメントも多くて勉強になる。出版されたのは1979年と古いが今でも文章のセオリーは変わらない。 ただ多くの実例を紹介されても結局は自分で書いて習得していかないと良い文章を書けるようにはならないだろう。

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2022/02/11

「達意の文」が、如何なるものかについて書かれた本。良い文章の条件は、読み手にスラスラと理解してもらえること。(小説などは除く) 悪文として紹介されている例文は、一見して、すぐにおかしいと思えるものもあれば、解説を見て初めて合点がいくものもあった。 この本は終始、書き手は、読み手...

「達意の文」が、如何なるものかについて書かれた本。良い文章の条件は、読み手にスラスラと理解してもらえること。(小説などは除く) 悪文として紹介されている例文は、一見して、すぐにおかしいと思えるものもあれば、解説を見て初めて合点がいくものもあった。 この本は終始、書き手は、読み手に負担をかけないような文章を書くことを薦めている。一読しただけで、スラスラと入ってくる文章を書くためには、どうすれば良いのか?ということへの解決法が、例に示された悪文を加筆修正することによって、示されている。 一度は読んでおきたい本だと思った。 巻末の「悪文を避ける50か条」と冠して、この本の内容をまとめてあるのが、地味に嬉しい。

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2021/08/17

この書評自体が悪文ではないか不安に思いつつ、感想を述べる。本作品は文章作法の名著で、長らく単行本第3版が読み継がれており、2016年に待望の文庫本化がなされた。これでもかと悪文を掲載し、それらの悪文たる所以を述べ、校正や改善を行う。本書内で掲載される森鴎外や夏目漱石の文章は、悪文...

この書評自体が悪文ではないか不安に思いつつ、感想を述べる。本作品は文章作法の名著で、長らく単行本第3版が読み継がれており、2016年に待望の文庫本化がなされた。これでもかと悪文を掲載し、それらの悪文たる所以を述べ、校正や改善を行う。本書内で掲載される森鴎外や夏目漱石の文章は、悪文を並べたうえで比較すると、如何に優れた文章であるかを感じる。 読み手を意識した文章組み立て、主語述語の明確化、適切な接続助詞、誤用の防止、などなど。本書を読むと文章を書くことがやや怖くなる副作用はあるもの、SNSの普及で文章を書くことが増えた現代人の必読書である。

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2021/08/08

本書が出版されて30年以上経っていて、ベストセラーになっているとも思われないのだが、なぜか書店に平積みされていたのを発見した。「いかにして問題をとくか」が脚光を浴びていたのを思い出し、思わず買ってしまった。 内容としては、様々な悪文を例にとって「ここが悪い」「あそこが悪い」と文章...

本書が出版されて30年以上経っていて、ベストセラーになっているとも思われないのだが、なぜか書店に平積みされていたのを発見した。「いかにして問題をとくか」が脚光を浴びていたのを思い出し、思わず買ってしまった。 内容としては、様々な悪文を例にとって「ここが悪い」「あそこが悪い」と文章を書くときにどのようなところに気を付けなければならないのかを述べたものである。 「文は短く」「簡潔に」といった古くからよく耳にする助言が多く、普段から気を使っている点がおさらいできた。 文をいったん、中止しながら続ける用法「中止法」には、複数の意味をもつため、読み手が混乱しないように使い方に気を付けるべきだとしている。これも一意に定まるように表現を普段から気を付けているので、参考になった。

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2017/07/29

古い本なので例文などもかなり古いのですが、文章を書くにあたって気を付けることが詰まっています。文章を直す仕事をしていると、何かおかしいけどどう直せばよいのやら、と悩むことが多々あります。修飾語の並べ方や接続詞の使い方、長すぎる文章や主語述語が揃っていない文など、見覚えのある例ばか...

