天使の柩 の商品レビュー
家族から、天使シリーズの新刊が出ていると聞き衝動的に買いに行ってしまいました。天使の卵を読んだのが16歳の時なので、あれから8年を経て、最終章でした。24歳になったわたしは、内容よりも、ひたすらに相手のことを想うということに心打たれました。自分の恋愛というか、そういった異性関係が...
家族から、天使シリーズの新刊が出ていると聞き衝動的に買いに行ってしまいました。天使の卵を読んだのが16歳の時なので、あれから8年を経て、最終章でした。24歳になったわたしは、内容よりも、ひたすらに相手のことを想うということに心打たれました。自分の恋愛というか、そういった異性関係がうまくいっていないということから、そう感じたのですが。ただただ、相手のことを思いやれる。そんな関係に憧れますし。他人を大事な人として思いやることのむずかしさを感じました。いいタイミングで読めました。
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2014.1.4読了。 シリーズ通して読んだけど、歩太は救われたのかもね。 けど、なぜにこの設定なのかな?というのもある。ちと、読みにくい点があったなぁ。 そして、いつの頃からか追いついてしまったのだなぁとしみじみ感じる。
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2013.01.03 本屋さんでこの表紙を目にした時、びっくりしました。「天使の」なんてあのシリーズしかないのだから。もちろん買っちゃいますよね。もうあれから20年ですか。村山さんの作品には年月を感じます。。テーマとしては、なんだか違和感を感じてしまうというか、どちらかというと自...
2013.01.03 本屋さんでこの表紙を目にした時、びっくりしました。「天使の」なんてあのシリーズしかないのだから。もちろん買っちゃいますよね。もうあれから20年ですか。村山さんの作品には年月を感じます。。テーマとしては、なんだか違和感を感じてしまうというか、どちらかというと自分で作品を勝手に美化し過ぎているきらいがあるので、なんとも言えないところです。ただ、この20年かけて歩太や夏姫がやっときっちり向き合えて前を向けたことがとても嬉しいです。
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包み込まれるような優しさが、嬉しくて苦しかった。 『天使の卵』から20年、ついに最終章。かなり過酷な環境で育った14歳の少女・茉莉が、前作に出てきた歩太に出会い、夏姫や慎一に出会い、ゆっくりと羽根を広げていくように癒されていく。ストーリーとしては茉莉が中心だが、シリーズで読んだ...
包み込まれるような優しさが、嬉しくて苦しかった。 『天使の卵』から20年、ついに最終章。かなり過酷な環境で育った14歳の少女・茉莉が、前作に出てきた歩太に出会い、夏姫や慎一に出会い、ゆっくりと羽根を広げていくように癒されていく。ストーリーとしては茉莉が中心だが、シリーズで読んだことがある人には、歩太や夏姫がこの時どう思っているかを忖度すると、より楽しめるのではないだろうか。 このシリーズでは一貫して、子どもでいいはずなのに、ある面では大人のようにふるまわなくてはならない人が出てくる。そんな彼らが、もっと子どもでいいんだ、つらい時は寄りかかってもいいんだと示されることで救われていく。そして救われたことで、今度は誰かの救いになる。読み終わった後、人に優しくありたいと純粋に思えるシリーズでした。
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村山先生の「天使の」シリーズ完結編。 友達のつぶやきで発売を知り、近くの書店へ走るも置いてないやんけー! 次の日車で別の本屋へ出かけてようやくゲット。 こんなにワクワクしながら本を開く感覚は久しぶりです。茉莉と歩太の出逢いのシーン辺りから世界観に引き込まれて、終盤は先を読み進め...
