史記 武帝紀(四) の商品レビュー
4巻まで続く盛り上がり方とは違う面白さが出てきた。 歳を重ねることで出てくる劉徹の変化、増す匈奴側の魅力。5巻も楽しみ。
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3巻までに活躍した人々が去り、帝にも老いの影が。しかし、新たに若い人材が成長を見せる。匈奴でも世代交代が進むが、将軍は全盛期を迎え、いよいよ反攻のときがやってくる。 解説にも書かれているが、登場人物の描き方、物語性の構築が見事で、全7巻の4巻目といっても、まったく飽きさせない筆力...
3巻までに活躍した人々が去り、帝にも老いの影が。しかし、新たに若い人材が成長を見せる。匈奴でも世代交代が進むが、将軍は全盛期を迎え、いよいよ反攻のときがやってくる。 解説にも書かれているが、登場人物の描き方、物語性の構築が見事で、全7巻の4巻目といっても、まったく飽きさせない筆力が見事。
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段々と作者の文体に慣れてきたので、ある程度の速度を出しつつ物語に入り込んでいけるようになった。 最初のうちはとにかく事実を追って、当時の中国を思い描きながらそれぞれの言動を読み進めるだけだったけど、これも慣れてきたからなのか、随所に見られる人の生き様や心情描写にはっとさせられるこ...
段々と作者の文体に慣れてきたので、ある程度の速度を出しつつ物語に入り込んでいけるようになった。 最初のうちはとにかく事実を追って、当時の中国を思い描きながらそれぞれの言動を読み進めるだけだったけど、これも慣れてきたからなのか、随所に見られる人の生き様や心情描写にはっとさせられることが増えてきた。 今から2000年近く前の話だけれども、今に通じる格言が、道標がそこかしこに溢れてる。さあ、この勢いのまま5巻へ。 あとそうだ、衛青が最後の戦に臨む場面は胸が震えるものがあった。めっちゃ格好いいぜ……。
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- ネタバレ
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第四巻。 衛青も逝ってしまい、漢の歯車が悪い方へ回りだした感じです。 李陵は真っ直ぐでいい奴ですね。それだけに、今後の運命を思うと悲壮感を禁じえません。 そして捕えられた蘇武。次巻の展開が気になります。
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衛青が可愛がっていた李陵が、頭角を現し始める。 幼馴染の蘇武は、李陵と比べるとどうしても…という所があったけれど、 匈奴の地へ派遣されてからは男前! 敵国へ使節として行くなんて、本当に死を覚悟していなくちゃできない事だなぁ。 衛青、霍去病がいたころには輝きを放っていた帝は、 ...
衛青が可愛がっていた李陵が、頭角を現し始める。 幼馴染の蘇武は、李陵と比べるとどうしても…という所があったけれど、 匈奴の地へ派遣されてからは男前! 敵国へ使節として行くなんて、本当に死を覚悟していなくちゃできない事だなぁ。 衛青、霍去病がいたころには輝きを放っていた帝は、 死への恐怖へと取りつかれるようになり、愚帝への第一歩を踏み出してしまった。 漢の外側から見た帝への評価が、あまりにも酷い。 頂点を極めた人間というのはこうやって堕ちていくのだろうか。 反面、匈奴の呴犁湖はなんと潔い事よ。
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司馬遷嫌な奴だなぁ〜笑 さて、漢は英雄がどんどん死んで、劉徹はおかしくなっていく中でどうなることやら
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徐々に物語は新展開を迎え次の巻がどうなるのか楽しみです。3巻は今後の展開が読めなかったが4巻で次の展開がなんとなく見えて来ました。
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人生熱く生きたい漢にオススメ 水滸伝、三国志とはまた違った漢達が登場する。 心熱くなる北方謙三シリーズ
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みんな老いてきました。 時代の寵児とも言えた衛青も左腕の傷が完治せず、戦にも出ることができず、病で死にました。 漢の役人たちもぬるい時代に不正がはびこり始め、帝が正義の時代。帝がいいと言えばいいし、ダメと言えばダメ。 膿みはじめている、むしろ、膿がどうしようもなく大きくなってしま...
みんな老いてきました。 時代の寵児とも言えた衛青も左腕の傷が完治せず、戦にも出ることができず、病で死にました。 漢の役人たちもぬるい時代に不正がはびこり始め、帝が正義の時代。帝がいいと言えばいいし、ダメと言えばダメ。 膿みはじめている、むしろ、膿がどうしようもなく大きくなってしまっている、そんな感じがします。 もっと爽快なリーダーが出てくればいいのでしょうが、ちょっとまんねりな感じが拭えません。
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まあ霍去病も死んじゃったし、血沸き肉躍る活劇は期待できないだろうな、とちょっとテンション低めで臨んだのだけど、あらびっくり、前巻より面白くなってる! 華々しい戦いはないものの、今まで「脇役」だった人たちがいきいきと描写されだして、複雑な人間模様がたまらなく面白い。 武帝の歯車が微...
まあ霍去病も死んじゃったし、血沸き肉躍る活劇は期待できないだろうな、とちょっとテンション低めで臨んだのだけど、あらびっくり、前巻より面白くなってる! 華々しい戦いはないものの、今まで「脇役」だった人たちがいきいきと描写されだして、複雑な人間模様がたまらなく面白い。 武帝の歯車が微妙に狂いだしたのも、胸を痛めつつ次巻も楽しみ。
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