1,800円以上の注文で送料無料

逮捕されるまで の商品レビュー

3.3

16件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/12/28

いろいろな点で身近で起きた事件だったので、図書館の書架で見つけて気になった本。 逃走から逮捕までの様子が克明に綴られている。途中何度か時間が飛ぶものの、よくここまで覚えているなぁという記憶力。そしてイラストの緻密で巧みな様に驚いた。 文章を読んでいる限りでは、そこまで異常な人で...

いろいろな点で身近で起きた事件だったので、図書館の書架で見つけて気になった本。 逃走から逮捕までの様子が克明に綴られている。途中何度か時間が飛ぶものの、よくここまで覚えているなぁという記憶力。そしてイラストの緻密で巧みな様に驚いた。 文章を読んでいる限りでは、そこまで異常な人である印象は受けないけれど、自分でも書いている通りキレる時は突然キレるという感じで、リンゼイさんを殺害したのもこのような突然沸騰した感じだったのかな…と思ったり。 失われた命は戻らないのだから、もう今は逃げずに自分の罪に十分向き合い反省して欲しい。

Posted byブクログ

2021/07/15

最後の森達也氏の文を読み、彼 (森達也氏) の人間としての器の小ささが、はからずもよくわかった本だったような気がする。

Posted byブクログ

2019/08/12

賛否両論あり、内容も脚色されているだろうし、創作の部分もあるだろうが、本物の殺人犯が逃走した時の心理は興味深い。沖縄の島と大阪での土木作業を何度も行き来したようだが、いつか捕まることは十分わかっていたはずだ。なんとも後味が悪い本。でも最後まで読んでしまった。

Posted byブクログ

2017/12/18

アマゾンの感想では評価が低く、エゴが目立つとあったが この人は本当は繊細なんだろうな、と思った。 感謝を知らない、と文中にも何度かでてきてどんな幼少期だったんだろうと思った。 意外だったのは、逃げてるとき見つからないように変装したり、警察が見えるとすぐに職場を後にして逃げたり...

アマゾンの感想では評価が低く、エゴが目立つとあったが この人は本当は繊細なんだろうな、と思った。 感謝を知らない、と文中にも何度かでてきてどんな幼少期だったんだろうと思った。 意外だったのは、逃げてるとき見つからないように変装したり、警察が見えるとすぐに職場を後にして逃げたりしてるくせにディズニーランドには行ってること。 よくわからないな。 まぁ、こんなことをする人の気持ちは一般の人には分からないか。

Posted byブクログ

2017/06/28

2017/6/16読了 犯人が主体になると、変に感情を入れ込んでしまうからいけない。 殺人をしたうえで逃亡をし続けた「悪者」だということを しっかりと認識したうえで読み進めていくべきなのだ。 ただ、逃げる目的は「さらし者になりたくない」 という極めて自分本位のもの。 これだけで...

2017/6/16読了 犯人が主体になると、変に感情を入れ込んでしまうからいけない。 殺人をしたうえで逃亡をし続けた「悪者」だということを しっかりと認識したうえで読み進めていくべきなのだ。 ただ、逃げる目的は「さらし者になりたくない」 という極めて自分本位のもの。 これだけでよくもまあいばらの道を走り抜けたものだ。全国を駆け巡り、2年7か月も生きてきたものだな。 そのバイタリティは本当に驚愕する。 「執念」すら感じる。 なぜ被害者を殺したかとか、自分のことについてはほぼ触れておらず、逃げる日々、時に働き、時に様々なことを思い、が少しだけ挿入されるだけの逃亡記。 この日本でこれだけ生活できる、というのもすごいというか、受け皿が存在しているというのも、ある意味救いなのだろうか。 彼は冷静で、時に怒り狂うこともあるが、客観的に自分を見ることができる。 ただ、自分で整形や抜糸をしようとしたり ネコと奇妙な生活をしてみたりと、時折くるっている場面が見受けられる。 どんな人生でどんな過程でこうなってしまったのか 正直言って、手記の中ではわかることはできない。 ましてや、お遍路で被害者が生き返ると本気で思ってしまったりと、正気じゃない言い回しがところどころにある。 よくよく考えてみればとことん狂っているのだ。 逮捕されてから、今、彼は何を思うのかは知らない。 狂気の中で逃げている人はもしや我々の近くに存在しているかもしれない。 「読み物」としては、なかなかに面白いものであった。 ゴールデンスランバーをふと思い出してしまったり。 ただこの手記は許されたものではない。