村山先生の「天使の」シリーズ完結編。 友達のつぶやきで発売を知り、近くの書店へ走るも置いてないやんけー! 次の日車で別の本屋へ出かけてようやくゲット。 こんなにワクワクしながら本を開く感覚は久しぶりです。茉莉と歩太の出逢いのシーン辺りから世界観に引き込まれて、終盤は先を読み進めたい一方で少なくなっていく残りページに名残惜しさを感じつつ一気に読み終えてしまいました。 幼い頃の祖母の言葉が原因で自分を肯定できない茉莉が歩太達と関わりあっていく中で少しずつ変わっていく様子が本当に幸せそうに描写されてます。歩太が茉莉に掛ける言葉の中には読んでて背中がむず痒くなってしまうようなものもあって、現実で聞いたらちょっと白けてしまいそうなんですけど村山先生の描くこの世界観でだからこそ、素直にいいなって思えます。もしかして茉莉のような壮絶な人生を歩んできた人にとっては本当に欲しい言葉なのかもしれませんけど。 2作目天使の梯子では、春妃の死後、前に進めずにいた夏姫が教師時代の生徒だった慎一との再会をきっかけに少しずつ心を開いていく。あれ、じゃあ歩太はどこで救われるの?心に大きな傷を抱えたまま生きていくの?と思ったら、村山先生、ちゃんと歩太も救ってくれました。 茉莉が歩太と出遭って幸せになった今だから言えるけど、春妃と春妃の子が死んでしまったからこそ、生まれていたら同じ位の年であったろう茉莉が歩太にとって気の置けない存在になっていく。絶望の中にいた茉莉を救い出し、歩太自身も幸せなっていくという物語は、大切な人を失ったとことにも視野を広げてみれば意味のあったことなんじゃないかと思えました。
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天使の卵、天使の梯子のその後… 少女の言葉で綴られるこの物語 歩太がなぜこの少女に⁈ってその理由がわからず…思ったけれど、最後は納得でした 歩太が幸せになってほしいっていうのはみんな思っていたと思うから 良かったかな 切ないけれどふわっと暖かな気持ちになれるお話 大好きです
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『天使の卵』、『天使の梯子』に続く完結編。 個人的には『天使の梯子』でスッキリしたので、この作品は本編の完結編ではなく、番外編っぽく感じた。 長い年月が経っても、みんな亡くなった春妃のことを考えているんだなぁとぼんやり思った。 この作品の主人公は歩太でも夏姫でもなくて、新しく登場...
『天使の卵』、『天使の梯子』に続く完結編。 個人的には『天使の梯子』でスッキリしたので、この作品は本編の完結編ではなく、番外編っぽく感じた。 長い年月が経っても、みんな亡くなった春妃のことを考えているんだなぁとぼんやり思った。 この作品の主人公は歩太でも夏姫でもなくて、新しく登場する中学生。そこがいいと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
天使の卵から20年、天使の梯子から10年。この天使の柩で、天使シリーズが最終章となる。 恵まれない境遇にいる茉莉が歩太たちと出会って、触れ合ううちに代わっていく。そしてそれは、歩太にとっても過去から立ち直る大きな出会いになった。 何はともあれ、ハッピーエンドで良かった。
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天使の卵シリーズ 天使の梯子からさらに時は経ち 歩太はまだ立ち直れていない そんな彼の前に大きな闇を抱えた少女が現れる その少女は失われた彼にとって唯一の女である春妃に似ていた
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天使の卵、天使の梯子が本当に大好きな本なので今回の本が出ると知った時はウキウキしてしまいました。 今回の作品にはもちろん今までの作品の登場人物がたくさん出てきて、長く会えていなかった知人に会えたように何だか懐かしい気持ちになりました。相変わらずみんな優しくて繊細で温かくて、文字を...
天使の卵、天使の梯子が本当に大好きな本なので今回の本が出ると知った時はウキウキしてしまいました。 今回の作品にはもちろん今までの作品の登場人物がたくさん出てきて、長く会えていなかった知人に会えたように何だか懐かしい気持ちになりました。相変わらずみんな優しくて繊細で温かくて、文字を追うごとにこちらまで優しい気持ちになり、心がほぐれていくという感覚を覚えました。 今回の新しい登場人物の主人公茉莉もとても魅力的な女の子でした。こちらがハラハラするほど危なっかしくて強がりで、でも芯はとても強い。いつか歩太と…と期待してしまいました。 この本も読み終わってしまうのが勿体無いと思うほど大好きな本になりました。 2013.11.29
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