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ハーバード、オックスフォード…世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方 の商品レビュー

3.9

33件のお客様レビュー

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2014/02/09

1. グローバル人材になるために何が必要か? 2. 人間としての軸を形成するために必要なことは? いろいろな視点から考えるきっかけを与えてくれる刺激本 創造的破壊 ーシュンペーター 自覚を持った厳しい自由 ー ハイエク

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2014/02/06

著者は、世界最大の資産運用会社バークレーズ・グローバル・インベスターズで35歳にして最年少マネージングダイレクターを務めた後、独立。世界のトップスクールを目指す学生を対象とした育成スクールを設立。同スクール代表。 高校生の後半の一時期で、倫理・政経という突拍子もない印象の科目、...

著者は、世界最大の資産運用会社バークレーズ・グローバル・インベスターズで35歳にして最年少マネージングダイレクターを務めた後、独立。世界のトップスクールを目指す学生を対象とした育成スクールを設立。同スクール代表。 高校生の後半の一時期で、倫理・政経という突拍子もない印象の科目、ありませんでした?今もあるのかな。 本書を読んで、あの科目の意義がようやく理解できたと感じました。(何であんな「鳩に豆鉄砲」的な投げ掛け方だったのか、はさておき…) 「国家とは何か」「自由は平等に勝るか」「社会主義は失敗したか」「尊厳死について、どう考えるか」こういった質問って、当時は「勝手にしやがれ」しか回答が無かったんだよね。 でも、大人になって逃げられなくなった。そして多くの人同様、「もっと勉強しとけば良かった」と言う。 ここ二、三年のフランス・バカロレア哲学試験問題に触れられるなど、世界との対話への入り口にしたい一冊。

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2014/01/21

福原 正大 (著) 世界のエリート教育を知り尽くし、海外トップスクールを目指す学生を対象にグローバルリーダーを育成している著者が明かす、世界で求められる「本物の知力」の身につけ方。世界基準の「頭のよさ」を作る31の方法。

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2014/01/20

自己認識,国家,自由,経済,科学技術・自然の5カテゴリーについて構成主義的に考えを提案し,読者に考えさせる構造。何か答えがあるわけではなく,5つのカテゴリーを生きていく上での判断に影響を及ぼすものとして,自ら考えることを勧める。

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2014/01/06

時間を掛けて考えることで自分の意見の軸を持つことについて、国家、自由、経済、環境、科学技術の側面から考える教養本です。 海外の大学院では必須のアカデミックスタディ(答えのない問題)について、諦めて思考を停止させること無く、思考力を磨き続ける大切を教えてくれました。 とても参考にな...

時間を掛けて考えることで自分の意見の軸を持つことについて、国家、自由、経済、環境、科学技術の側面から考える教養本です。 海外の大学院では必須のアカデミックスタディ(答えのない問題)について、諦めて思考を停止させること無く、思考力を磨き続ける大切を教えてくれました。 とても参考になりました。 再読したいと思います。 おすすめの一冊です。

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2014/02/17

グローバル人材で必要なことは「英語が喋れること」ではなく、「本質的な物事についてしっかりと思考し、自分なりの考えを持つこと」であるということからスタートしている。 経済の話では、マルクスの話は非常にわかりやすく、大学の経済原論で聞いた話を思い出した。そして当時は何もわからず、わか...

グローバル人材で必要なことは「英語が喋れること」ではなく、「本質的な物事についてしっかりと思考し、自分なりの考えを持つこと」であるということからスタートしている。 経済の話では、マルクスの話は非常にわかりやすく、大学の経済原論で聞いた話を思い出した。そして当時は何もわからず、わかったようなことを言っていたんだと、恥ずかしい気持ちになってしまった。 気に入った言葉。 物事の真偽を見極める4つのステップ ・とにかく疑う ・徹底して細分化する ・単純なものから複雑なものへと考察を進めていく ・漏れがないように見直す 日本の文化は、まずグループがあり、その上に個人がある。という順番だが、世界のスタンダードではない。 自由と平等は二者択一で語れるものではなく、左右のスピーカーのバランスを調整するようにメモリを動かすと片方の比重が上がり、逆に動かすと反対側に比重が移動する。

