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月と太陽 の商品レビュー

3.2

8件のお客様レビュー

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2019/07/14

科学(用語=わからない)や技術(ジャーゴン=わからない)と人間、シンギュラリティ以降の小説家、そして震災がらみをこねくり回して文体もあえて難解にしてみた5編。きつかった。メタ的な楽しみや文章パズル解析の喜びはあるものの、これ、面白いのか?震災以降どうもいけない。作家が受けるトラウ...

科学(用語=わからない)や技術(ジャーゴン=わからない)と人間、シンギュラリティ以降の小説家、そして震災がらみをこねくり回して文体もあえて難解にしてみた5編。きつかった。メタ的な楽しみや文章パズル解析の喜びはあるものの、これ、面白いのか?震災以降どうもいけない。作家が受けるトラウマはかくも重篤にかかってしまうものなのか。 いけませんて。

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2018/10/08

5:科学技術とヒト、というのはパラサイト・イヴからずっと瀬名さんの作品のテーマなのだろうけれど、今回も技術がヒトをどう変えるか、ヒトが技術をどう使うか・発展させてゆくかといった物語が多めでした。 その分やや難しい話ばかりで、読むのに時間がかかりました。個人的には1話目の、空を飛ん...

5:科学技術とヒト、というのはパラサイト・イヴからずっと瀬名さんの作品のテーマなのだろうけれど、今回も技術がヒトをどう変えるか、ヒトが技術をどう使うか・発展させてゆくかといった物語が多めでした。 その分やや難しい話ばかりで、読むのに時間がかかりました。個人的には1話目の、空を飛んでいますよーくらいのゆるさがちょうどいいのですが。 シャープな文体はやっぱり好き。

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2015/06/12

現代から地続きでイメージできる未来。思ったことを音声にせず伝えられたりとか。 中編集で、ちょっと私には分かりにくい物語もあったけど、自分たちで打ち上げた衛星を見つめる「真夜中の通過」、タイムトラベルができるかできないか?という分岐点に立つ「未来からの声」は良かったな。 これまでの...

現代から地続きでイメージできる未来。思ったことを音声にせず伝えられたりとか。 中編集で、ちょっと私には分かりにくい物語もあったけど、自分たちで打ち上げた衛星を見つめる「真夜中の通過」、タイムトラベルができるかできないか?という分岐点に立つ「未来からの声」は良かったな。 これまでの社会や人間関係は、一人ひとりがいくつも抱えるタスクの優先順位、つまり何に時間を割き何を後回しにするか、という個々の決定によって形作られてきた。 でも、ぼんやり考えるだけで声なき会話ができる技術や、未来を知ることができるタイムトラベルの技術によって、その順位付けは変わるだろう、それはつまり社会や人間関係の変化をもたらす・・・、というような考察が興味深い。

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2014/06/04

新米飛行教官と一年ぶりに飛ぶ小説家の航空経路は、ある記憶を辿る旅だった(『ホリデイズ』)。仙台の空を通過する、制御不能になった衛星を捉えた大学院生の冬の日(『真夜中の通過』)。脳から脳へ言葉を送る“フラッシュ”が浸透した今、13年後の自分から届いたメッセージ。(『未来からの声』)...

新米飛行教官と一年ぶりに飛ぶ小説家の航空経路は、ある記憶を辿る旅だった(『ホリデイズ』)。仙台の空を通過する、制御不能になった衛星を捉えた大学院生の冬の日(『真夜中の通過』)。脳から脳へ言葉を送る“フラッシュ”が浸透した今、13年後の自分から届いたメッセージ。(『未来からの声』)。恋人からの連絡が途絶えた。彼女を支えていた篤志家は、実は敵だったのかもしれない(『瞬きよりも速く』)。皆既日食とともに世界を巡る、美しい双生児。彼らの果たす“夢”とは。未来に歩む僕らの物語、五編を収録

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2014/01/14

短篇集。 久々に瀬名秀明を読んだなぁ……。 近未来を舞台にしてはいるが、基本的には『いい話』路線で比較的とっつきやすい内容だったように思う。

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2013/12/27

ひょっとして、小説では『パラサイトイヴ』以来の瀬名秀明かも。本当に久しぶり。 「ホリデイズ」「真夜中の通過」「未来からの声」「絆」「瞬きよりも速く」の短編5篇収録。 ある程度予測はしていたが、「ホリデイズ」以外SFだった。しかも結構な。う~んダメだ、全然ついて行けない。 専門的...

