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エール!(3) の商品レビュー

3.6

59件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2016/04/29

シリーズ1のあと、3を読みました。 どの女性たちも一生懸命お仕事していて、ほんとにエールを送りたくなります。美術品輸送、災害緊急情報センター、新幹線清掃、ベビーシッターなどの、仕事の裏側を知る楽しさも味わいました。 知らなかった作家さんとの出会いがあるのも楽しみでした。

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2016/04/23

お仕事系小説シリーズの第3弾。 あまり心に響く作品がなく、かといって実力作家が揃っているだけにつまらなくもなく、淡々と読み終わった印象。

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2016/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

6人の作家たちがお仕事をテーマに描いたアンソロジー。 ・原田マハの美術品輸送・展示スタッフ…かつて美術を共に志した同期と仕事で再会する話。ライバルであり親友。複雑な心理がとてもリアルに描かれていた。 ・日明恩の災害救急情報センター通信員…消防士を夢見ながらも現場の仕事をなかなか任せてもらえず思い悩む女性の話。 ・森谷明子のベビーシッター…これは一番好きだったかな。姉妹の話。ベビーシッターを天職とする姉と、姉の背中をいつも追い、将来に悩む妹。自分の仕事に誇りを持つ女性って、やっぱかっこいいね。 ・山本幸久の農業…今まで読んだことのないテイストの物語。夫に先立たれ、田舎で一人農業を続ける老婆が主人公。そこで起こる事件に巻き込まれるのだが、勇ましくかっこいいおばあちゃんが魅力的。 ・吉永南央のイベント会社契約社員…イベント会社ってやりがいあるだろうな。毎回イベント毎に達成感あるだろうし。まあその分、失敗が許されないリスクを背負う仕事だけど。 ・伊坂幸太郎の新幹線清掃スタッフ…伊坂さんの短編は珍しい。得意の新幹線がテーマ。主人公の30代の女性。喋るのがとても苦手で新幹線の清掃スタッフになったのだが、そこのスタッフたちとの不思議な妄想トークがなんとも面白い。大きな事件はないんだけど、引き込まれた。 これ、第三弾らしい。1と2も早速図書館で予約しました!世の中には本当に様々な仕事があるんだな、と再認識できる。仕事をテーマにした小説って、疑似体験しているようで面白いね

Posted byブクログ

2015/08/30

東京に向かう新幹線で読了。伊坂幸太郎にひかれて買ったけれど、それ以外の作家さんの方が印象に残っている。ちょっと追いかけたい人も出てきて良かった。

Posted byブクログ

2015/07/25

様々な職場で働くヒロインたちのお仕事小説アンソロジー第3弾。このアンソロジー、巻を重ねるごとに好きな話が増えている。 今回はなんと86歳のヒロインも登場。 伊坂幸太郎はやはり面白いし、日明恩と山本幸久が泣けた。

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2015/07/21

働く女性アンソロジー。 日明恩さんを目当てに。 119にかけて最初に取ってくれる所。 いたずらも多い中、こうして頑張ってくれている人達は 本当に神経すり減らしているのだな、と。 確かに現場の緊迫感はないものの それを判断する、大事な場所。 ベビーッシッターも、かなり信頼がな...

働く女性アンソロジー。 日明恩さんを目当てに。 119にかけて最初に取ってくれる所。 いたずらも多い中、こうして頑張ってくれている人達は 本当に神経すり減らしているのだな、と。 確かに現場の緊迫感はないものの それを判断する、大事な場所。 ベビーッシッターも、かなり信頼がなければ やりづらい仕事です。 しかしそんな仕事内容よりも、友人の方が 非常に気になる話でした。 ドラマチックに演出…悲劇のヒロインならぬ ドラマにどっぷりな感じの人。 迷惑がかからなければ別に、ですが これは確実に迷惑被ってます。 そして最年長ヒロインw 世間をしらなくても、自分の世界を知っていれば それだけで十分です。 生きて行く勇気と知恵さえあれば、大丈夫。 という前に、やはり日頃の運動…とか 己の生活を振り返ってしまいました…w

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2015/07/19

「エール」は1巻から順に読んだが、どの話も普段馴染みのある仕事の「中の人」の存在、中の人がいるからこそ仕事が滞らず進み、成り立っていること、欠かせない存在であることを認識した3冊。もちろん、仕事の裏側などもわかって楽しかった。今までと見方が変わるだろうなと感じた。例えば気持ちよく...

「エール」は1巻から順に読んだが、どの話も普段馴染みのある仕事の「中の人」の存在、中の人がいるからこそ仕事が滞らず進み、成り立っていること、欠かせない存在であることを認識した3冊。もちろん、仕事の裏側などもわかって楽しかった。今までと見方が変わるだろうなと感じた。例えば気持ちよく乗り物などが使えるのは「中の人」がいるからこそだと頭が下がる思い、感謝の気持ちだと思う。どの話においても誇りを持って仕事をしているのが伝わって来る。今作で良かった話は「彗星さんたち」、「ラブミーテンダー」、「心晴日和」。

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2015/02/05

伊坂さん目当てで購入。 最初、どこか伊坂さんぽくないなぁと思ったのは、女性が主人公だからかな。何人かの語り手のなかに女性がいるパターンはあったけど、完全に女性が主人公と言うのは、伊坂さんでは珍しい気がします。設定もぶっ飛んでなくて、どうなのかなーと思い始めた頃に楽しませてくれる...

