スナックちどり の商品レビュー
この本すごい!言葉の宝石箱みたい。思ったよりみんなの★が少ない…。アバンチュールのせい?あの部分が妙になまなましくて、なかったら親友の顔を思い浮かべながら読めるおとぎ話のような小説なのになぁ。
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やっぱり、よしもとばななは良いな。 なんとなく、TSUGUMIの何十年後の物語の感じもした。 最後の「いいんだよ、おばさんになって、おばあさんになって、ただそれだけでいいんだよ。きっと」のフレーズは気に入りました。
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経験したこと知っていることに則って書かれていると感じるのはいつもだけれど、やっぱりセラピーなんだろうな、と思いながら。人物の内面への踏み込みが深く、鋭い。最近、日本の小説は何をよんでも、「んん?」となるか、なんかちゃうな、感があったのだが、なんだかやすやすと心の隙間に入り込んでこ...
経験したこと知っていることに則って書かれていると感じるのはいつもだけれど、やっぱりセラピーなんだろうな、と思いながら。人物の内面への踏み込みが深く、鋭い。最近、日本の小説は何をよんでも、「んん?」となるか、なんかちゃうな、感があったのだが、なんだかやすやすと心の隙間に入り込んでこられた気分。でもとても、しっくりくるものがあった。タイミングって大事だな。
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さっちゃんとちどり、お互いをスペシャルな鏡で見あっているような、そんな感じがした。 見えているのは、目に見えないもの。 でも本当のこと。 ペンザンスやセントマイケルズマウントに行ってみたくなる。 クリームティーも経験したくなる。 透明感のある作品だった。
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あっという間に読めてしまいました。 文字も少なく、読みやすく、内容も簡単で… いとこ同士の二人の、色々な心にたまっているものを浄化(デトックスみたいな感じかな?)する旅が描かれます。 でも、読んだ後の私は、あんまりスッキリではなかったです。
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よしもとばななさんの短編小説『スナックちどり』、なかなか渋い小説でした。親戚同士の女性二人がそれぞれが心の痛みを抱えている事を知って、一緒にイギリスにあるモンサンミッシェルイギリス版のような修道院のある小さな島に一緒に出かける事にする。お互いを思いやる女性二人の優しい言葉のやり取...
よしもとばななさんの短編小説『スナックちどり』、なかなか渋い小説でした。親戚同士の女性二人がそれぞれが心の痛みを抱えている事を知って、一緒にイギリスにあるモンサンミッシェルイギリス版のような修道院のある小さな島に一緒に出かける事にする。お互いを思いやる女性二人の優しい言葉のやり取りが心に残った。優しい気持ちになる小説でした。
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はつのよしもとばなな さっと読もうと思えばあっけなく だけどこれなどういうこと? と引っかかりながら読むと そうだね そうだねと思う イギリスの西の果ては 夢の中に
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おもむろにスピリチュアルなエピソードがなかったぶん、 私が嵌った初期の作品に似通ったところがあって 何となく懐かしく読めた。 だけどどうして一緒のベッドに入るのか…。 そこは無い方が全くよかったと思う。 もうばななさんはある特定の人たちを癒すためにだけ 作品を発表してるような気が...
おもむろにスピリチュアルなエピソードがなかったぶん、 私が嵌った初期の作品に似通ったところがあって 何となく懐かしく読めた。 だけどどうして一緒のベッドに入るのか…。 そこは無い方が全くよかったと思う。 もうばななさんはある特定の人たちを癒すためにだけ 作品を発表してるような気がする。 離れて行くはどうぞどうぞ、癒される人だけ読んで下さい。 そういうメッセージを感じる。 あまり共感はしないけど、昔のよしみで本が出たら ふと手を伸ばし読んでしまう。
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80 先の約束をひとつする度に、未来に小さな光がひとつ灯った。それを実感できるくらい弱っていた。このところずっと今日を泳ぐのでせいいっぱい、明日は溺れるかも、そんな感じだったことをこの町に来て私は悟った。
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イギリスのガイドブックにも特出しない外れの寂しげな町。 人生に疲れ気味の40近い従姉妹同士が旅します。 1人は育ての祖父母に先立たれ、1人は離婚したて。 寂しい2人が自分に向き合った時間をゆるりと感じる ことができました。レズ的な件に嫌悪感を残しましたが。。
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