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去年の冬、きみと別れ の商品レビュー

3.1

292件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    62

  3. 3つ

    119

  4. 2つ

    46

  5. 1つ

    12

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2024/11/12

途中で一度、読むのをやめて、他の本を一冊読んだせいか、登場人物がごっちゃになり、よくわからなかった。 芸術的才能がある人は、やっぱりどこか狂ってるんだと思う。 蝶の写真を見てみたい。映画「羊たちの沈黙」のワンシーンを思い出す。

Posted byブクログ

2024/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事前情報のないまま読んだが面白かった。 物語の中に人に影響されて行動が変わる男がいたが、その男の平凡さが辛かった。 途中の「お前は誰だ?」で物語は一気に変わり、初めに謎だと思っていた「なぜ殺したのに…」からそこの謎が登場してどんどん読み進められた。

Posted byブクログ

2024/10/09

中村さんの新作『列』で触発され、読み直しました。本書は2014年本屋大賞ノミネートされ、映画にもなった作品です。 ただ、再読ですが、内容は全く覚えておらず、ある意味新鮮に読ませてもらいました。 本書はライターの主人公が死刑囚の本を書く為に事件を取材していく内に事件にハマっていく...

中村さんの新作『列』で触発され、読み直しました。本書は2014年本屋大賞ノミネートされ、映画にもなった作品です。 ただ、再読ですが、内容は全く覚えておらず、ある意味新鮮に読ませてもらいました。 本書はライターの主人公が死刑囚の本を書く為に事件を取材していく内に事件にハマっていく内容です。 ある意味、中村さんの作品は好き嫌いがはっきりしており、私も良否が明確に出てしまいます。 今作は面白く読ませてもらいましたが、意味もないエロいシーンはちょっと引いてしまい、ちょっと評価はマイナスになりました。

Posted byブクログ

2024/09/15

消化不良だ。芸術の中で狂気に走り出す人間が描かれるのはわかるが、何が彼をそうさせたのか? がどう読んでも全く分からない。合わせ鏡を読むように奇妙な世界に読者を誘い込もうとしているのはわかるが、いかんせんはっきりせず楽しめなかった。

Posted byブクログ

2024/07/04

初めの狂人の独白といった様子に反してちゃんと叙述トリック。陰鬱な狂気にマスクされた仕掛けに気付かされた一文、そこから霧が晴れたようにまた狂気が現れる。入れ子構造で面白かった。タイトル回収も好きです。

Posted byブクログ

2024/06/28

死刑にいたる病みたいなのを想像したけど、それとは少し違った。うぉーい、そういうことかい!みたいなラスト(※抽象オブ抽象)。 姉ちゃんは姉ちゃんでヤバい人じゃねーか。 しかし、、、 難敵を陥落させるにはまず難敵のキーパーソンから攻めるというのは一理あるもんだな。小説なのにそんな...

死刑にいたる病みたいなのを想像したけど、それとは少し違った。うぉーい、そういうことかい!みたいなラスト(※抽象オブ抽象)。 姉ちゃんは姉ちゃんでヤバい人じゃねーか。 しかし、、、 難敵を陥落させるにはまず難敵のキーパーソンから攻めるというのは一理あるもんだな。小説なのにそんなことを考えてしまった。

Posted byブクログ

2024/06/26

狂気。 初めて味わった文体。 幾重にも重なった伏線と個人単位の濃密な描写、善悪、快不快などの対局概念のある指標は人間が作り出す虚構に過ぎず、なんとも脆く、そして繊細で難しいものだと感じた。ダイバーシティは昔から存在し、インクルージョンなどという簡単な言葉では表現しきれない人間の多...

狂気。 初めて味わった文体。 幾重にも重なった伏線と個人単位の濃密な描写、善悪、快不快などの対局概念のある指標は人間が作り出す虚構に過ぎず、なんとも脆く、そして繊細で難しいものだと感じた。ダイバーシティは昔から存在し、インクルージョンなどという簡単な言葉では表現しきれない人間の多面性を思った。

Posted byブクログ

2024/06/03

女性2人を殺害した罪で死刑宣告を受けたカメラマンの受刑者と告白とそれを本にしようとする作家のやり取りから始まり、受刑者の異常さが人形を代替にするなど深く語られていくと思った途端に、作家によるサスペンス的なネタバラシが始まり、最後も殺し合いするかと思えば、空撃ちばかりでスリルに欠け...

女性2人を殺害した罪で死刑宣告を受けたカメラマンの受刑者と告白とそれを本にしようとする作家のやり取りから始まり、受刑者の異常さが人形を代替にするなど深く語られていくと思った途端に、作家によるサスペンス的なネタバラシが始まり、最後も殺し合いするかと思えば、空撃ちばかりでスリルに欠け何となく終わってしまい残念に思いました 出だしやテンポが良かっただけにもっとボリュームをつけて展開をしていって欲しかったです タイトルは何か意味があったのだろうか?

Posted byブクログ

2024/04/16

芥川賞作家らしい文学的要素を感じつつ、ミステリとしての要素も十分。人の愛と狂気が十分に感じられた。少しセリフ回しがくどいのは、著者特有なのでご愛嬌。

Posted byブクログ

2024/01/23

後味がいい話では無いですが、妙にスッキリした感じでした。 いろんな人の証言や資料があって複雑だけど、割と読みやすいです。 ラストでいくつもの真実が明らかになって、納得できました。

Posted byブクログ