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2013/11/30

http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=342 哲学を学ぶこと、教養を身につけることの重要性を教えてくれる1冊です。 ■「確実に知っていること」を突き詰める あらゆるものに疑いの目を向けてみると「真実はどこにあるのか」という...

http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=342 哲学を学ぶこと、教養を身につけることの重要性を教えてくれる1冊です。 ■「確実に知っていること」を突き詰める あらゆるものに疑いの目を向けてみると「真実はどこにあるのか」という究極の問いにぶつかります。そして世の中は「わからないもの」だらけになってしまいます。しかし、それこそが「認識」というテーマを考え始める出発点。 世の中は分からないことだらけである。だからこそ可能性も感じる。今これだけ分からないことだらけなのだから、大きく成長することができる。知らないことを知ることで、何か新しいことが出来るかもしれない。まずは確実に知っていることを突き止めよう。 ■「自分」と「組織」の関係を見つめ直す 日本の文化のなかでは「まずグループがあり、その上で個人がある」という順番が自然にまかり通っていますが、決してそれが世界のスタンダードではありません。 ―あなたの信念は「無価値」かもしれない まずはあなたの認識を疑ってみてください。あなたのすぐ隣にいる人は、まったく違う認識をして、まるで異なる信条を持ち、決断して行動しているかもしれません。 もちろん、すべての人の認識の仕方を把握し、理解することなど不可能です。でも、せめて「自分はどんな認識の仕方をするのか」を考え、「他人はまったく違う認識をしているかもしれない」という事実を知っておくことは、とても価値があると私は思います。 自分の認識が他者の認識と同じだと思い込んでいると失敗することになる。まずは自分の認識と他者の認識は違うのだと理解しておくこと。そして、毎日の生活の中で頭の片隅にそのことを置いておくこと。それだけで大きな違いが生まれると思う。 ■「自分の意思」で考えていないことに気づく ―いつの間にか外からの情報に踊らされている 外部から何かしらの影響を受けて、あなたが「カレーを食べたい」と思わされているとしたら、それはあなたの自由意思と言えるでしょうか。 あなたが信じている「自分の決断」とは、あなたの自由意思から発せられたものだと、自信を持って言えるでしょうか。 TEDトークにあるダン・アエリー氏の「我々は本当に自分で決めているのか?」の内容も非常に興味深かったが、いかに我々が外的要員の影響を受けているのかがわかる。 自分の決断も本当に自分の意思から発せられたものなのかは自信を持って言うことはできない。ただ、色々な人の意見を取り入れて決断することはいいことだと思う。それが、最終的に自分の考えた決断であって、誘導されたものでないのならば。 ■「環境サミット」で意見を言う 経済発展か、環境保護か。 環境保護をすべきだといっても、考慮しなければならない視点がいくつもあるという事実です。その事実を踏まえたうえで、私たちはどう考え、どう行動していくのか。 それは個人の問題であり、企業の問題であり、そして国家の問題でもあります。「環境保護をしなければいけない」「経済発展が必要だ」で終わりにするのではなく、その前にどんな問題があるのか、 ではどういうアプローチがあり得るのかということについて個々人が意見を持っておくことが必要なのです。 物事の本質を捉えて意見を持つことが重要だ。ただ、きれいごとで意見を持つのではなく、考慮しなければならない事実を全て踏まえた上で、どう考えてどう行動するのか。 様々なことにたいして自分には関係ないと思うのではなく、自分なりの意見を持つようにしよう。 ■「人間性」を取り戻す ―芸術は何の役に立つのか? 科学技術が発達し、社会が成熟していくと、人の生活は豊かになります。電気冷蔵庫や自家用車を持つようになれば、それだけ生活は楽になります。 しかし、そんな「外からの条件」ばかりが自分を豊かにするのではない。本当に必要なのは、外からの条件によって振り回されることではなく、自分の中から自分自身の生き方を見つけ、生きていく力をつかむことだ。 「失われた人間性」を取り戻し、「自分自身を創る」ために芸術は存在する、それこそが岡本太郎が考える「芸術の役割」なのです。 「外からの条件」で豊かになるだけでは、本当の意味で心を豊かにすることはできない。「外からの条件」に振り回されることなく、自分自身の内面を豊かにすることを考えていこう。時間効率だけにとらわれることなく、芸術という分野にも触れてみよう。そして、作品の向こう側にあるものを見るようにしよう。きっと新しい発見があるはずだ。 【1読書1アウトプット】 哲学を学び、教養を身につける