古い本なので例文などもかなり古いのですが、文章を書くにあたって気を付けることが詰まっています。文章を直す仕事をしていると、何かおかしいけどどう直せばよいのやら、と悩むことが多々あります。修飾語の並べ方や接続詞の使い方、長すぎる文章や主語述語が揃っていない文など、見覚えのある例ばかりで笑ってしまったほど。なかでもなるほどなと感心したのは、ニュース原稿について。繰り返し読める新聞や文書などと違い、ラジオやテレビは耳で一度聞いただけで理解できなければならない。いかに分かりやすく情報を並べるか、そういうことは考えたことがなかったのでとても興味深かったです。

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2015/01/01

世の中にある悪文の例を紹介しながら正しい文章作法を解説。悪文の例として裁判所の判決文をあげている。確かに判決文は一文が長く文意を把握しにくいが、あの微妙な感じで論理展開しながら一文が連なっていくところに判決文の魅了があるわけで、あれはあれでルールに即した正しい文体なんだと思う。し...

世の中にある悪文の例を紹介しながら正しい文章作法を解説。悪文の例として裁判所の判決文をあげている。確かに判決文は一文が長く文意を把握しにくいが、あの微妙な感じで論理展開しながら一文が連なっていくところに判決文の魅了があるわけで、あれはあれでルールに即した正しい文体なんだと思う。しかし、文章構成に自信がない方にとっては、一文は短いに越したことはない。判決文のような長い一文は避けるべきだ。この手の本は昔からよく読んで勉強しているつもりだが、なかなか文章力は上達しない。文章を書くことは本当に難しい。

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2014/04/07

2014年読了。読み終わるまでかなりかかったような。友人の勧めで読む。 本の内容としては、世にはこびる悪文ー例えば、読みにくい、何を言っているか分からない文章ーを筆者が添削していくというものです。 悪文は本当に読みにくく、筆者の解説の文章と比べると、一目瞭然で悪文だと感じます。...

2014年読了。読み終わるまでかなりかかったような。友人の勧めで読む。 本の内容としては、世にはこびる悪文ー例えば、読みにくい、何を言っているか分からない文章ーを筆者が添削していくというものです。 悪文は本当に読みにくく、筆者の解説の文章と比べると、一目瞭然で悪文だと感じます。ただ、悪文の犯しているミスは、自分にも当てはまっているのではと感じることが多く、自分に向かって注意されている気分にもなります(笑) とまあ、ここまでレビューを読んで分かるように読んだからと言って、すぐに文章は上手くならないようです。ただ、気を付けようかなとかこうした方が分かりやすいんだとか多少の意識改革にはつながるのでお勧めです!

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2014/02/15

初版が昭和35年というだけあって例文が旧仮名遣い混じりだったり、内容が古めかしかったりします。でも「なぜ“悪文”なのか」は普遍的なもので、分かりやすく解説されていて注意するポイントは押さえられます。 「悪文」の見本は“悪文”だけに読みにくいことこの上なし。前後の解説だけ読めば事足...

初版が昭和35年というだけあって例文が旧仮名遣い混じりだったり、内容が古めかしかったりします。でも「なぜ“悪文”なのか」は普遍的なもので、分かりやすく解説されていて注意するポイントは押さえられます。 「悪文」の見本は“悪文”だけに読みにくいことこの上なし。前後の解説だけ読めば事足りることが多いかな。

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2014/02/11

読み手にいくつかの解釈を起こさせたり、ひとつの文の前後半で意味に矛盾が起きたり、およそ読み手に意味を伝えにくい形になっている文を教材に、文の書き方を論じる。文をどのように直せばよいかが細かく述べられているため、良い文を書く一般的な方法を論じられるより実践に役に立つ。 なお初版が1...

読み手にいくつかの解釈を起こさせたり、ひとつの文の前後半で意味に矛盾が起きたり、およそ読み手に意味を伝えにくい形になっている文を教材に、文の書き方を論じる。文をどのように直せばよいかが細かく述べられているため、良い文を書く一般的な方法を論じられるより実践に役に立つ。 なお初版が1960年なので、例文のそこここに時代を感じさせる表現が見受けられる。

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