人類資金(Ⅲ) の商品レビュー
息をつかせない展開とはまさにこの事です。 少しづつ話が進んでいくにつれ、見えてくる物語の全貌にワクワクが止まりません。 早く、先が読みたすぎる!!
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第2巻の読了から日が空いたが、前にも思った通り、まとめて読んだ方が遥かに面白いだろうなと思いながらも、発刊されるたびに待てずに読んでしまうし、読まさせるのは流石である。もともとの作者の志向だったのだろう、自らの作品の映像化に拘りがあるのが、小説という媒体でもよくわかり、先の東京の...
第2巻の読了から日が空いたが、前にも思った通り、まとめて読んだ方が遥かに面白いだろうなと思いながらも、発刊されるたびに待てずに読んでしまうし、読まさせるのは流石である。もともとの作者の志向だったのだろう、自らの作品の映像化に拘りがあるのが、小説という媒体でもよくわかり、先の東京の地下迷宮の逃亡劇も非常に映像的であり、本作では最後の最後に、想像通りのお約束的な邂逅という展開が待っており、そこで、to be continuedとなるのは非常にドラマ的である。ただし、本作のテーマが経済だけあって、映像にそぐわない部分もあり、実際の映画は見ていないため憶測にすぎないが、そのあたりの映像化にそぐわないが物語の肝となる部分を映像として掘り下げるは大変だっただろうと思われる。本作ではいよいよタイトルに繋がるであろう、ウロボロスの蛇たる宿命を持ち、破滅という運命を内包している資本主義から、どう転換を図っていくのかという”M”の本当の狙いが垣間見え始める。それにしても善意とは意外。読者も詐欺師と同じくお預け状態で次作以降を待つことになる。
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刊行後直購入したが、次巻まで間があるので積読し、4巻を買ってから読み始めた。舞台はロシアに移り、大博打は佳境へ。 現代のシステム、資本の暴走に対する’M’の主張「・・・ただ生き存えるだけでなく、善く在りたいとする欲求が人間には埋め込まれている。現行の経済システムにそれを生かす機能...
刊行後直購入したが、次巻まで間があるので積読し、4巻を買ってから読み始めた。舞台はロシアに移り、大博打は佳境へ。 現代のシステム、資本の暴走に対する’M’の主張「・・・ただ生き存えるだけでなく、善く在りたいとする欲求が人間には埋め込まれている。現行の経済システムにそれを生かす機能がないなら、システム化して組み込んでやればいい。環境保護がビジネス化されたように、利他精神の充当がビジネスに結び付く経済システムの構築・・・すなわち、善意のシステム化」 ’M’のこの思想が、どう展開するか、4巻以降が楽しみだ。
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第3巻。 映画公開にリンクさせつつ、分冊形式で数か月に渡って刊行する…。 しかも、どうやら、映画版と原作版では、通常の“原作と映像化での改変”を超えて大きな違いがあると示唆されているという・・・。 新しい試みであり、なかなか面白いと思った。 さて、本編。 “計画”が動き始め、...
第3巻。 映画公開にリンクさせつつ、分冊形式で数か月に渡って刊行する…。 しかも、どうやら、映画版と原作版では、通常の“原作と映像化での改変”を超えて大きな違いがあると示唆されているという・・・。 新しい試みであり、なかなか面白いと思った。 さて、本編。 “計画”が動き始め、物語の疾走感も増してきた。 息をつかせぬ展開に突入するのかと思いきや、高速鉄道内で“過去の亡霊”と遭遇・・・・・なんてこったい。 ヒットを飛ばす人気連ドラのように、次回が待ち遠しくてたまらなくなるような“引き方”が、憎いね。 こんなトコロで区切られては、3巻読了当日にでも続刊を買わないわけにはいかないではないか。(まあ、買うけれど) 4巻まで刊行されている時点で読み始めた自分はまだしも、そうでない人は、4巻発売までの時間をどれだけ長く感じたことだろうか!!!! まったく、いい“売り方”をしているな・・・と。 ★4つ、8ポイント。 2013.11.18.了。
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ロシアでの大芝居。鵠沼は信じるのか?真舟達はとんだハプニングを乗り越えられるのか… それにしても何てスケールの大きな騙りなのか。詐欺師の語り口も投資を誘うのが仕事のファンドマネージャーの語り口も同じような気がして来た。どちらにしても誘いに伸るか反るかということか。 まぁ余分なもの...
ロシアでの大芝居。鵠沼は信じるのか?真舟達はとんだハプニングを乗り越えられるのか… それにしても何てスケールの大きな騙りなのか。詐欺師の語り口も投資を誘うのが仕事のファンドマネージャーの語り口も同じような気がして来た。どちらにしても誘いに伸るか反るかということか。 まぁ余分なものを持たないいや持てない身にはどちらにもお会いすることは無いだろうけれど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「M資金」を奪う壮大な詐欺計画が動き出した!! 3話目。。舞台は海を渡りロシアへ! Mを東京に残し、真船たちはロシアへ渡った。 M資金を操る財団のロシアのファンドマネージャー鵠沼の窮地につけこみ、 鉄壁の守りの奥にある電子マネー「M資金」をひきずり出す計画が始動する。 心理戦、そして時の運・・・。 その勝負はどちらに転がるのか!? ラスト、やはりというか、ああぁ~~の溜息。 分かっているけど、次作「Ⅳ」を待つ(笑)!!
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映画の方のレビューを見ると「微妙感」が漂ってるので、とりあえず文庫版を読み通すことにする。話はそれなりに進んでいるけど、イマイチ盛り上がりに欠けるような...
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3ですね。 舞台はロシアで、あっちこっち動き回りつつ(ロシアの風土や国民性なんかの解説もナニゲに織り交ぜつつ)、アレコレと策を繰り出しカモをカモっていきます。が、世の中そんなにウマくいかないよっ・・・・・というところで次巻へ。 んでも、あいかわらずけーざいのおはなしはむずかし...
3ですね。 舞台はロシアで、あっちこっち動き回りつつ(ロシアの風土や国民性なんかの解説もナニゲに織り交ぜつつ)、アレコレと策を繰り出しカモをカモっていきます。が、世の中そんなにウマくいかないよっ・・・・・というところで次巻へ。 んでも、あいかわらずけーざいのおはなしはむずかしいなぁ。
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主人公である詐欺師の本領発揮、ついにM資金を盗むための計画が動きだす。 上手くいったとおもったらそこに、過去の因縁である酒田が。。。。 読む手が止まらない。
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ロシアと日本。 北方領土問題についても気になるが、終わらざる夏ともつながる世界。 一度ロシアにも行ってみたい。 話を読んで怖いという印象を持ってしまったが…
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