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2013/11/30

日本とは?国家とは? 自由とは? ルールが大事なのか?それとも、習慣なのか? こういう議論を学校で行ってこなかった日本人には、抽象的かつシンプルな問いってなかなか難しい。 ソクラテスの無知の知、デカルトの方法序説。 本当の教養とはそもそも、ある日突然記憶がなくなっても、身に付...

日本とは?国家とは? 自由とは? ルールが大事なのか?それとも、習慣なのか? こういう議論を学校で行ってこなかった日本人には、抽象的かつシンプルな問いってなかなか難しい。 ソクラテスの無知の知、デカルトの方法序説。 本当の教養とはそもそも、ある日突然記憶がなくなっても、身に付いている知恵や思考。 そのためには、自分はanalyticかholisticか?など、まず自分の認識スタイルをよく理解したうえで、考えることが大事。 (確かにデカルト的アプローチで考えている外人に、正面から東洋的アプローチで全体を語っても平行線、というパターンはよくあること・・) 日本人に多い、「唯一の正解」が得られたら安心な時代はもう終わった。時間がかかってもいいから問い続ける。 知らないことは恥ずかしいことではない。

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2013/11/27

悪くはないのですが、期待していた内容はこれではなかった感が残ります。 本書は教養を身に付ける指南書としては適していますが、ビジネスでの実用には適していないと感じます。 それは考え方のベースに相手や行動といった要素が抜けていて、一人称で完結する印象を受けたことが強いです。 自...

悪くはないのですが、期待していた内容はこれではなかった感が残ります。 本書は教養を身に付ける指南書としては適していますが、ビジネスでの実用には適していないと感じます。 それは考え方のベースに相手や行動といった要素が抜けていて、一人称で完結する印象を受けたことが強いです。 自分を含めた誰かが、判断し、行動するために考え、悩むものだと思うのですが、本書は考え方は多種多様であること、で帰結しているため、日本の教育現場を見ているようでもやっとしました。 なかなか上手く説明ができませんが、「so what」が抜けている感じです。

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2013/11/25

日本の教育で評価されるのはは、多くの場合、記憶した事を時間内に正確に再現する力である。これに対して、欧米の一流と言われるような教育機関で課せられるものは、あなたと言う個人がある問題をどのように解釈するのか、自ら得た情報に個の価値を付与するような、畢竟、個人の存在意義自体が問われる...

日本の教育で評価されるのはは、多くの場合、記憶した事を時間内に正確に再現する力である。これに対して、欧米の一流と言われるような教育機関で課せられるものは、あなたと言う個人がある問題をどのように解釈するのか、自ら得た情報に個の価値を付与するような、畢竟、個人の存在意義自体が問われるものが多い。    本書では、東西の思想家の考えの一部を分かり易く解説した上で、筆者は読者に対し、それをどう感じるかを繰り返し問うている。この問われた事に対して、考える時間に比してこの価値の本は高まるであろう書と言える。      この本は、非常に読みやすい分、議論のたたき台には良い。しかし、逆説的に、その事は読者が自らの内で議論し、考え続ける習慣の獲得を保証するものでは一切ないことを意味する。読むのが簡単な本は得てして、あまり考える事を必要としないうちに読み進められる弊害もある。答えのない分かりにくい問題を前に、いかに考え続けるか、それが問題だ。それが出来る人間か否かは、この本を読んで面白いと感じるか否かによるかも知れない。

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