ひょっとして、小説では『パラサイトイヴ』以来の瀬名秀明かも。本当に久しぶり。 「ホリデイズ」「真夜中の通過」「未来からの声」「絆」「瞬きよりも速く」の短編5篇収録。 ある程度予測はしていたが、「ホリデイズ」以外SFだった。しかも結構な。う~んダメだ、全然ついて行けない。 専門的記述が多くて何を言っているのかわからない、プロットがわかりにくい、読んでいて頭の中に全体像が全く浮かんでこない。 はっきり言って読みにくい。 震災をモチーフにしている(たしか著者は東北大卒だったような??)ものもある。また狙いどころもどの作品も面白いとは思うが、いかんせん、私の想像力を超えている。 理系分野に強い人なら楽しめるのかも。 読者を選ぶ作品。私には無理でした。

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2013/12/16

「ホリデイズ」小型飛行機を操縦している自分を同乗している教官の視点で描写、操縦のポイントやアメリカでの小型飛行機周辺の事情が簡潔に記述されていてよい。「真夜中の通過」制御不能になっていたマイクロサテライトが数年を経て部分的に復活、管制室の動向が緊張感を持って伝わる。「未来からの声...

「ホリデイズ」小型飛行機を操縦している自分を同乗している教官の視点で描写、操縦のポイントやアメリカでの小型飛行機周辺の事情が簡潔に記述されていてよい。「真夜中の通過」制御不能になっていたマイクロサテライトが数年を経て部分的に復活、管制室の動向が緊張感を持って伝わる。「未来からの声」未来からの通信、理論付けのところまでは良いが結末が好みではない。「絆」月食と結合双生児、一体化への希求は普遍的だろうか?「瞬きよりも速く」近未来の設定はよい。ハードボイルド形式で探偵ものにしてしまえばと思い残念。

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2013/12/11

あの「震災」を色濃く反映した、科学と心についての未来の物語5編。 瀬名さんの美しい文章と、提示される新しいビジョンに今回も魅せられた。 ときに著者の思い入れは先走り、読者が置いてけぼりをくらう場面もある。物語の重要なファクターをわざと後出ししてくるその表現方法に、理解がついていけ...

あの「震災」を色濃く反映した、科学と心についての未来の物語5編。 瀬名さんの美しい文章と、提示される新しいビジョンに今回も魅せられた。 ときに著者の思い入れは先走り、読者が置いてけぼりをくらう場面もある。物語の重要なファクターをわざと後出ししてくるその表現方法に、理解がついていけないことも多々ある。読みやすいかといえば、決して読みやすい小説ではないと思う。 だけど、それを越えて伝わってくる著者の“想い”に僕は感動し、感銘を受ける。東北に愛着のある著者ならではの「震災」という事象がここにある。それは立ち止まって振り返ることではなく、現実を受け止めて未来を見つめる希望の“想い”だ。 ホリデイズ それぞれの人生を生きる2人の邂逅。自分と他者との関係性。できることとできないこと。してあげられることとしてあげられないこと。名編。 真夜中の通過 過去、現在、未来。世代を越えて繰り返されること、受け継がれること、伝わること、残ること、そして託すこと。いちばん好き。 未来からの声 忘れられないこと。忘れてはいけないこと。強く思うこと。強く願うこと。自分に誓うこと。誰かに誓うこと。今、動くこと。 絆 これはちょっと困った。ついていけない世界観。ちょっぴり拒否反応。しかもこれがいちばん長い。自分というもの。他者というもの。肉体はそれぞれの制限を持つ。では心は? ちなみに僕は、安売りされた「絆」という言葉が大嫌いだ。 瞬きよりも速く 作品としてはあまり好きではないが、瀬名さんの心情がストレートに語られているのだと思う。そして、きっと永遠に科学と心のテーマを夢見がちに追い続ける瀬名さんの小説たちが、やはり僕は好きだ。

Posted byブクログ