プルーフ・オブ・ヘヴン の商品レビュー
脳神経外科医が自らの臨死体験を赤裸々に語ったベストセラー。医者あるいは科学者として、事実として観察できたことを忠実に記録したものであり、推測や勝手な解釈は極力排除されている。結論として、この宇宙には、物資世界と精神世界が並存することを伝えようとしている。経験した臨死体験を理解する...
脳神経外科医が自らの臨死体験を赤裸々に語ったベストセラー。医者あるいは科学者として、事実として観察できたことを忠実に記録したものであり、推測や勝手な解釈は極力排除されている。結論として、この宇宙には、物資世界と精神世界が並存することを伝えようとしている。経験した臨死体験を理解するのに、モンロー研究所が開発したヘミシンクが助けになったとの記述や量子物理学者が解き明かそうとしてきた宇宙物理にまで話が及んでいることに興味を覚えた。
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著者エベン・アレクサンダー自身の「臨死体験」をもとに死後の世界とはなにかを科学的に証明しようとする本。 脳神経外科医である著者が臨死体験について仮説をたてているが難しくてわかりませーん
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2012年10月、ニューズウィーク誌はセンセーショナルな見出しを表紙に掲げた。「死後の世界は存在する」 この特集記事は大きな話題となって全米を賛否両論の渦に巻き込み、今なおその真偽を巡って活発な論議が続いている。 日本ではまったく無視されたこの話題の中心人物が、脳神経外科医エベ...
2012年10月、ニューズウィーク誌はセンセーショナルな見出しを表紙に掲げた。「死後の世界は存在する」 この特集記事は大きな話題となって全米を賛否両論の渦に巻き込み、今なおその真偽を巡って活発な論議が続いている。 日本ではまったく無視されたこの話題の中心人物が、脳神経外科医エベン・アレグザンダー。 一週間の昏睡状態に陥った彼は臨死体験で、死後の世界を見たというのだ・・・・。 細菌性髄膜炎に侵された彼は、完全に大脳が機能しない状態に陥る。 通常、臨死体験とは心肺停止状態に陥った時に体験するものであり、その時脳の活動は完全に停止していない。 多くの学者は臨死体験は大脳の活動によるものだとしている。 しかし彼の体験はそれが当てはまらない。思考を司る大脳がまったく機能していなかったからだ。 果たして、彼が見たものは一体何だったのか? 天国と思われる世界の克明な描写。 その世界で彼はある女性に会う。 彼女はその世界を支配するルールについて教えて、また彼が疑問に思っていることについて、様々なメッセージを与えてくれる。 奇跡的に彼が意識を取り戻してしばらくたった後、彼はある写真を見て驚愕した。 そこにはある女性が写っており、それはあの世界で会った女性と同じ顔だった。 そしてそこに写っているのは、今まで会ったことも見たこともない、先に亡くなっていた実の妹と知りさらに驚愕する。 (彼は生まれてまもなく別の家族の手によって育てられた) はたしてその世界で会った人物は彼の妹だったのか?本当に死後の世界は実在するのか。 全米200万部を突破し、数週間にわたってアマゾン1位となったエベン・アレグザンダー自身によるこの著書は、自身の臨死体験を最新の科学的、医学的観点から客観的に検証している点においても、他のオカルト本とは完全に一線を隔している。 死後の世界を否定してきた著者が、一転して永遠の生命と神の実在を信じるようになった描写が大変興味深い。 オカルトと呼ばれる世界にも科学のメスが入りつつあるのだろうか。 興味深い一冊である。
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※このレビューにはネタバレを含みます
信じようと信じまいと、そんなこととは関係なく、死後の世界はどんな人間にも確実に存在しているのではないだろうか? ただ、それがどんな形でどんな風にあなたの元へやって来るのかは、他人には永遠に分からない。それだけは真実だ。 この本の著者は長らくハーヴァード大学メディカルスクールで脳神経外科医として教鞭をとりながら、研究と治療を行ってきたベテラン医師。その著者が全く予期せぬ形で突然の奇病に侵され、丸一週間、意識を失い生死の境をさまよった。その際に体験した神秘的な「臨死体験」の記録(ノン・フィクション)だ。 発売後、賛否両論の渦の中、全米のベストセラーとなった作品。キリスト教を信ずる者には天国が見え、仏教を信ずる者には極楽が見えるってことだろうか。 洋の東西を問わず、えも言われぬ美しい風景と音楽、そして天使や天女、懐かしい人々に囲まれるという点で、「臨死体験」は共通しているようだ。
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