Posted byブクログ

2016/08/19

警察官を振り切って自宅マンションより逃走した日から逮捕されるまでの2年7ヶ月、どこでどのような生活をし、何を考えていたのか。 北は青森まで、そして四国、沖縄、関西、九州の各地を電車、船、バス、自転車、徒歩で転々と移動した。 英国人女性殺人事件で逮捕・起訴された市橋達也が「逃げたあ...

警察官を振り切って自宅マンションより逃走した日から逮捕されるまでの2年7ヶ月、どこでどのような生活をし、何を考えていたのか。 北は青森まで、そして四国、沖縄、関西、九州の各地を電車、船、バス、自転車、徒歩で転々と移動した。 英国人女性殺人事件で逮捕・起訴された市橋達也が「逃げたあと、捕まる」までを綴る。

Posted byブクログ

2015/09/06

逃亡中の記憶をただ綴っただけの本。犯罪に至った経緯や考えなどは一切なく、ただ逃亡過程のみ。到底理解できない。書かれていることのどこまでが真実なのかもわからないけれど、優しさや人情に触れてもなお、逃げたいと思い死にたくないと願った彼の心はやはり、壊れている。後悔はあれど、反省はない...

逃亡中の記憶をただ綴っただけの本。犯罪に至った経緯や考えなどは一切なく、ただ逃亡過程のみ。到底理解できない。書かれていることのどこまでが真実なのかもわからないけれど、優しさや人情に触れてもなお、逃げたいと思い死にたくないと願った彼の心はやはり、壊れている。後悔はあれど、反省はない気がする。

Posted byブクログ

2015/08/01

犯罪そのものには殆ど触れず、逃避行を鮮明な記憶で辿る。真面な人でないのは明らかだが、何度も警察の捜査網を振り切り、ほぼ無人の島で自給自足生活を続けるサバイバル能力はなかなか凄いものがある。この手の本に対して、サムの息子法適用を日本でも求める声があるが、遺族への弁済を目的とする場合...

犯罪そのものには殆ど触れず、逃避行を鮮明な記憶で辿る。真面な人でないのは明らかだが、何度も警察の捜査網を振り切り、ほぼ無人の島で自給自足生活を続けるサバイバル能力はなかなか凄いものがある。この手の本に対して、サムの息子法適用を日本でも求める声があるが、遺族への弁済を目的とする場合、判断が難しい。

Posted byブクログ

2015/03/12

なんというか、まるでロードムービー的な小説のようだ。 「なぜ人を殺したのか」 「人を殺した人間のメンタルはどのようなものか」、 といったことはあまり描かれていないが、 逃亡中の生活やそこに関わる人々の暮らし、 捕まるかもしれないという切迫感はとてもリアリティがある。 本人は賢く、...

なんというか、まるでロードムービー的な小説のようだ。 「なぜ人を殺したのか」 「人を殺した人間のメンタルはどのようなものか」、 といったことはあまり描かれていないが、 逃亡中の生活やそこに関わる人々の暮らし、 捕まるかもしれないという切迫感はとてもリアリティがある。 本人は賢く、タフで、行動力もある。 一般常識もわきまえ、プライドが高く、 かっと切れやすい性格も自覚している。 要はどこにでもいる人間だ。 殺人は加害者も被害者も人ごとではないということのようにも感じる。 話のおもしろさは★5つ、 懺悔という意味で書いたなら★2つ。 事実を正確に手記にしたようでありながら、 描写が妙に克明だったり、本人の美学が多分に 含まれていたりと、脚色はかなりあるように思える。 関係者にとっては、本人の点数稼ぎともとれる この本の出版は複雑かもしれない。 個人的には満足した一冊。

Posted byブクログ

2014/10/29

市橋が裁判対策に書いている感の強い、ノンフィクションとフィクションの中間のような中途半端な文章。色々と嘘が含まれているような気がする。 記憶が妙にクリアすぎるし、自己弁護的な脚色と思われる回想が散見される。

Posted byブクログ