致死量未満の殺人 の商品レビュー
完全ではないですが、途中でストーリーが読めちゃいました。構成にちょっと話に無理があるんじゃないかなーって思います。これが実話なら奇跡的な話です。 ただ、テーマとしては面白かったので、最後まで楽しめました。
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「弥生を殺したのは俺だよ」 時効間近の宵、容疑者の一人は宣言する。 どうやって毒殺を成し遂げたのか、ハウダニットを意識した倒叙ミステリー。 雪の山荘、限られた人数、限られたアイテムで遂行された毒殺事件。 2010年代では中々見ないオールドな設定な感じですね、出来はともかくこうい...
「弥生を殺したのは俺だよ」 時効間近の宵、容疑者の一人は宣言する。 どうやって毒殺を成し遂げたのか、ハウダニットを意識した倒叙ミステリー。 雪の山荘、限られた人数、限られたアイテムで遂行された毒殺事件。 2010年代では中々見ないオールドな設定な感じですね、出来はともかくこういう作品は消えないでほしいです。 「毒」という強力なアイテムが出てくるわけですがその扱いがちょっと自由過ぎるかなぁ、トリックにツッコミたくなるような欠点も散見する気がします。 アガサ・クリスティーを意識したようなどんでん返しもこれでは栄えない。
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被害者が絶対悪過ぎて清々しい殺人やなぁと思った。 そして、これぞまさに『真犯人』って人に出会った気がする。 巧みすぎる毒殺でスルッと読めてしまった。 そして、アガサ・クリスティの本をとっても読みたくなった。
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2022.4.17 読了 久々に ザ ミステリーみたいなものを 読みたくなり、借りた。 ラストのどんでん返しが 二転三転あって 面白かった。 けど、ちょっと 上手く行きすぎ、てか なんだろう。。。モヤモヤした。
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毒殺ってそんなにうまくいくものなの?だからかラストのほう、偶然、偶然という言葉が繰り返されたような。
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15年前の毒殺事件。時効の日にその殺人を告白に来た友との会話に回想のように15年前の描写が入ることで話が進みます。メインのハウダニットはヒントがあるので中盤で想像ができたのですが、それでは終わりませんでした。二転三転していく真相…本当のラストが説明されるとき、あれもこれも伏線だっ...
15年前の毒殺事件。時効の日にその殺人を告白に来た友との会話に回想のように15年前の描写が入ることで話が進みます。メインのハウダニットはヒントがあるので中盤で想像ができたのですが、それでは終わりませんでした。二転三転していく真相…本当のラストが説明されるとき、あれもこれも伏線だったのかと唖然としました。よくできていると思いますがひとつ…登場人物がなんだか機械的で血が通った感じがしないのが残念です。ちょっととっつきにくい文章の癖のせいもあるのかな。これがデビュー作とのことなので今後の作品に期待しています。
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読んで行くうちに「いつ発行の本だっけ?」と思い奥付確認すると、2013年。 結構最近……でも文章の感じは90年代、80年代くらいの空気がするような…… 時効があるとはいえ、作中の時代はこちらが思うよりかなり前なのでしょうか。 (公訴時効は2010年ごろなくなったそうですが) 正...
読んで行くうちに「いつ発行の本だっけ?」と思い奥付確認すると、2013年。 結構最近……でも文章の感じは90年代、80年代くらいの空気がするような…… 時効があるとはいえ、作中の時代はこちらが思うよりかなり前なのでしょうか。 (公訴時効は2010年ごろなくなったそうですが) 正直いうと、時代設定のせいというより作者の文体そのものがやや古めかしく感じられました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大学のゼミ仲間、5人組の内の一人が毒殺される事件がおこる。未解決のまま時効直前になり、犯人が罪を告白しに仲間の一人を訪ねるところから、事件の真相が明らかになる。 読み終わり、タイトルに納得。もともと、『コンダクターを撃て』というタイトルだったものを改題した作品。そのどちらのタイトルも作品をよく表していた。
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アガサクリスティー賞受賞作。雪の別荘に集まった5人の大学生たち。その中の一人が殺害され、残りの4人は謎の解明に挑む…いわゆる、ありきたりの「雪の山荘」ものの本格ミステリー。しかし、この作品がちょっと違うのは、事件がその時に解決しないこと。15年後、容疑者の一人が自分が犯人だったこ...
アガサクリスティー賞受賞作。雪の別荘に集まった5人の大学生たち。その中の一人が殺害され、残りの4人は謎の解明に挑む…いわゆる、ありきたりの「雪の山荘」ものの本格ミステリー。しかし、この作品がちょっと違うのは、事件がその時に解決しないこと。15年後、容疑者の一人が自分が犯人だったことを告白するが…タイトルを書き下ろしの時から変更するぐらい、トリックが秀逸。でも、トリックが面白いのに、そのあと二転三転する真実を解明してしまう、現場にいなかった「第三者」の存在がちょっと鼻につき、ラストが後味悪い。
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図書館より 15年前の吹雪の吹き荒れるロッジで起こった毒殺事件の真相が語られるミステリー小説。 ミステリーとしての事件の展開やトリックはなかなか面白かったです。一筋縄でいかない展開や伏線の張り方など、しっかりとしたミステリーを書こうとする、著者の気概が伝わってくるように...
図書館より 15年前の吹雪の吹き荒れるロッジで起こった毒殺事件の真相が語られるミステリー小説。 ミステリーとしての事件の展開やトリックはなかなか面白かったです。一筋縄でいかない展開や伏線の張り方など、しっかりとしたミステリーを書こうとする、著者の気概が伝わってくるように感じました。 文章の仰々しさが少し気になったのと、被害者と容疑者の人間関係があまりにわざとらしく感じ、被害者みたいに「こんなに人に対して恨みを買いに行く人間いるかなあ」と疑問に思ってしまい、また後半のキーとなる人物もとってつけた感が強く、全体的に登場人物に対し、ミステリの展開を成立させるために生み出された作り物っぽさを感じてしまいました。 第3回アガサ・クリスティー賞
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