伊坂さん目当てで購入。 最初、どこか伊坂さんぽくないなぁと思ったのは、女性が主人公だからかな。何人かの語り手のなかに女性がいるパターンはあったけど、完全に女性が主人公と言うのは、伊坂さんでは珍しい気がします。設定もぶっ飛んでなくて、どうなのかなーと思い始めた頃に楽しませてくれるあたり、さすがですね。今回は他の作家さんの話とリンクしてたりして、この遊び心溢れるところが、やっぱりこの人が好きだと思わせてくれる。 他の作家さんもとても良かったです。皆さん職業のチョイスがいい。華やかさはないけど、裏方で大事な役割を果たしてるような、普段全く意識したことないような仕事が多くて。こんな仕事もあるのか、こういうとこが大変なんだってことが分かって、新鮮で面白かったです。 これを読んだら、世の中の見方が変わって、きっと楽しくなると思います。思いやりも持てそう。

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2015/01/20

お仕事小説。 他の作品の関わってた仕事が 別の作品のなかでちらっと出てくるところがいい(^^) 今から仕事頑張ろうかな、と思える1冊。

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2014/11/03

『エール! 1』、『エール! 2』に続き、図書館でしばらく待ってて読んだ本。"お仕事小説アンソロジー"の3集めである。 ・美術品輸送・展示スタッフ ・災害救急情報センター通信員 ・ベビーシッター ・農業 ・イベント会社契約社員 ・新幹線清掃スタッフ という...

『エール! 1』、『エール! 2』に続き、図書館でしばらく待ってて読んだ本。"お仕事小説アンソロジー"の3集めである。 ・美術品輸送・展示スタッフ ・災害救急情報センター通信員 ・ベビーシッター ・農業 ・イベント会社契約社員 ・新幹線清掃スタッフ という仕事につく人たちが描かれている。 どの書き下ろしもおもしろかったが、とくに印象にのこったのは、日明恩(たちもりめぐみ、と読むそうだ)が災害救急情報センター通信員、つまりは119番通報を受けて、その内容を聞き取り、必要な救急車や消防車に出場指令を出す仕事をする人を描いた「心晴日和」と、伊坂幸太郎が到着した新幹線を次の発車までのわずかな時間で清掃するスタッフたちを描いた「彗星さんたち」。 電話に出た直後は悪戯電話かと疑った通報が、「無音通信」何らかの理由で声を出せない状態の人からの電話だと気づいた主人公の心晴(こはる)が、「もしもし、大丈夫ですか? 聞こえているのなら、受話器を三回、指で叩いてください」(p.69)と呼びかけながら、通報者の場所を特定しようと電話の向こうに聞こえる音を聞き取って、現場近くまで急行した救急車の隊員に、「通路に面した団地の一階の部屋にいます。窓は開いていて、覗けば姿が見える状態です」と引き継いだ。呼吸困難を起こしていた通報者は、救急隊員に間もなく発見され、病院へ搬送される。 現場隊員だった心晴は、通信員に異動になり、不承不承働いていた。かかってくる電話は救急や消防の緊急通報ばかりでなく、グチ電話のようなものもある。現場手当もなくなって収入も減ったうえに、なんでこんな電話の相手を…と思うことも少なからずあった。しかも現場にいた頃には、通信員に対してちゃんと司令しろよと思っていたからなおさらだ。通信員も大事な仕事とは思いながら、現場に急行する同僚へのひがみのようなものと、自分に与えられた仕事に対する不満があった心晴。 無音通信で搬送された方が、治療により小康を得て、通報を受けてくれた人にありがとうと伝えてほしいと言っていることを、現場隊員の同期がメールで心晴に伝えてくれる。そのメールを、消さないようにと大切にフォルダにしまう心晴の姿がよかった。 「彗星さんたち」の話の語り手は、人としゃべるのが苦手で、掃除だけをしてればいいとこの仕事を選んだ「わたし」。先輩や同僚たちとの日々のやりとりから、これはただ掃除だけじゃない仕事なのだ、きめられた時間内にちゃんとやる仕事なのだと「わたし」は教えられる。 長い長い新幹線の各車両とトイレなどを分担して、次の発車までのかぎられた時間のなかで、きれいに掃除をするこの仕事は、チームワークでもある。実際に仕事をしている人たちの思いと、その仕事がスポットライトを浴びて伝えられるときのストーリーはまた別で、そのあたりが少し語られている。 ▼最近は、わたしたちの新幹線清掃の仕事も雑誌やテレビで取り上げられることが増えた。自分たちのことが評価されるのは光栄で、誇らしいことではあるものの、七分間でぴかぴかに。世界最速の清掃! とその、「仕事の速さ」や「効率性」に注目されることが多いのも事実だ。もちろん、わたしたちは精一杯頑張って、その、「七分間の清掃」をやり遂げているのだから、褒められればうれしいが鶴田さんが言うように、「十五分かけて掃除していいのだったら、十五分かけて、もっときれいにできる」という思いもある。(p.290) 「効率性」や「仕事の速さ」ではないところが穏やかに描かれているところがよかった。 (10/30了)

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