甘いもんでもおひとつ の商品レビュー
仲の良い兄弟のかけあいが快く、ちょっとほろ苦い血のつながりが、ひとつつまんで食べたくなりそうな和菓子の良いテイストになっています。
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実家である老舗の和菓子屋を追われて、かつての使用人の店で働くようになった兄弟。職人肌だがおっとりした兄と、商才に長ける弟、使用人だった菓子職人の老人、そして、出てくる和菓子。どれもきわだっていて、印象深いです。ドラマにするならN●Kさんかな。民放向きじゃない気がします。 和菓子を...
実家である老舗の和菓子屋を追われて、かつての使用人の店で働くようになった兄弟。職人肌だがおっとりした兄と、商才に長ける弟、使用人だった菓子職人の老人、そして、出てくる和菓子。どれもきわだっていて、印象深いです。ドラマにするならN●Kさんかな。民放向きじゃない気がします。 和菓子をめぐってさまざまなおもいが交錯する話もひきこまれます。予想外(失礼)によかったので、続きが読みたくなりました。
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20140520読了 時代小説。おっとりした職人肌の兄と商才に長けたしっかり者の弟が商う和菓子屋を舞台にした、家族の話。●各章、季節を追いながらおいしそうな和菓子が出てくる。こまかな描写を読んでも、その菓子が思い浮かべられない…和菓子に詳しければもっと楽しめそうな気がする。
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表紙のお菓子がおいしそうで、あらすじとか調べずつい手にとってしまいました。 お菓子屋さんの話なんだろうなぁと思っていたのですが、プラス時代小説でストライクゾーンど真ん中でした。 おっとりしている兄としっかり者の弟っていう設定もまたなんかいいなぁと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
江戸の和菓子屋“藍千堂”を営む兄弟 美味しいお菓子を作る兄の晴太郎と 店の商いを引き受ける弟の幸次郎 父が亡くなり 生家の和菓子屋“百瀬屋”を追い出され 元菓子職人の茂市を頼り “藍千堂”を立ち上げる 生家“百瀬屋”の叔父に 意地悪されながらも頑張る物語 兄弟の頑張りもだけど 美味しい和菓子が食べたくなるなぁ
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両親の死後、故あって叔父に和菓子屋「百瀬屋」を乗っ取られ、先代の右腕だった職人と一緒に和菓子屋「藍千堂」を切り盛りする兄弟のお話。 一話一話美味しそうな和菓子で難問を切り抜けていく。兄弟の掛け合い、それを見守る茂市さんが微笑ましい。終始漂う優しい雰囲気がドンピシャで好み。 装幀も...
両親の死後、故あって叔父に和菓子屋「百瀬屋」を乗っ取られ、先代の右腕だった職人と一緒に和菓子屋「藍千堂」を切り盛りする兄弟のお話。 一話一話美味しそうな和菓子で難問を切り抜けていく。兄弟の掛け合い、それを見守る茂市さんが微笑ましい。終始漂う優しい雰囲気がドンピシャで好み。 装幀もステキ。和菓子も可愛いし、扉絵も可愛らしい。単行本で欲しい一冊。
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晴太郎が丹精こめて作る上菓子は、食べた人の心を柔らかく解きほぐし穏やかな気持ちにしてしまう。(贈る人、贈られる人)の心を結んで開いて架け橋となる。舌が甘さで浸透する時、なんともいえない綻んだ表情を引き出すのだ。そうなったらしてやったり。晴太郎に思惑はないのだけど。読んでいる間、時...
晴太郎が丹精こめて作る上菓子は、食べた人の心を柔らかく解きほぐし穏やかな気持ちにしてしまう。(贈る人、贈られる人)の心を結んで開いて架け橋となる。舌が甘さで浸透する時、なんともいえない綻んだ表情を引き出すのだ。そうなったらしてやったり。晴太郎に思惑はないのだけど。読んでいる間、時間がゆったり流れて行きました。眉間に皺を作りやすいあなた、ここらで甘いもんでも読んでみましょう。
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甘いものを食べると大半の人はとても幸せな気持ちになる。この作品の表紙と裏表紙の和菓子を見て作品を読んだらお腹がすいてしまった。甘いものは別腹である。それはさておき、作品の感想だが和菓子をテーマにした作品というのはとても好きなのでわくわくしたが読んでみると時代小説なので苦手意識が先...
甘いものを食べると大半の人はとても幸せな気持ちになる。この作品の表紙と裏表紙の和菓子を見て作品を読んだらお腹がすいてしまった。甘いものは別腹である。それはさておき、作品の感想だが和菓子をテーマにした作品というのはとても好きなのでわくわくしたが読んでみると時代小説なので苦手意識が先行してしまった。作品の雰囲気はとても良い。だが、時代小説。時代小説が好きならもっと楽しんで読めたかもと思うととても残念。
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老舗の菓子司を叔父に乗っ取られ、家を出た兄弟が独立して小さな菓子店を起こしていた職人に店を譲られ、職人の兄と経営上手の弟が助けてくれた職人と店を興していく。季節に合わせた和菓子とそれを納める事情などを通して、兄弟や二人を取り巻く人たちの心うちが解ってくる。 現代ものだと思って読...
老舗の菓子司を叔父に乗っ取られ、家を出た兄弟が独立して小さな菓子店を起こしていた職人に店を譲られ、職人の兄と経営上手の弟が助けてくれた職人と店を興していく。季節に合わせた和菓子とそれを納める事情などを通して、兄弟や二人を取り巻く人たちの心うちが解ってくる。 現代ものだと思って読み始めたら、時代物でした。時代物が苦手な私は、しまった!!と思いましたが、最後まで読めました(表現がちょっと変?)。時代物ファンは、きっともっと面白く読めると思う。
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この作家さんのBOXを初めて読みました。 面白かったです。和菓子が食べたくなりました。 短編の扉絵がとても素敵でした。
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