努力する人間になってはいけない の商品レビュー
これもインパクトのあるタイトルに惹かれてAmazonでぽちった。 文章が平易ではないからこそ、読み応えがあっていい(^O^)
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まず、努力主義と呼ばれるものを、自分のやり方を変えることのできないエゴイズムと斬って捨てる。 返す刀で、専門家だったり、プロや一流について勘違いされてる認識をバッサリいく。 顧客満足に成り下がっている大学や、専門教育に接遇教育をない交ぜにした教えかたなども、斬って斬って斬りまくっ...
まず、努力主義と呼ばれるものを、自分のやり方を変えることのできないエゴイズムと斬って捨てる。 返す刀で、専門家だったり、プロや一流について勘違いされてる認識をバッサリいく。 顧客満足に成り下がっている大学や、専門教育に接遇教育をない交ぜにした教えかたなども、斬って斬って斬りまくって微塵切りにしていく。 生半可な理屈じゃ誰も太刀打ちできない。それがこの著者の世界。 そして終盤のツイッター微分論では、まさに「いま」そのものが微塵切りにされているツイッターの本質に迫る。哲学的要素がちょっと難しいが、ツイッターこそが「ソーシャル」だという意味がよくわかる。 新人論と括るにはもったいない内容。 自分の見えてる世界のなんと小さいことか。
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新人、すなわちお金を払って勉強をしていた人が、仕事によりお金をもらう立場になったばかりの人たちに向けて書かれたものである。何度も読みたスルメ本だと思った。 発達障害視点で見ると、普通の人が、なんとなく、理解し行動している点をある視座から見下ろして書き出してくれたもののように感じる...
新人、すなわちお金を払って勉強をしていた人が、仕事によりお金をもらう立場になったばかりの人たちに向けて書かれたものである。何度も読みたスルメ本だと思った。 発達障害視点で見ると、普通の人が、なんとなく、理解し行動している点をある視座から見下ろして書き出してくれたもののように感じる。もっと早くに出会うべきだったと思う。 とはいえ、新人と呼ばれた時から二十年も経つがこの本の述べるところの半分も理解してたいし、行動もできていないと感じる。 本を読むとは、その本の魂が書いてある部分を見出すことにあるという。そんな読み方はしていなかったと思った次第である。著者の動機を入射角、解決の場所を出射角という吉本隆明の言葉を引用しているが、テキストに込められた視座を理解するという意味で理解した。 「文句なしにいい作品というのは、そこに表現されている心の動きや人間関係というのが、俺だけにしかわからない、と読者に思わせる作品です。(以下略)」(『真贋』講談社インターナショナル•2007年) この引用も何かと使えそうなので記録しておこうと思う。
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なかなか重い一冊。前半から中盤あたりの話には考えさせられるものはあるがどうもツイッタ‐云々以降は本当に重かった。 しかし、こういう考え方を持っている人がもっと教育に力を入れてくれたらいろいろと変わるのかもしれない。そしてそのような変化なら大いに受用したいと思う。
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酒場でおじさんのお話を適当に聞くような、軽い気持ちで読めた。 学術書かと思ったら案外ハウツーものでした。
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AMAZONでずーっとベストセラーになっていて、「一番欲しいものリスト」にもいつも入っているので気になって、買ってしまった。こんな本、見たことない。一見、啓蒙書や手抜きのブログ本のように見えるが、読み進むにつれて、著者が言いたいことが一貫していることがわかる。津田大介さんの帯にあ...
AMAZONでずーっとベストセラーになっていて、「一番欲しいものリスト」にもいつも入っているので気になって、買ってしまった。こんな本、見たことない。一見、啓蒙書や手抜きのブログ本のように見えるが、読み進むにつれて、著者が言いたいことが一貫していることがわかる。津田大介さんの帯にあるように、万華鏡のような本なのだ。教育の本は原理的なことが不足していているし、哲学の本は原理しかなくて、どちらも物足りないが、この本が万華鏡であるのは、実践的だからだと思う。一生そばに置いておきたい本になりそうだ。
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内容はバラバラで本としてのまとまりは全くない。題名も内容を表していない。が、物理的な1冊の本にはなっている。たぶん著者はそれを意図してやったのだろうと思われる。(でなかったら過去ネタを本にしただけの単なるやっつけ仕事でしかない。) 勤務する専門学校の入学式・卒業式の式辞の文字起こ...
内容はバラバラで本としてのまとまりは全くない。題名も内容を表していない。が、物理的な1冊の本にはなっている。たぶん著者はそれを意図してやったのだろうと思われる。(でなかったら過去ネタを本にしただけの単なるやっつけ仕事でしかない。) 勤務する専門学校の入学式・卒業式の式辞の文字起こし。どっかの講演内容の文字起こし。ブログ記事。対談記事。果てにはツイッターでのつぶやきの羅列まで、公私にわたるありとあらゆる話体の形式が1冊の本として提示されている。こういう風に見せ付けられると、言葉と文体の関係性というか、人に何かを伝える事の表現形式と効果・影響について考えさせれる。 言文一致ってたかだか100年ちょっとの歴史しかないはずだが、21世紀にはネットによる言葉のフロー化により新・言文一致というか、ある種の言文分離が起きているような気もする。400ページ以上の分厚い本が見た目に反して結構あっさりと読めてしまう事に功罪を感じた。
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ランダムに開くだけで気づきがあったり、心の支えになったりする本。と津田大介さんが帯で仰っている。 最後まで一通り読んでそのことがわかった。 ・ブログ、ツイート、公演というメディアの多さ ・就職、教育、読書、ツイッター、哲学などの論点の多様性 ・他に類を見ないほどの詳細な索引(著者...
ランダムに開くだけで気づきがあったり、心の支えになったりする本。と津田大介さんが帯で仰っている。 最後まで一通り読んでそのことがわかった。 ・ブログ、ツイート、公演というメディアの多さ ・就職、教育、読書、ツイッター、哲学などの論点の多様性 ・他に類を見ないほどの詳細な索引(著者も最後で述べてます) 自分は無謀な若者の範疇にまだ入るだろうか。 無垢な勉強が不足して後悔の勉強をしてるかもしれないのだけど、分厚い専門書を読むのにはまだ間に合うだろうか。。
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アルバイトで息詰った時に手に取った本。 このタイトルの答えは、『努力ではできないことが世の中にはたくさんあるということ』という文が、最初に書かれています。 私はこの第一章で即にお腹がいっぱいでしたが、それよりも濃い内容が沢山書かれています。勉強するための解説書のための解説書であり...
アルバイトで息詰った時に手に取った本。 このタイトルの答えは、『努力ではできないことが世の中にはたくさんあるということ』という文が、最初に書かれています。 私はこの第一章で即にお腹がいっぱいでしたが、それよりも濃い内容が沢山書かれています。勉強するための解説書のための解説書であり、この内容を理解できないまま社会人にはなれないと恥じました。 そしてかならず大学に入ろうという決心にも繋がる本だと思います。何度も何度も読み返して、芦田さんが吉本さんのおもいを伝えたかったように自分のものとして活かせるように頑張ろうと思いました。
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